システムのバージョンアップ – 費用(コスト)編

こんにちは、広報担当です! 毎日暑い!

お日様さんさん

お日様さんさん

 

 

さて、今日はシステムのバージョンアップ(機能追加、システム改善)のコストについてお話します。

先に今回の結論を置いておきます:

  • 既存システムの機能追加は、できるとは限らない
  • できるとしても、かなりの時間とお金がかかる
  • それでもやりますか? よくご検討ください。

 

そのシステム、いつまで使えますか?

システムは、一度作ったらずーっとそのまま使い続けられるかというと、そうでもありません。
なぜか?
運用面から言いますと、

  • もっと簡単・便利にしたい
  • 実は仕様が間違っていて、直したい
  • 他にも機能を追加したい
  • 取引先の都合などで仕様を変更する必要が出てきた

などの理由が考えられます。

システムの都合で言いますと、

  • プログラム言語・フレームワーク・データベース・サーバーなどが古くなった

これです。

運用面での改善点は、それを使ってられるユーザーの身に染みてわかることです。
しかし、システム面での改善点は目に見えにくく直接感じることが少ないために、ユーザーに見過ごされていることがよくあります。

もとより、システムの寿命は平均して5年程度と言われています。
がんばっても、なかなか10年までは難しいところです。
基幹系のシステムであれば10~15年はいけるかもしれませんが、当社が開発しているウェブ・システムは技術革新のスピードが速い、すなわち既存の技術の陳腐化も早いために、システムは短命になりがちです。

規模の大きな基幹系のシステムであれば、導入と運用に多額の費用がかかるので、そもそもそれなりの期間使い続けられるものでないと元が取れません。また、導入する企業規模もやや大きめ~大きな企業となるはずです。
当社のお客様である中小企業は、当然規模は中小~零細・個人になりますので、コストもなるべく抑え、必要な機能に絞ったシステムを、短納期で開発し提供する場合がほとんどです。
小さく作るシステムだからこそ、後からの機能追加や仕様変更に対応しやすいというメリットがあります。
また、新しい技術をふんだんに取り入れているウェブ・システムなので、ネット環境さえあればいつでもどこでも使える、PCだけでなくタブレットやスマホでも操作ができるなどの利点もあります。

しかし、新しい技術は陳腐化しやすいのです。
これが、当社が開発するウェブ・システムのデメリットです。

 

システムとシステム会社の人生(?)綱渡り

ウェブと言われるものが生まれたのが1991年です。
そして、90年代後半には、ウェブ上でシステムが作られ、利用されるようになりました。
ウェブでないシステムはすでに広く使われており、システム会社はたくさんありました。
ウェブ・システムが流行するにはもう少し時間がかかりますが、基本的な知識や技術はこの頃から格段に増え、データベース・システムも便利なものが開発され使われるようになっていきます。

日本ではバブル景気の影響でシステムへの投資が多く、仕事の依頼が増え続けていた時期です。
しかし、その後ほどなくバブルは弾けました。
更に、世界的にテロが頻発したり、アメリカのリーマンショックが起こったりした影響で、システム会社が軒並み倒産する事態が発生しました。

システム会社が死亡の図

システム会社が死亡の図

システムはできた、使っている、しかしそのメンテナンスができるシステム会社は?
エンジニアは?
連絡がとれないとか、会社がなくなってしまったとか。
もしかしたら、まだシステムが作りかけなのに、システム会社が潰れてしまうようなこともあったかもしれません。

だから、お使いのシステムが仕様通りちゃんと出来上がって使えているということは、当たり前ですがラッキーだったのかもしれず、またそのシステムを開発した会社が継続してお世話をしてくれているのは、なかなかない幸運かもしれないのです。

小さく早く作るシステムは予算も時間も限られ制約に縛られることが多いので、削れるコストはとことん削って利益を確保しようとします。
では、何が削られるのでしょうか?
仕様書や操作説明書などのドキュメント(資料)作成が真っ先にやられます。
仕様は技術担当者の頭の中だけにあり、その人がいなければ他の誰もわからないなんてことはザラにあります。

暑苦しい話の合間に涼を…

 

システムをなんとかしたいと思ったら

今お使いのシステムをどうにかしたい、と思ったらどうしますか?

  • 不具合がずっと放置されているとか
  • 途中までしかできてないので、開発の続きをやって完成させたいとか
  • 完成してるけどもっと機能を追加したいとか

そんなことを思ったけれど、ではシステム会社にそれを相談することができますか?
できないとしたら、それはなぜでしょうか?

  • それまでの経緯から、信用ができないとか
  • 見積もり金額がどんどん上がるので別の会社に替えたいとか(替えたら見積もり額が下がる?)
  • 担当していた技術者がいなくなっているとか
  • システム会社自体がなくなってしまっているとか

当社が既存システムのことで相談を受けてお伺いして聞いたのは、大体このどれかです。
そして、ではシステムの資料はありますかと尋ねましたら、大体ないです。

仕様書も設計書もなく、操作説明書もなく、ただひたすらにそこにあるシステムの画面を見て、サーバーにあるプログラムとデータベースを調べるしかありません。

そんな感じですので、
「これこれの機能を追加したいので、お見積りをください」
と言われましても、簡単に見積もることができないのです。

では、見積もるために何が必要になるのでしょうか。

  • プログラム言語、フレームワーク、CMS、データベース、サーバーのバージョン・スペック等の確認
  • システムの内容解析(それほど詳細に、ではない)

まず、これです。
これをしないと、何のお話もできないのです。

急いで機能追加を依頼したいお客様には辛い話だと思うのですが、これをやらずには何もできません。
そして、これをやるには、お時間かかります。
お客様にすれば、ちょっとした機能追加をやってもらうのに、なんでそんなに時間かかるの?って感じになりますよね…。

しかし、未知の別会社が作ったシステムを、瞬時に理解して求められる機能を短時間できれいに追加することは不可能です。
まずは、

  1. 全体の確認
    (各種環境、バージョン、機能数などのシステムの全体的な把握)
    (さっくりです)
  2. お客様にとってよいと思われる対策の提示

ここまでは無料でやらせていただくことがほとんどです。
というのも、ここで単純に機能追加ができるのか、そうでないかを判断し提案させていただくことになりまして、そこでお客様がどう判断するかでこの後の作業が変わってくるからです。

では、当社であればどんな提案(対策の提示)を行うかと申しますと…
 A案:すべて作り直し
 B案:詳細な調査を行った上で、機能追加
このどちらかです。

「ちょっと機能を追加したい」と思っていたお客様に「全部作り直すべきです」とお伝えすると、そのお話は大体そこで終了します。ちーん。
そんなつもりではない、そんな費用も時間もない、ありえない。
そう思われることでしょう。

機能追加が可能なB案の場合でも、「詳細な調査や準備が必要です」とお伝えし、そのお見積りをまず提示するとお話が立ち消えに…。

しかし、意地悪とか儲けたいという気持ちで当社がそのような提案をするのではなく、やはりそこは、安全安心な状態でしっかりと業務をしていただくためには、そうすることが必要であるとシステムのプロが判断した結果を提示させていただいております。

ということで、今回の結論:

  • 既存システムの機能追加は、できるとは限らない
  • できるとしても、かなりの時間とお金がかかる
  • それでもやりますか? よくご検討ください。

以上です

システムの作り直しも視野に入れ、システムを使いたい、そのためにコストをかけてもよいのだ!とお考えの会社様は、ぜひ当社にご相談ください。

当社は、無茶や無駄な提案はいたしません。
費用も、ふっかけません。(必要な費用を見積もります)
現実的な、お客様にとっても当社にとってもいい感じの提案をさせていただきます。
よいものを得るためにはお金も時間もかかることをご理解いただき、ぜひ当社にご連絡を。
お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

システムを作る、使うことについて – 費用(コスト)編

 

 

 

お久しぶりの広報担当です!

気づけば元号変わってました。

時代が変わってた感…

 

有限会社奥進システムはウェブ・システムの開発会社です。

特に決まった業界や業種に特化していないので、お客様が作りたいと思うシステムを、その都度詳しく伺って作っていきます。
いろいろな仕事のお客様がおられるので、全然知らない、馴染みのない業種のシステムを作る場合は、業務知識ゼロからがんばって勉強しつつ作ることになったりします。

「どんなシステムを作るか」を決めていない代わりに、「どうやって作るか」という点は決めています。つまり、作り方についてはほぼ同じ方法でやると決めている訳です。
作り方が同じなら、例えば小麦粉と卵とバターを混ぜてこねると決めていたら、後はそれぞれをどれくらいの量にしてどのような形に仕上げるかを考えるだけです。

また、お客様の業界や業種を選んでいないと書きましたが、当社の規模で対応できるシステム開発案件の規模がありますので、あまり壮大なプロジェクトは無理です。
なので、お客様の企業規模という点では、おおよそ決まってきます。
当社は、中小企業と言われる規模のお客様がその多くを占めています。

さて、久々のブログ更新に前置きが長くなりましたが、システムを作って使っていくことのコストが今日のテーマです。

中小企業の経営者の方が自分の会社にシステムを導入したい、自社に合ったシステムを1から作りたいと思ったとき、どんなコストが発生するのか?

そんなことを、つらつらと語っていきたいと思います。

なんにもない、なんにもない…

お客様がシステムを作りたいと思い立ち、当社にお見積り依頼をいただいたとします。

お見積りは無料です。

ただし、お見積りをするためには、どんな機能のどんなシステムを作りたいかを明確にお伝えいただく必要があります。

例えば…

  • この伝票処理をもっと簡単に早くできるようにしたい
  • このデータをもっと簡単に早く検索したい
  • 過去のデータを複製、修正して再利用できるようにしたい
  • 遠隔地にある拠点間でデータを素早くやりとりしたい

と、こんな感じです。

そして、もう少し突っ込んで、

  • どのようなデータを現状どうやって使っているのか(現状分析)
  • 現状の何が問題なのか(改善ポイントの明確化)
  • 現状をどのように変えたいのか(システムの完成イメージ)

そんなことを伺っていきます。

ヒアリングはお見積りの作業の一環で、無料です。

しかし、材料の提供はお客様自身にお願いしていますので、お客様には最低限現状分析とシステム化のイメージは出していただくことになります。

それが難しい場合は経営コンサルタントみたいな人にお願いすることになるかもしれません。その場合は、その分のコストが発生します。

ちなみに、当社はコンサル業務はしていませんので、そのようなご依頼にはお応えできません…。

なんにもないところから現状の分析、その問題点の洗い出し、改善方法などを出していただく。

これ、実はお金はかからなくとも結構な苦労になる場合が少なくありません。
具体的な金額としては出てきませんが、これもコストの一環になると思っています。

最近はテレビ会議とか増えてきました

 

さて、開発

お見積りができました。

金額が見合えば発注いただいて設計、開発と進めていく訳ですが、ここで、開発費の内訳をご説明します。

開発会社によって多少変わってくるとは思いますが、当社の場合はこうです。

  1. 設計費
  2. 開発費
  3. 納品物の製作費

見た目にこだわるなら、これに「デザイン費」が追加になります。

(当社の場合は、社内システムが多いのでデザイン費をかけることは稀です。)

作り始めるとアイディアが浮かんできて、もっといろいろしたいと考えるかもしれません。

また、出来上がってみると「思ってたのと違う」ということもあるかもしれません。

そうなると、

  • 仕様追加費用(システムの機能を増やす、追加する)
  • 仕様変更費用(できているシステムの機能を修正、変更する)

が発生します。

作って作って作りまくるぜ、システム

 

 

システムを使い始める

システムを実際に使っていくには、必要なものがあります。

奥進システムが作るのはインターネットを使ったウェブシステムなので、まずシステムを載せてウェブで接続できるサーバーが必要になります。

①サーバー費用(レンタルサーバー)

次に、インターネットを使わなければならないので、通信費やネット回線の準備が必要です。

②通信費など(インターネット・プロバイダ契約とか)

そして、ブラウザが動くパソコン、これがなければシステムにアクセスできません。

③パソコンなどのハードウェア

また、システムは使い始めるとどんどんデータが溜まっていき、それはお客様にとっての大事な財産になりますので、もしもの時にそれが損なわれないようにしておくことが肝要です。
そして、もしもの時にはいち早く復帰できるように備えておきたいものですよね。

ということで、当社では最新のプログラムとデータのバックアップと障害時の対応をセットにした保守契約をお勧めしております。
保守契約に必要な費用は開発費の約10%とさせていただいております。

ちなみに、当社がサーバーをご用意し保守契約を結んでいただいた場合は、サーバー費を保守契約費に含み別にはいただきません。

④システム保守契約費用

また、システムにアクセスする場合のURLを、お客様独自のものにしたい場合は、ドメインの取得や管理が必要になり、それにも費用がかかります。

⑤ドメイン費用(取得、管理)

保守契約は本気でおススメします

 

実はこんなものも

ここまでは割と「そうだよね」と納得されるものだったかと思いますが、後から「あれ?」と気づくコストもあります。

来年1月にWindows7というOSのサポートが終了します。

Windows7が搭載されているパソコンは、もう誰もサポートしてくれなくなります。

ですので、後継OSを搭載したパソコンに替えていただきたいのですが、それにはOSを別に買って入れ替えるかパソコン自体を新しいOSが入っているものに買い替えることになります。
OSのサポート期限についてはかなり前からアナウンスされるのですが、普段なかなか気にすることもなく、ギリギリになってから焦ることは珍しくありません。

お使いのパソコンが買い取りなのかリースなのか、それによっても対応方法は変わってきます。

ウェブ・システム自体はWindowsのOSで動いていませんので当社が何かするということはなく、あくまでお客様が主体となって、安全安心にシステムを使っていただける環境を保っていただくようにお願いしております。

  • パソコンの買い替え費用

まーもうこれくらいだろうと思っているそこのあなた。

実は、まだあります。

割と落とし穴的なコストで恐縮ですが…

  • システムのバージョンアップ費用

これです。

 

システムはできたらおしまいではなく

少し専門的なお話になってとても恐縮なのですが、ぜひともお伝えしたいことなのでできればお付き合いをお願いします。

当社はPHPというプログラム言語でシステムを開発しています。

このプログラム言語には、バージョンがあります。後から後から、新しいバージョンが出てきます。

そして、プログラムを素でガリガリ書くのではなく、早く楽に開発するために、またセキュリティへの配慮などからフレームワークというものを使って開発しています。

当社が利用しているのは、CakePHPというフレームワークです。

そして、フレームワークにも、バージョンがあります。

もっと言いますと、システムのデータを持っているデータベースにもバージョンがあり、システムを置いているサーバーのOSにもバージョンがあります。

なぜバージョンが変わる(上がる)のか?

それは、より安全で便利にシステムを作り、使っていくための改良がなされるからです。

インターネットにアクセスするブラウザも同じです。最新版が一番よいのです。

ただ、いろんな条件を考慮していく中で、最新とそのひとつ前のバージョンぐらいが同居しているのは珍しくありません。
しかし、2昔前くらいになると脆弱性などの心配が出てきます。

当社は現在CakePHPのバージョン2で開発することが多いのですが、世間ではバージョン3が広まりつつあります。

まだバージョン1で稼働しているシステムもありますが、それについてはそのままそっとしておくか、できれば新しいバージョンに移行するのがお勧めです。

そのままの内容でバージョンを移行するか、もしくはこれを機に同等以上のシステムとして新しいバージョンで作り直すかの二択です。

この作業費が、「システムのバージョンアップ費用」です。

 

まとめ

ということで、今回の記事のまとめです。

システムを作って使うための費用(コスト)はこれだけあります。

作る(開発する):

  1. 設計費
  2. 開発費
  3. 納品物の製作費
  4. デザイン費
  5. 仕様追加費用(システムの機能を増やす、追加する)
  6. 仕様変更費用(できているシステムの機能を修正、変更する)

使う(運用する):

  1. サーバー費用(レンタルサーバー)
  2. 通信費など(インターネット・プロバイダ契約とか)
  3. パソコンなどのハードウェア
  4. システム保守契約費用
  5. ドメイン費用(取得、管理)
  6. パソコンの買い替え費用
  7. システムのバージョンアップ費用

システムのバージョンアップについてはまた別記事でお話をしたいと思います。

本日はこれにて。

記事更新はできてませんでしたが、システムの相談等は常に受付中です。

あなたからのご相談を、当社はいつでもお待ちしております。

 

 

 

 

 

ISO27001の維持審査がありました

昨年、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際基準であるISO27001認証を取得しまして、今年は取得から1年後の維持審査でした。

この長ったらしい情報セキュリティマネジメントシステムって何?とお思いの人がおられると思いますが、システム開発会社として結構大事なものなので、今回はその話題を取り上げることにします。

日本国内の規格と言えば、JISが有名です。

JIS=Japanese Industrial Standards 日本工業規格

 

 

工業標準化法に基づいて日本工業標準調査会が認める規格で、主に工業製品の標準化についてその役目を担ってきました。

JISは当初工業製品の標準化を進めていましたが、産業構造が変化するにつれて、カバーする範囲を広げていきました。

JIS Q 15001に基づきプライバシーマークの使用が始まったのは1998(平成10)年からです。

プライバシーマークを取得している企業は、個人情報の取り扱いについて、JIS Q 15001に基づいてしっかりやってると認められることとなります。

個人情報の流出が話題になることがある昨今では、プライバシーマークを取得しておくことに注目が集まっています。

しかし今や、グローバルな時代です。

日本国内の規格だけではなく、世界を見据えていくべきとの考えが徐々に浸透してきた結果、世界基準であるISOに準拠する動きが出てきています。

工業製品を製造し輸出するのであれば、やはり国際的に認められた規格への準拠が求められるからです。

ちなみに、

ISO=国際標準化機構(International Organization for Standardization:ISO)が制定する国際規格

です。

工業に関する規格だけでなく、個人情報の取扱を含む情報のセキュリティに関しても、ISOの規格があります。

ISO27001が、その規格の番号です。

このISO27001、実は個人情報の取扱だけでなく、企業・団体の中にあるあらゆる情報の取扱について定められています。
企業・団体の全体的な情報のセキュリティについての規格なのです。
つまりは、プライバシーマークよりも、取得のハードルが高くなっています。

奥進システムは、2014年にプライバシーマークを取得しました。

システム開発会社として、個人情報の取扱をちゃんとしているというお墨付きをいただく意味がありました。

しかし、2年後の更新時期に、ISO27001に切り替えることになります。
なぜか? 個人情報の取扱に限らず、会社全体として保持している情報資産を洗い出し、その管理について規定し実行していくことについて評価し認証を得ることが、今後の当社の企業活動に有益であるとの判断があったからです。

あまりにカタい話なので、これについては大体このへんまでにしておきますね。

2016年に、半年以上の準備期間をかけてISO27001を無事取得しました。

 

その一年後に、維持審査というものがあります。

取得から一年経ったけれど、規格通りに日々運用されていますか~というチェックが入る訳です。

取得時には、すでに認証に必要な情報マネジメントはなされているとの評価をいただいたのですが、正直なところ担当者は規格全体を把握しているとは言い難い状況でした。
いいと言われても、それが本当にいいのか、どういいのかが、よくわかってなかったのです。

一年後の維持審査までにはその状況を打破すべく、必要なドキュメントを見直したり手直しをしたり、社員研修を行ったり、いろいろとすることがありました。

情報セキュリティの観点から改善すべきものっていろいろありまして、しかし改めて考え、また維持審査時に確認すると、ISMSの運用における改善って、要は仕事全体の改善と同じやーん。

なんだか取得から一年たって、やっと本当にスタートラインに立ったような気がしています。
何のスタートかと言いますと、会社を情報セキュリティの観点から、改善しているための、です。
遅いけど…。

そんな訳で、維持審査が終わった時から、次の維持審査に向けて更なる改善が始まる訳です。

本来業務をこなしながら、ISMSの維持と運用をやっていくのは、楽ではないことです。

完璧にやるなんてもう、なかなか…。

でも、諦めずに地道にこつこつとやっていくことなんでしょうね。

これからもがんばりまーす。

 

 

 

行方を見守り、判決を待つ – 事件管理システム

事件も情報

今回ご紹介する事例は、弁護士事務所向けの事件管理システムです。

弁護士事務所に寄せられる様々な案件(刑事、民事とも)を登録し、それに関する情報も随時登録し、進行状況を確認することができるシステムです。

事務所に所属する弁護士や依頼人の情報も管理します。

進行状況も大事ですが、裁判になると期日の管理も重要になってきます。
弁論や調停、集会、判決前整理、和解もしくは判決など。審判や接見などもありますね。
それぞれがいつ、どこで行われ、誰が担当しているのか。

事務所内で仕事に関わる情報を共有し管理する一般的なシステムはあります。

しかし、弁護士の業務にぴったり合っていて、必要な機能だけを備えたシステムとなると、出来合いのものはまずありません。

また、出来合いのシステムを自分たち用にカスタマイズすると、かなり高額な費用がかかることは必須です。

 

 

システムのポイント

このシステムの一番のポイントは、弁護士の業務に特化していることですが、他に挙げるとしたら…

  • 事件の情報を登録し、関連する資料も登録できる
  • 各事件についての進行状況を一覧表示し、事務所全体の取り扱う事件が見渡せる
  • 複数の案件を担当していても、自分のToDoリストが期限の順番に表示、確認できる

ToDoリストなどはありがちと思われるかもしれませんが、その業種によってToDoに付加しておかなければならない項目が決まっていたりします。
それに対応して機能を設計するのが、オーダーメイド・システムの醍醐味ですね。

事件の陰にはシステムあり。

ノートも手帳もいいけれど、システムなら自分ひとりでなく事務所全員で情報共有ができるので、ToDoがたまってしまっているとか、他の人が担当しているのはどんな事件だとか、顔を合わす時間が少なくともシステムを通して他の人の業務が見えるのです。

ひとつの事件を複数の人で担当する時も、内容や資料はシステムに入れておけば「見ておいてね!」と声がけするだけでOK。

最近なら専用のサーバが要りますが、PDF形式ファイルやWord、Excelのファイルの中まで検索するシステムが構築できますので、資料が多いとか、過去のデータの再使用することが多いならオススメです。

今はどこの会社も過去に作ったファイルの整理が問題になっているようです。
「とりあえず電子ファイルにしとけばいいだろう」とWordやExcelで作ったファイルが、どこにどんなファイルがあるのか、ファイル名だけではわからなかったり、適切なフォルダに分けて整理されてなかったり。また、ファイル数も多くて保管する容量がたくさん必要になっていることも。
資産にするには無理がある状態…。
もしシステムにデータとして登録されていたら、キーワードで関係する資料を素早く見つけて再利用することが可能ですよ。

過去の資料を資産にするために

 

過去の事例や資料を大事に保管し、再利用していくためには、今やシステムは不可欠です。

人力でやるのはもったいない。

人は、人にしかできない仕事があります。

システムでできることは、システムに任せてしまいましょう。

大きなシステムでなくても充分です。システムをオーダーメイドで作ろうと思ったら、ぜひ有限会社奥進システムにご相談ください。

あなたからのご相談を、当社はいつでもお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウェブ解析士の資格維持試験に合格!

8月のブログ更新が9月1日になってしまいました…すみません。

昨夜布団に入ってから、「あ、忘れた。」と気づいたのですがそのまま寝てしまいました。

さて、本日の話題は久々にウェブ解析士ネタです。

 

ウェブ解析士は、資格取得のための講座受講生が2万人を超えたそうで、大きな所帯になってきたのを小さな事務局で回しているので、いろいろと大変なようです。

以前から「割と手作り感のある対応」と感じていたのですが、もうそれではおっつかなくなってきたそうです。

なんとかすべく改善を進めるうちのひとつとして、資格維持要件などが変更されました。

無料会員がなくなったり、「初級ウェブ解析士」の呼び方から「初級」を外したりということもあったのですが、上級ウェブ解析士の私が一番影響を受けたのは資格維持方法の変更でした。

今までは指定の講座を受講したり(input)、執筆や講演といった活動(output)をしていると維持要件を満たしているとされたのですが、今回からは指定された講座動画を閲覧し、試験を受けて合格することが求められるようになりました。

2017年 ウェブ解析士協会 資格維持要件・会員制度について

なんとかかんとかやっと先月合格にこぎ着けたのですが、これから試験を受ける方もおられると思いますので、参考までに私の合格までの道のりを書くことにします。

 

更新要件の変更告知来る

 

その発表があったのが今年の4月でした。

一応、動画のURLなどをメモしておいたのですが、5月は連休があったにも関わらず動画閲覧しないままに過ぎていきました…。

6月になり、やっと動画を見始めたのですが、テキストなどは全くなく、1時間以上ある講座の動画を見て内容を全部記憶するとか無理でしょう。

考えた末に、講座の中で使われているプレゼン資料を自分で作ることにしました。
ひと通り全部作ったら、一度試験を受けてみようと決めてやり始めます。
動画の中の資料はきっとPowerPointかKeynoteで作ってあると思いますが、私はWordで作成して、見出しと目次をつけたものにしました。

作成した資料はこんなのです。

ちなみに、試験は10月末までに受かればよいということになっていました。

最初は月の間に何度受けてもよく、6月以降は月のうちに一回受検ということになりました。

(受検方法の詳細については会員それぞれにメールでお知らせがあり、ホームページには今のところ掲載されていません。)

7月に入って新しい試験の受検を促すようにメールの連絡が来て、受検率や合格率なども発表がありました。新しい制度が始まったばかりでちょっと揺れていて、受検できる回数が変わったり、問題の出題形式が途中で変更になり合格率がかなり変わるなどの報告は面白いなぁと思いながら読みました。

で、6月中には資料は出来上がらなかったので、私の受検は次月に持ち越しになりました。

「とりあえず受けてみたらいいんでは?」という友人の言葉をよそに、業務終了後にカリカリと資料作りにいそしみ、やっと出来上がったのが7月中旬でした。

 

ついに受検

受検したのは7月27日です。

試験は以前やった協会のアンケートのように、ウェブ上のフォームで行われます。

合否判定はその場では表示されませんが、合格するには何問正解にしなくてはならないかが書かれていて、採点までその場でされるので、試験直後に自分が合格しているかどうかはわかってしまいます。

ちなみに、協会がやっているアンケートに答えるとその分1点もらえるので、合格できる確率が上がります。必ず受検前にアンケートに回答しとかないと損になる訳ですが、このアンケートは回答がすでに締め切られています。あしからず。

で、私が受検した結果はどうだったかと言いますと…アンケ―ト回答の1点を加点して、ぎりぎり合格でした。

ま、合格は合格です。

でも…危なかったー。

正式な合格発表は翌月の3営業日以内に協会のホームページにて受検番号の掲載という形で発表されるとのことで、受検が月末近かったのでそれほど待たずに発表があるはずと掲載を待っていました。

 

合格発表が遅れてヤキモキ

丁度、協会がホームページの部分リニューアルを行っている時に重なっていたようで、全然3営業日以内には発表がありませんでした。

発表と言っても合格した会員番号のみの掲載なので、自分の番号を探すのがちょっと大変。

それでも、なかなか7月分の合格者が掲載されないので6月分とある中でも自分の番号ないのかと何回か確認したのですがやはりなく…結局7月の合格者が追加掲載されたのは7月の半ばでした。

半月ぐらい、モヤモヤとかヤキモキとかしてました。

掲載された自分の会員番号を見てほっとひと息ついた訳ですが、ここで終わってもいられないのがウェブ解析士なのでした。

 

新しいコンテンツのキャッチアップ

受検のための講座動画の内容はなかなか濃かったです。
資格維持の要件は閲覧のみなので動画の中であるような課題提出までは求められていませんが、実際にこの講座を受けて課題を提出するのはハードル高いなーと思いました。

私は、業務でウェブ解析をすることは現状少なく、落ち着いて顧客分析をする機会もほとんどありません。

動画を見て内容をテキストに起こすと、求められているものがどんなものかおおよそ理解するところまでがせいぜいで、実際にそれを自分の力でやれるかと言えば怪しいところです。

8月末に協会のホームページで代表理事からの「事務局の対応と改善について」というタイトルのお知らせが掲載されており、その中で私のようなヘボい解析士のスキルをどうしていくかの対応などが言及されていました。

また、協会からはカリキュラム委員会の活動報告もあり、覗いてみると年々カリキュラムの内容が変わる&高度になる気がして、惧れおののいているのが正直なところです。

資格を維持していくには、やはり業界の新しい波については知っておくべきだと思います。

その一方で、実際に働くウェブ解析士は、その働き方、提案など、多様でかつ個性的であってよく、必ずしも専門用語バリバリの専門家然とした姿や雰囲気はなくてもよいような気がします。

それを両立するのが私の理想なのですが…その方法については、未だ模索中です。

ウェブ解析と提案は、資格がなくてもできるものですから、その辺の資格の差別化って大事なことで協会も考えているところなんでしょうね。

とりあえず私がやるべきことは、新しいカリキュラムや、会員に公開されている動画をちゃんとチェックしていくことからでしょうか。

自分の業務、お客様像、お客様の求めるもの、提案することなどを考え揺れ動く毎日ですが、それらをどうさばいて自分なりのスタイルを作っていけるのか?

ちょっと大げさになりましたが、合格して気が抜けている状態で次年度のカリキュラムについての情報が入り始め、あちゃーと思っている今の気持ちを書き留めました。

そう、合格して終わりじゃないんだよー。

でも、まだ合格してない人はまずそこがんばってね!

動画の内容と関係ない問題も出るけど、なんとかなると思うよ!

ウェブ解析士としての私の明日はどっちでしょう。

道はまだ続きます。

 

 

 

 

 

 

システムの種類について – もしくは「WEBシステムってなに?」

先日ある方とお話をしていた際に、途中からなんだか不思議な気分になり、そのまま話を続けているとそうなる理由が徐々に判明してきました。

その方と私はシステム開発について話していたのですが、私はWEBシステムの開発について話をしているつもりでも、相手の方はそうではなかったのです。

両者の前提が違っていたので、話しをしていてもどこかかみ合わないことがあり、それが私の不思議な気分を醸し出していたのでした。

なんでこうなるのの気持ちを表現

 

実は、システムには3つの種類があります。

  • スタンドアローンシステム
  • クライアントサーバーシステム
  • WEBシステム

当社はWEBシステムを専門に開発していますので、システムのお話をする際には常にWEBシステムのことをお話します。

ところが、お話している方がその時お使いのシステムは、スタンドアローンシステムでした。それ以外のシステムについてはご存じなく、そもそもシステムというものにいくつも種類があるということも知らずにおられました。

話しがかみ合わないはずです。

 

今は多くの職場でパソコンが使われていると思います。

そのパソコンに入っているシステム(≒ソフトウェア)で仕事をしていると思いますが、そのシステムの種類が3つあります。
あなたが今使っているシステムがそのうちのどれに当たるかを、下の図を見て考えてみてください。

歴史的に言うと、登場したのはこの順番です(さっきと同じ並び順)。

  1. スタンドアローンシステム
  2. クライアントサーバーシステム
  3. WEBシステム

パソコンの性能の向上や、ネットの技術の進歩に伴って、始めはスタンドアローン(「スタンドアロン」と伸ばさない言い方もあり)しか選べなかったシステムですが、クライアントサーバ(「クラサバ」と略すこともあり)やWEB(「ウェブ」と読みます)が登場してきました。

いつの時代も新しいもの好きさんがいたり流行があったりします。

また、情報セキュリティへの感心の高まりや配慮という流れもあります。

昨今はWEBシステムが全盛のようですが、組織ごとのポリシー等の関係で、3種類のシステムが混在しているのが現状です。

 

有限会社奥進システムはWEBシステムを専門に開発し提供している会社です。

お客様(になるかもしれない皆様)には、WEBシステムというものが何かを知っていただきたいと切に思っていますので、3つのシステムの種類についてここで順にご説明していこうと思います。

スタンドアローン

 

1台のパソコンにソフトウェアをインストールして使います。

ソフトウェア = プログラム + データベース

システムとして利用する際に、ネットワークを介して他のパソコン等につなぐ必要がないものです。

スタンドアローンとは、独りで(alone アローン)成り立っている(stand スタンド)という英語からきています。

システムに必要なプログラムとデータは、インストール後にそのパソコンの中に入っています。

データ = データベースの中身

システム = プログラム + データベース + データ

WordやExcelなどのOfficeソフトは、スタンドアローンのシステムです。

そのパソコンに入っていて、そこでしか使えないシステムが、スタンドアローンシステムです。

クライアントサーバ

 

プログラムの機能が多くなってくると、プログラムのファイルのサイズが大きくなってきます。

また、システムを使い続けるとデータベースの中のデータがどんどん増えてきて、増えたデータの中身を表示したり検索したりする作業がだんだんしづらくなってきます。

パソコンが高性能ならいいのですが、一般のオフィスに導入される多くのパソコンを全部高性能のものにするとお金がかかって仕方がありません。そこで考えられたのが、クライアントサーバシステムです。

高性能のサーバコンピュータを、それほど高性能でないクライアントコンピュータが共同で利用する仕組みです。

このシステムでは、サーバコンピュータとクライアントコンピュータのそれぞれに、専用のソフトウェアをインストールします。

データベースは、サーバの中にあります。

データベースのデータを使った難しい集計などの処理は、サーバの中のプログラムが受け持ちます。

クライアントは、集計結果を請求する・結果をもらう、と言ったそう難しくない機能のプログラムを動かします。

ただ、使う人は自分の操作がサーバとクライアントのどちらのプログラムを動かしているかはあまり意識することはありません。

WEBシステム

 

最後に、WEBシステムについてご説明します。

WEBシステムでは、プログラムとデータベースをサーバコンピュータにだけインストールします。

サーバへのプログラムのインストールは、通常システムを提供する会社が行います。

クライアントコンピュータでは、すでに入っているブラウザソフト(インターネット・エクスプローラなど)を使うことになりますので、システムのための特別なソフトウェアをインストールする必要はありません。

システムを提供する会社が、サーバの準備ができたと連絡してきたら、お客様はシステムを利用開始します。

インターネットに繋がる環境ができていて、ブラウザソフトが入っているパソコンがあればOK!

WEBシステムが選ばれる時、その理由の1つに、クライアントコンピュータへのプログラム・インストール作業がないことが挙げられます。オフィスにシステムを導入する際に、すべてのパソコンにプログラムをインストールするのは、なかなか時間のかかる大変な作業なのです。

そして、一旦すべてのパソコンにインストールができたとしても、パソコンが壊れて入れ替えになったり、新人さんが入って新しいパソコンが導入される度に、インストール作業をまたやらなければなりません。

WEBシステムなら、インストールは不要ですから、パソコンが新しくなろうと、新人が何人入ってこようと、オフィスではそれに伴う作業をする必要がありません。

また、プログラムを変更したり修正したりしても、サーバのプログラムだけが新しいものに入れ替われば、クライアントのパソコンからはどれでもがその新しいプログラムを即座に利用できるようになります。

インターネットの利用が盛んになった今、多くのシステムがWEBシステムに移行してきています。そのことを「クラウド化」と表現したりします。

しかし、よいことばかりではありません。

WEBシステムはブラウザを通して利用するシステムなので、ブラウザによって制限を受けることがあるのです。もしブラウザに不具合があって、それによってシステムが上手く使えない事態が発生しても、システム開発会社はブラウザの開発や配布には関わっていないので、ブラウザの不具合をどうすることもできません。

また、インターネットを利用するシステムなので、ネットがつながらないとシステムが使えません。

WEBシステムは、インターネットという現代的なインフラに依存した、現代的なシステムなのです。

WEBシステム開発、当社の場合

有限会社奥進システムWEBシステム開発と、ホームページ制作の両方をしています。

いろんな会社様の、様々なシステムを開発し、提供してきました。

また、ホームページについてのご相談もあり、ご予算に応じて制作させていただいています。

その中で、ドメイン管理やメールアドレスの管理などもさせていただいています。

お客様は、中小企業様が一番多くを占めています。

WEBに詳しいお客様は多くありません。ですので、できるかぎりわかりやすいようにご説明して、ご提案して、予算やスケジュールの調整もいたします。

これから初めてWEBシステムを作りたい。

ホームページも作ってみたい。

みんなのメールアドレスを作って、使いたい。

 

そんなご相談をまとめてお受けしています。

受発注管理、在庫管理、顧客管理、勤怠管理などのシステムをお考えの中小企業の経営者様

専門学校などの教育関連事業のシステムを検討されている法人のシステム担当者様

ネットショップの運営を改善したいとか、社内の連絡網の構築が悩ましいとか、従業員・パート・アルバイトのシフト管理を楽にしたいとか、そんなお悩みもぜひ一度当社にご相談ください。

ホームページついても、何かお困りであるとか改善したいとか、そんなご相談も受け付けています。

システム開発もホームページ制作も、当社ホームページに掲載しきれていない、たくさんの事例がございます。

WEBシステムでお仕事をよりよくしたい!というあなたのご相談、お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご意見、いただきます! – 会議前アンケートシステム

 

今回のテーマは「根回し」

日本全国に会員がいる、もしくは支社がある会社さんが、年に1回「総会」と称する会議を行い組織の運営などの関わる重要な議題について話し合うとします。

普段から顔を突き合わしている人同士でもなく、住む土地の常識や習慣も違っているもの同士が集まります。

会場までの往復にかかる時間とお金もバカになりません。

年に一度のこの会議では、参加者の意見をしっかりまとめて、きっちり決を採りたい。

しかし、時間が限られている。

今日は、そんな会議を運営するお客様からのご依頼で開発したシステムについてのお話です。

 

会議前に決をとっておく

会議の議題は最多で10件とのことでした。

議題の内容や参加者によって、あっさり議決できるときもあれば、持論を長々と展開したり話し合いが紛糾して長い時間がかかったりといろいろです。

会議の運営者であるお客様は、効率的参加者が納得しやすい仕組みづくりを考えました。

そして思いついたのが、あらかじめ賛成/反対を表明しておいてもらう、というシステムです。

名付けて、「会議前アンケートシステム」

参加者全員に、会議の前にシステムを利用してもらい、まずは議題を確認してもらいます。

表示する項目は下記の通りです。

  1. 議題タイトル
  2. 議題の内容説明
  3. 補足資料(PDFファイルなど、必要な場合のみ)

このセットが、最大で10件表示されます。

参加者はこれを見て、決められた期間内に各議題の賛成/反対を登録します。

  1. 賛成/反対
  2. 理由説明(50文字程度)

そして締め切り後、参加者それぞれの意見がすべて公開されます。

 

何が画期的だったか

なんといっても、会議をやる前にすでに賛成と反対の数がわかっていることです。

じゃあもう会議する必要ないねということではなくて、各議題についての賛成と反対はまだ議決ではなくて、それを踏まえた上でやっぱり会議は行われます。
すべての議題で多数決で決まるというものではないからです。

あらかじめ登録された意見をもとに議論をすると、予備知識が入っているので話が早く進みます

また、会議の運営者は参加者の登録した内容をシステムから出力して参照しながら進行を行うことで、賛成・反対双方の意見を取りこぼさずに引き出し議論することに成功しました。

今までは、会議の席で初めて顔を見る参加者があったり、自分の意見を表明できない不満があったりしましたが、システムを通して全員が自分の意見を表明する機会を得、お互いの意見を知り、運営側はそれらをまんべんなくすくい上げることができました。

システムがあったので、参加者の登録した内容や議題を、手書きせずに一覧表にまとめることができました!
(登録データをシステムから、CSV形式ファイルとして出力しました)

決して複雑なシステムではありませんが、このシステムを会議で利用することは参加者・運営者双方によい意味で衝撃的な変化をもたらしたのでした。

(ちなみに、やっぱりなかなか登録してくれない参加者もいたので、運営者からは何度か催促する必要はありました)

(議題によっては運営者が参加者にもっと詳細な意見を聞いたりしたこともありました)<=== 根回し!

 

ということで、会議の根回しにシステムを利用してみてはいかがでしょう?

ウェブ・システムなら日本全国、地球の裏側からでもご利用いただけます!

ウェブの強みってなんだと思われますか?

沢山あると思いますが、

  • 時間に縛られない
  • 場所に縛られない

という2点は大きいと思います。

今回の事例では、会議の参加者それぞれが、指定された期間中の好きな(都合のいい)時に、好きな(都合のいい)場所で意見表明を行いました。

もしかしたら、会議当日にどうしても参加できない人も、不在者投票のようにあらかじめ意見表明をすることができたのです。

これと似たようなことができれば、改善されるお仕事や職場はありませんか?

もし思いつくことがあれば、それをぜひ有限会社奥進システムにご相談ください。

ウェブでお手伝いできることがあれば、駆けつけて提案をさせていただきます。

ちなみに、当社も時間や場所に縛られない働き方を求めて日々チャレンジしています。
そんな当社だから、お手伝いできることがあると考えています。

御社からのご相談、お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

システム開発会社の選択基準

こんにちは!

2か月もご無沙汰してしまって、すみませんでした。
やはり、年度末の3月と年度始めの4月はバタバタですね…。

さて、久々のシステム開発あれこれブログですが、今回はなかなかハードなテーマでお送りいたします。

そのテーマとは『システム開発会社の選択基準』です。

 

皆さんは、システムを導入したいとき、システムを改善したいとき、どんなシステム会社をどのような基準で選びますか?

その為には、どのような情報をいかにして集めますか?

今回の記事はあくまで選ばれる立場から書くものですので、当てはまらないところや足りないところがあるかもですが、それについては後でこそっと担当者にお知らせいただければ幸いです。
(で、こそっと記事を直しておきますので)

 

さて、システム開発会社です。

どうやって選びましょうか。

ポイントになりそうな部分をいくつか挙げてみます。

  1. 価格
  2. 相場(感)
  3. 納期
  4. 会社情報
  5. 今までの実績
  6. 技術力
  7. 提案力

それぞれについて、詳しく考えていきましょう。

価格

 

なんと言っても、これでしょう。

システム化に当たって、発注しようとする会社さんには、取れる予算というものがあります。

これこれ、このようなシステムを作りたいんだが、とシステム会社に見積もりを頼み、その金額が予算に合うかどうか考える訳ですね。

予算と見積もりを比べて、安過ぎると怪しいし、高過ぎれば支払えません。

個人事業主と法人を比べれば、一般に個人事業主の見積もりの方が安くなります。(一部のスーパー個人事業主を除きます)

それはなぜかと言えば、個人事業主は個人でやられてますので、その方がもし仕事の途中で倒れたらその開発案件はとん挫する可能性があったり、後々のフォローも他の案件で手がいっぱいならしてもらえるとは限らない、要は個人が責任を持てる範囲が法人に比べて小さいので、見積もりの金額もそれに合わせて小さめになるのです。

では、法人の場合はどうかと言いますと、規模の大小はありますが法人ですのでひとりでやってるのではないと言うことで、担当者が不在や多忙の場合でも他の担当者を立てて対応することができると言う建前があります。事務所を構えて法人格を維持しているということは、それなりの維持費人件費その他いろいろかけつつ開発環境を作って仕事に当たっていますので、仕事をする際にはそれなりの金額となる訳です。

どちらがいいとは一概に言えません。

安さを求めて個人の方を選ぶことも、信頼感を買う意味で法人を選ぶこともあります。

選択の基準は金額だけではありませんので、複数社からあまり違わない見積もりが出てきた場合には、金額以外の要素を検討していきます。

 

相場(感)

すでにシステム導入経験があったり、実はシステム会社にいたことがあったりする方がシステム導入の見積りを見た時、「この金額はありえない…」と思うことがあるかもしれません。

また、常々システム導入を考えて情報を集めていると、出てきた見積もり内容に不審を抱くことがあるかもしれません。

もし「あれ?」と思うことがあれば、その見積もりを出してきた会社や担当者に、その根拠や理由を尋ねてみてください。

お金を出す方がそれを訊くのは当然のことです。

ただ、そこで注意していただきたいのが、尋ねる方の経験や知識でその見積もりや根拠をどれくらい検証できるかということです。

IT関連業界は日進月歩です。

昔取った杵柄がいつまでも通用するとは限りません。

その経験やその知識が、今使えるものであればそれをもって見積もりの妥当性を量ることができます。しかし、そうでない場合は、提案してきたシステム会社といくら話をしても平行線になってしまうかもしれません。

納期

もし、決まった時期にシステムを導入しなくてはならない場合、その納期に間に合わせてくれるシステム開発会社にお願いしたいですよね。

実は二か月かかるシステム開発作業を一か月でやるとなると、人員を通常3人でやるところを6人にしてやるなどするわけですので、期間が半分になるからと言って費用が半分になるということはありません。

内容にもよりますが、段階的な導入で当座の〆切を凌いでいく方法なども可能かもしれませんし、慌ててシステムを作ると何かと不具合が起こりやすくはなってしまいますので、スケジュールについては充分考えていただきたいところです。

大体において、急ぐと価格は高くなります。特急料金になります。

システムのことに明るくなく、すぐできると思ってたけど違うのか、がっかり、というケースもままありますので、システム導入の相談の際には早め早めを心がけていただくと、システム開発会社は喜びます。

他の仕事との調整も発生しますので、事情は説明しつつ、お互いにできることを話し合い、建設的な雰囲気でいけることが理想です。

会社情報

今や小さな会社でもホームページを持っている時代になりました。

システム開発会社、特にIT系バリバリのシステム開発会社であれば、自社のホームページは持っていて公開していることでしょう。

システム開発を依頼できる会社かどうか、そのホームページを見て、「会社概要」などのタイトルのページをご確認ください。

従業員が何人くらいいる、どんな事業をやっているのか、得意な分野は何か、社長はどんな顔か…勿論場合によりますが、ホームページの会社情報は、お見積り以外のその会社を選ぶために使える情報です。

何かあった時にすぐに連絡できるのか、来てくれるのか、という点が心配なら所在地が近いところにある会社がよいでしょう。

しっかりした大きな会社に任せたいなら、創業年・資本金・従業員数などの数字をチェックするかもしれません。

ホームページを持っているのが普通の時代になっているからこそ、IT系の会社はそのホームページをきちんと整備しておいた方がいいと言う会社もあれば、そこにこだわらない会社もあります。

あなたはどこに着目されますか?

今までの実績

前項の会社情報に似て、よくホームページに掲載されている「今までの開発実績」「開発事例」などです。

会社のパンフレットにも掲載しますね。

そのどこを見て欲しいかと言いますと、

  • 依頼したいシステムと似たシステムの開発実績があるかどうか

はもちろんですが、

  • 取り引き先が自社と似ているかどうか

当社であれば、大企業というよりは中小企業向けのシステム開発実績が主になります。
もしくは、大企業グループの中の組合とかでしょうか。

大企業のシステム、特殊な業務のシステムは、開発する会社を選ぶと思いますので、その辺をチェックする、またはシステム開発会社の営業に尋ねてみてください。

技術力

システムの専門家でない発注側ではなかなか判断しづらいところではありますが、そのテの実績があるのかなどから推測することになるかと思います。

詳しい技術的なことは聞いてもわからないかもしれないのですが、その際にはシステム開発会社の営業さんがどんな説明の仕方をするのか観察してみてください。

もし発注すれば、しばらくかもしくは長期間つきあうことになる担当者です。

システム素人相手にどんな説明をしてくれるのか、こちらの不安や不満をわかってくれるのか、それもシステム開発会社としての技術力だと思います。

システムをきれいに仕上げる技術力は、あって当然です。

最初の説明から開発中のやり取り、納品時の対応など、すべてにおいてシステム開発会社の技術力が試されます。(少なくとも当社はそう思っています。)

また、当社は特定業種に特化したシステム会社ではないので、お仕事をいただく度にその会社の業務内容を聞き取って仕様に詰めていく技術力が必要です。

宣伝になりますが、当社がモックアップ(システム模型)を先に作って仕様を確認いただくという作り方をするのも、当社の技術力の一端であると思っています。
お客様と円滑に仕様を作り、ご確認いただき、開発していくために敢えて作った工程がそれなのです。

提案力

今までの話しに重複するところがあるかもしれませんが、システム開発にあたっては価格や納期など条件がいくつかあることが普通だと思いますので、それをクリアできるような提案力を持つ会社を選んでいただきたいと考えています。

予算に限りがあり、見積もり価格とかけ離れていたとすれば、それをどう近づけるか、またはお客様の事情を伺って予算の取り方や時期などをご提案するとか。

納期がどうしてもここでないと、という場合には、どのように進めていけばそれに間に合うか、間に合う体にできるのかとか。

不正なことはもってのほかですし、お客様のご都合を無視したことも開発現場を無視したこともダメです。

できないことも、できると言ってはダメです。

いろいろと考慮して、建設的で、お客様の満足度が高まるような提案をしてくれる、そんなシステム開発会社がいいと思うのです。

 

さてさて、自らの首を絞めているかもしれないようなことをつらつらと書いてしまいましたが、システム開発会社選びには、困っていらっしゃることが多いと思いますので、かなり私情が入っているかもしれませんがこのようなテーマを選んでみました。

ちなみに、有限会社奥進システムは中小企業向けのお仕事に関わるシステムを得意としています。
受発注管理システム、見積書作成などを行う営業支援システム、在庫管理システム、顧客管理システムなどです。
ショッピングサイト制作や、ホームページ制作もやってます。

弊社と話してみたい! 頼んでみたい! ちょっと相談したい! と思ったあなたはぜひ下記をクリックしてください。3営業日以内に担当者よりご連絡差し上げます。

長文におつきあいいただき、ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

昭和なシステム 再構築のススメ

先日、ある団体の事務所を訪問する機会がありました。

その目的の訪問ではなかったのですが、現在お使いのシステムの話題になり、折角なのでどのようなものか見せていただくことになりました。

話しを伺ってみると、そろそろリニューアルを検討されている古いシステムということでした。

事務所の中に入らせていただき、まず目についたのはこれでした。

どーん。

ドットインパクトプリンタです。

専用帳票用紙を使って、このプリンタで伝票を出力されていました。

正直に告白しますと、懐かしさでテンションが上がりました。

 

で、お使いのシステムはどのようなものですかとお尋ねすると、Accessで構築しているものとのことでしたのでパソコンを見せていただきました。

OSが、Windows95でした。

 

 

 

そして更に、かなり懐かしいメディアを発見しました。

3.5インチのフロッピーディスクです。(更にテンションが上がりました。)

 

銀行の入金データを一旦このメディアに書き込んで、システムでそれを読み込んでいるそうです。

可能な範囲でシステムをお使いになっている状況など拝見したのですが、長年お使いになっているシステムでありがちなことで、レスポンスがとても悪く、重い状況が見てとれました。

会員管理をしているシステムで、各会員に会費の領収書を圧着はがきに印刷した形で郵送されているのですが、専用帳票とともに非常にコストがかかるとのお話でした。

ここまでをまとめて言いますが、これはまさに「昭和なシステム」です。

突っ込みどころはたくさんありますが、なるべく冷静になって改善点をあげてみようと思います。

 

1.帳票まわりの改善

プリンタの価格はたった数年で随分下がりました。

現在は業務でも安価なインクジェットプリンタ、きれいな印刷品質にこだわるならレーザープリンタをお勧めしますが、どちらも用紙はいわゆるコピー用紙(PPC用紙)でOKです。

こちらのドットインパクトプリンタで使われている専用帳票用紙は、現在1枚あたりのコストが25~30円ぐらいになります。ちなみに、PPC用紙の場合は、1枚あたり1円しません。

プリンタ自身も、もし故障しても修理する部品が手に入るかどうかわからない状況です。

一旦故障して印刷ができなくなると、途端に帳票出力がまったくできなくなるというリスクを負っている訳です。

また、領収書を圧着はがきに印刷して郵送するということをやっており、こちらのコストも大きいので、領収書はメール送付に切り替えたいとのお話でした。そうすると、用紙も郵送料もかかりませんね。

2.利用メディアの改善

フロッピーディスクの利用はやめた方がよいと思われます。

すでに、普通には購入できないくらい今では珍しいレガシーなメディアですし、そのためのドライブも壊れたら替えの入手が困難です。

更に、新しいパソコンがそのデバイスに対応しているのか怪しいので、こちらについても使い続けるにはリスクが伴います。

現在では容量の大きなハードディスクが安価になっていますし、ファイルを交換するのにメディアに書き込むことも必ずしも必要ではありません。メディアのコストも削減の余地があります。

3.システムの改善

話題の本丸です。

実はこのパソコン、ネットに繋がっています。そしてセキュリティソフトも導入されています。

しかし、古いOSにはセキュリティホールがあったりしますので、常に最新(に近いもの)に更新しておくことをお勧めします。(ウェブ利用の場合は、ブラウザも最新バージョンにしておくことをお勧めします。)

(※ただし、デバイスドライバなどの関係で最新OSにできない場合は除きます。)

それから、Accessで構築しているシステムですが、

  • 「遅い」「重い」という使い勝手の悪さ
  • 外部から情報を参照できない不便さ
  • 使っていない機能がある

などの改善すべき点があります。

外部からタブレット端末などでシステムの情報にアクセスしたい場合は、ウェブシステムへのリニューアルがお勧めです。

勿論、その場合はセキュリティに配慮した設計が必須です。

 

システム改善にあたって特に注意するところ

このように、機器構成もシステムの中身も昭和感がいっぱいのレガシーシステムは早急に改善していただきたいのですが、現実的なところで改善の際に注意していただきたいポイントをお伝えしますのでぜひご一読ください。

  • 必要な機能がどれかを確認する
  • 必要な予算を確認する
  • 現場に導入できる方法を確認する

それぞれの詳細をご説明します。

 

必要な機能がどれかを確認する

今まで使っていたシステムの中で、実は使っていない機能やメニューはありませんか?

取引先などの変更、仕事の中身の変化で、使わなくなったり使えなくなった項目などはありませんか?

システムを改善する際には、その辺りの棚卸もしてしまいましょう。

必要な予算を確認する

必要な機能を実装するためには、一体どれくらいの予算が必要になるのか?

あるいは、どれくらいまでを予算にできるのか?

新システムの導入は、設備投資です。どれくらいを、どのようなスケジュールで投資するのかをしっかりと考え、現実的で無理のないスケジュールを検討しましょう。

また、場合によっては同じ機能でもいくつかのやり方があり、それぞれにかかるコストが変わってくることがありますので、率直に相談と検討を行うことをお勧めします。

現場に導入できる方法を確認する

現場で実際にシステムを操作・運用する担当者のITスキルはどうですか?

それによって、画面や操作性を調整していく必要があります。

若くてパソコンに慣れているのか、若いけれど普段はスマホを使っていてパソコンは持っていないとか、年齢が高くて画面の小さい字は見えにくいとか、現場の利用状況を確認し、見た目の調整だけでなく研修を実施した方がいいこともあります。

導入を段階的に行うか一括で行うかということもあります。

 

いろいろと面倒だな…と思われましたか?

でも、大丈夫。

奥進システムのように、企業の業務管理システムをずっと開発してきた開発会社なら、お客様の要望や困ったことを聞き取り、ポイントを押さえた提案をいたします。

中小企業様のシステムの困りごとの相談は、いつでも受け付けております。

まずはお問い合わせください。お待ちしております。

 

 

 

 

とにかく、まとめて!- 物件管理システム

情報をパソコンで管理しよう

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ここは、とある不動産会社です。

実は、かなりたくさんの物件を管理しています。

一番多いのは、オフィスビルです。次いで、マンションです。

一戸建てもあり…駐車場も。

 

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オフィスビル

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マンション

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戸建て住宅

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駐車場

この会社、物件の情報は最初紙で管理していました。

書式に従って管理票となるA4サイズの紙に手書きで情報を埋め、種類ごとエリアごとにファイルしていました。

その管理方法に限界を感じた時、丁度パーソナル・コンピュータが普及し始めていたので、Accessによる物件管理システムを構築しました。

この時点で、お客様との商談については、まだ紙での管理が続いていました。

ダウンロード

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そして時は移り・・・

 

インターネットの時代がやってきた!

不動産会社は不景気の波を乗り越えて、現在いくつかの支店を持つようになりました。

支店が増え、社員が増え、管理する物件も増え続けた結果、物件情報の管理について考え直すべき時だと社長は決断しました。

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決断した社長

新しいシステムの条件は下記です。

  • 物件の種類を問わず、一括管理できること
  • 物件情報の検索・閲覧・更新がどの支店からもできること
  • 物件に関わる商談情報も、物件と一緒に保存・閲覧ができること

ということで、新しいシステムでは、今まで紙で管理していた商談情報も電子化されることになりました。

 

何がいけなかったのか?

しかし、ここで少し振り返ってみましょう。

Accessによる物件情報管理システムは、何がいけなかったのでしょうか?

なぜインターネットを使ったシステムにしなくてはいけなかったのでしょうか?

Accessによるシステムは、インターネットを使わない社内システムだった
社外からシステムにアクセスできなかった
アクセスしたい時が増えていたのに、対応できなかった

社外から物件情報システムにアクセスしたいのは、どんな時だと思いますか?

社外にいる時 = お客様を物件にご案内している時

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もっと他の物件を、その場で提案しようとしたら?

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それから、物件に関わる情報を、現場から素早くシステムに登録したいと思ったら?

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それから、もうひとつ、紙管理だった商談情報をシステム化し、物件情報と一緒に保存・閲覧ができるようにしましたが、そうする必要とはなんだったのでしょうか?

そのようにしていない時に何が問題だったのでしょうか?

1つの物件についての情報を、複数の場所から取り出す手間と時間がかかっていたことです。
つまりは、その分お客様をお待たせすることになります。

商談情報の分析ができる状態ではなかったということもあります。
売れる物件、売れない物件があり、その理由や特徴は商談の内容を分析することでわかる部分があるにもかかわらず、紙の状態で商談情報が保管されていては集計したり検索したりすることができません。

今回のシステム化では、社外から物件情報を検索・閲覧することができるようになりました。

また、物件に関わる過去の商談を素早く取り出して、新規の商談の際にその情報を活用できるようになりました。

※商談情報の分析については、予算と運用を鑑みて次期開発に持ち越しとなりました。

  • 予算=足りない
  • 運用=新しいシステムで、急にたくさんの機能を使いこなせない

 

中小企業さん、いらっしゃい

突然ですが、有限会社奥進システムは中小企業向けの業務管理システムをオーダーメイドで作る会社です。

限られた予算で、業務をラクにするシステムを提案し、開発します。

今回の不動産会社のシステムでは、求められる要件がはっきりしていましたので、それをクリアできるように考えました。

また、実際に現場でシステムを運用(操作)する人がどれくらいパソコンのスキルがあるかも聞き取りを行い、画面設計をしました。

オーダーメイド(受託)開発は高い?

本当に必要な機能が、使いやすい形でできあがってくるなら、高くはないと考えます。

もしシステムについて検討されおられましたら、一度相談してみませんか?

相談は無料です!

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御社からのお問い合わせを、お待ちしておりまーす!!