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8月のブログ更新が9月1日になってしまいました…すみません。
昨夜布団に入ってから、「あ、忘れた。」と気づいたのですがそのまま寝てしまいました。
さて、本日の話題は久々にウェブ解析士ネタです。
ウェブ解析士は、資格取得のための講座受講生が2万人を超えたそうで、大きな所帯になってきたのを小さな事務局で回しているので、いろいろと大変なようです。
以前から「割と手作り感のある対応」と感じていたのですが、もうそれではおっつかなくなってきたそうです。
なんとかすべく改善を進めるうちのひとつとして、資格維持要件などが変更されました。
無料会員がなくなったり、「初級ウェブ解析士」の呼び方から「初級」を外したりということもあったのですが、上級ウェブ解析士の私が一番影響を受けたのは資格維持方法の変更でした。
今までは指定の講座を受講したり(input)、執筆や講演といった活動(output)をしていると維持要件を満たしているとされたのですが、今回からは指定された講座動画を閲覧し、試験を受けて合格することが求められるようになりました。
2017年 ウェブ解析士協会 資格維持要件・会員制度について
なんとかかんとかやっと先月合格にこぎ着けたのですが、これから試験を受ける方もおられると思いますので、参考までに私の合格までの道のりを書くことにします。
更新要件の変更告知来る
その発表があったのが今年の4月でした。
一応、動画のURLなどをメモしておいたのですが、5月は連休があったにも関わらず動画閲覧しないままに過ぎていきました…。
6月になり、やっと動画を見始めたのですが、テキストなどは全くなく、1時間以上ある講座の動画を見て内容を全部記憶するとか無理でしょう。
考えた末に、講座の中で使われているプレゼン資料を自分で作ることにしました。
ひと通り全部作ったら、一度試験を受けてみようと決めてやり始めます。
動画の中の資料はきっとPowerPointかKeynoteで作ってあると思いますが、私はWordで作成して、見出しと目次をつけたものにしました。
ちなみに、試験は10月末までに受かればよいということになっていました。
最初は月の間に何度受けてもよく、6月以降は月のうちに一回受検ということになりました。
(受検方法の詳細については会員それぞれにメールでお知らせがあり、ホームページには今のところ掲載されていません。)
7月に入って新しい試験の受検を促すようにメールの連絡が来て、受検率や合格率なども発表がありました。新しい制度が始まったばかりでちょっと揺れていて、受検できる回数が変わったり、問題の出題形式が途中で変更になり合格率がかなり変わるなどの報告は面白いなぁと思いながら読みました。
で、6月中には資料は出来上がらなかったので、私の受検は次月に持ち越しになりました。
「とりあえず受けてみたらいいんでは?」という友人の言葉をよそに、業務終了後にカリカリと資料作りにいそしみ、やっと出来上がったのが7月中旬でした。
ついに受検
受検したのは7月27日です。
試験は以前やった協会のアンケートのように、ウェブ上のフォームで行われます。
合否判定はその場では表示されませんが、合格するには何問正解にしなくてはならないかが書かれていて、採点までその場でされるので、試験直後に自分が合格しているかどうかはわかってしまいます。
ちなみに、協会がやっているアンケートに答えるとその分1点もらえるので、合格できる確率が上がります。必ず受検前にアンケートに回答しとかないと損になる訳ですが、このアンケートは回答がすでに締め切られています。あしからず。
で、私が受検した結果はどうだったかと言いますと…アンケ―ト回答の1点を加点して、ぎりぎり合格でした。
ま、合格は合格です。
でも…危なかったー。
正式な合格発表は翌月の3営業日以内に協会のホームページにて受検番号の掲載という形で発表されるとのことで、受検が月末近かったのでそれほど待たずに発表があるはずと掲載を待っていました。
合格発表が遅れてヤキモキ
丁度、協会がホームページの部分リニューアルを行っている時に重なっていたようで、全然3営業日以内には発表がありませんでした。
発表と言っても合格した会員番号のみの掲載なので、自分の番号を探すのがちょっと大変。
それでも、なかなか7月分の合格者が掲載されないので6月分とある中でも自分の番号ないのかと何回か確認したのですがやはりなく…結局7月の合格者が追加掲載されたのは7月の半ばでした。
半月ぐらい、モヤモヤとかヤキモキとかしてました。
掲載された自分の会員番号を見てほっとひと息ついた訳ですが、ここで終わってもいられないのがウェブ解析士なのでした。
新しいコンテンツのキャッチアップ
受検のための講座動画の内容はなかなか濃かったです。
資格維持の要件は閲覧のみなので動画の中であるような課題提出までは求められていませんが、実際にこの講座を受けて課題を提出するのはハードル高いなーと思いました。
私は、業務でウェブ解析をすることは現状少なく、落ち着いて顧客分析をする機会もほとんどありません。
動画を見て内容をテキストに起こすと、求められているものがどんなものかおおよそ理解するところまでがせいぜいで、実際にそれを自分の力でやれるかと言えば怪しいところです。
8月末に協会のホームページで代表理事からの「事務局の対応と改善について」というタイトルのお知らせが掲載されており、その中で私のようなヘボい解析士のスキルをどうしていくかの対応などが言及されていました。
また、協会からはカリキュラム委員会の活動報告もあり、覗いてみると年々カリキュラムの内容が変わる&高度になる気がして、惧れおののいているのが正直なところです。
資格を維持していくには、やはり業界の新しい波については知っておくべきだと思います。
その一方で、実際に働くウェブ解析士は、その働き方、提案など、多様でかつ個性的であってよく、必ずしも専門用語バリバリの専門家然とした姿や雰囲気はなくてもよいような気がします。
それを両立するのが私の理想なのですが…その方法については、未だ模索中です。
ウェブ解析と提案は、資格がなくてもできるものですから、その辺の資格の差別化って大事なことで協会も考えているところなんでしょうね。
とりあえず私がやるべきことは、新しいカリキュラムや、会員に公開されている動画をちゃんとチェックしていくことからでしょうか。
自分の業務、お客様像、お客様の求めるもの、提案することなどを考え揺れ動く毎日ですが、それらをどうさばいて自分なりのスタイルを作っていけるのか?
ちょっと大げさになりましたが、合格して気が抜けている状態で次年度のカリキュラムについての情報が入り始め、あちゃーと思っている今の気持ちを書き留めました。
そう、合格して終わりじゃないんだよー。
でも、まだ合格してない人はまずそこがんばってね!
動画の内容と関係ない問題も出るけど、なんとかなると思うよ!
ウェブ解析士としての私の明日はどっちでしょう。
道はまだ続きます。