中小企業向けシステム開発の流れ
システム開発は、家づくりに似ています。
大きな流れを並べてみると、下の図のようになります。
システム開発の場合
-
設計フェーズ
- 要件定義
- 設計
-
開発フェーズ
- 開発
- テスト
-
- 本番稼働
家づくりの場合
-
- 基本プランニング
- 設計
-
- 建築施工
- 検査
-
- 引渡・入居
要件定義
どのような目的で、何をするシステムを開発するのか、そのシステムには何か必要か等、基本的なことを決めていきます。家づくりなら、誰の、何のための、どんな家にするかを決めるところです。
①ヒアリング
お客様が求めるものを聞き取り、それを実現するためにはどんなシステムでなければいけないか、必要なハードウェア・ソフトウェアはないかなどをまとめます。
②基本設計書の作成
ヒアリングの結果を基本設計書にまとめます。
設計
実際に作る仕様を細かく決めていきます。欲しい機能からシステムのメニューや帳票、メールのやりとり等をどのようにし、どのよう作っていくかを決定します。家づくりなら、模型で確認しながら、設計図を起こすフェーズです。
③設計(画面設計・全体設計)
必要な機能を実現するための操作画面を作成し、見た目、機能、機能に必要な画面の入出力項目を作り込みます。
画面設計によりUIが決定するので、そこから画面では見えないシステム内部の動きやデータベースの設計をし、システム全体の設計を完成させていきます。
奥進システムでは、この時点でシステムに必要なすべての画面を作成します。
作成した画面は、パソコンのブラウザでできあがったシステムのように実際に見ていただけるものになります。これをモックアップ(システム模型)と呼んでいます。
モックアップを作ることでシステムのできあがりのイメージをお客様に確認していただき、開発に入る前に細かい仕様まで詰めることができるようになります。
このモックアップが、使えるシステムづくりでは重要になります。
開発
設計ができ、仕様が決まりましたので、いよいよ実際に作る作業に入ります。プログラマがプログラミングを開始し、個々のプログラムの動作テストまでを行います。家づくりなら、大工さんが設計図に従って作業を進めていきます。
④詳細設計
各機能の実現にはどのようなプログラムが必要で、その数が何本になるかを確認し、細かい作り方を決めていきます。同時に、製造担当者とスケジュールを決定します。
⑤プログラミング
プログラム作成と、単体テストを行います。次に、各プログラムを連動させた結合テストを行い、システム全体が設計通りに動作することを確認します。
テスト
できあがってきたシステムをお客様に操作していただき、決まった仕様通りになっているか、致命的な設計ミスはないかの確認をしていただきます。家づくりなら、設計者・工事責任者・施主全員による最終検査です。
⑥顧客テスト
お客様にシステムが使えるように環境を作成後、お客様にデータ入力し使っていただきます。
設計の通りか、実運用で問題ないかを確認していただき、もし問題があればシステムの調整を行います。
本番稼働
お客様が、できあがってきたシステムを運用する為の最終準備を行います。運用開始に先立ち、必要なデータはあらかじめ入力しておく必要があります。家づくりなら、引渡を受け、引っ越しをして荷物を運びこむ作業を行います。
準備が完了したら、お客様にシステムを提供し、運用を始めます。運用開始後にもし仕様と違う箇所が見つかっても、それが保証期間内であれば対応が可能です。(保証期間は半年です。それ以降はご相談ください。)