システム開発会社の選択基準

 

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こんにちは!

2か月もご無沙汰してしまって、すみませんでした。
やはり、年度末の3月と年度始めの4月はバタバタですね…。

さて、久々のシステム開発あれこれブログですが、今回はなかなかハードなテーマでお送りいたします。

そのテーマとは『システム開発会社の選択基準』です。

 

皆さんは、システムを導入したいとき、システムを改善したいとき、どんなシステム会社をどのような基準で選びますか?

その為には、どのような情報をいかにして集めますか?

今回の記事はあくまで選ばれる立場から書くものですので、当てはまらないところや足りないところがあるかもですが、それについては後でこそっと担当者にお知らせいただければ幸いです。
(で、こそっと記事を直しておきますので)

 

さて、システム開発会社です。

どうやって選びましょうか。

ポイントになりそうな部分をいくつか挙げてみます。

  1. 価格
  2. 相場(感)
  3. 納期
  4. 会社情報
  5. 今までの実績
  6. 技術力
  7. 提案力

それぞれについて、詳しく考えていきましょう。

価格

 

なんと言っても、これでしょう。

システム化に当たって、発注しようとする会社さんには、取れる予算というものがあります。

これこれ、このようなシステムを作りたいんだが、とシステム会社に見積もりを頼み、その金額が予算に合うかどうか考える訳ですね。

予算と見積もりを比べて、安過ぎると怪しいし、高過ぎれば支払えません。

個人事業主と法人を比べれば、一般に個人事業主の見積もりの方が安くなります。(一部のスーパー個人事業主を除きます)

それはなぜかと言えば、個人事業主は個人でやられてますので、その方がもし仕事の途中で倒れたらその開発案件はとん挫する可能性があったり、後々のフォローも他の案件で手がいっぱいならしてもらえるとは限らない、要は個人が責任を持てる範囲が法人に比べて小さいので、見積もりの金額もそれに合わせて小さめになるのです。

では、法人の場合はどうかと言いますと、規模の大小はありますが法人ですのでひとりでやってるのではないと言うことで、担当者が不在や多忙の場合でも他の担当者を立てて対応することができると言う建前があります。事務所を構えて法人格を維持しているということは、それなりの維持費人件費その他いろいろかけつつ開発環境を作って仕事に当たっていますので、仕事をする際にはそれなりの金額となる訳です。

どちらがいいとは一概に言えません。

安さを求めて個人の方を選ぶことも、信頼感を買う意味で法人を選ぶこともあります。

選択の基準は金額だけではありませんので、複数社からあまり違わない見積もりが出てきた場合には、金額以外の要素を検討していきます。

 

相場(感)

すでにシステム導入経験があったり、実はシステム会社にいたことがあったりする方がシステム導入の見積りを見た時、「この金額はありえない…」と思うことがあるかもしれません。

また、常々システム導入を考えて情報を集めていると、出てきた見積もり内容に不審を抱くことがあるかもしれません。

もし「あれ?」と思うことがあれば、その見積もりを出してきた会社や担当者に、その根拠や理由を尋ねてみてください。

お金を出す方がそれを訊くのは当然のことです。

ただ、そこで注意していただきたいのが、尋ねる方の経験や知識でその見積もりや根拠をどれくらい検証できるかということです。

IT関連業界は日進月歩です。

昔取った杵柄がいつまでも通用するとは限りません。

その経験やその知識が、今使えるものであればそれをもって見積もりの妥当性を量ることができます。しかし、そうでない場合は、提案してきたシステム会社といくら話をしても平行線になってしまうかもしれません。

納期

もし、決まった時期にシステムを導入しなくてはならない場合、その納期に間に合わせてくれるシステム開発会社にお願いしたいですよね。

実は二か月かかるシステム開発作業を一か月でやるとなると、人員を通常3人でやるところを6人にしてやるなどするわけですので、期間が半分になるからと言って費用が半分になるということはありません。

内容にもよりますが、段階的な導入で当座の〆切を凌いでいく方法なども可能かもしれませんし、慌ててシステムを作ると何かと不具合が起こりやすくはなってしまいますので、スケジュールについては充分考えていただきたいところです。

大体において、急ぐと価格は高くなります。特急料金になります。

システムのことに明るくなく、すぐできると思ってたけど違うのか、がっかり、というケースもままありますので、システム導入の相談の際には早め早めを心がけていただくと、システム開発会社は喜びます。

他の仕事との調整も発生しますので、事情は説明しつつ、お互いにできることを話し合い、建設的な雰囲気でいけることが理想です。

会社情報

今や小さな会社でもホームページを持っている時代になりました。

システム開発会社、特にIT系バリバリのシステム開発会社であれば、自社のホームページは持っていて公開していることでしょう。

システム開発を依頼できる会社かどうか、そのホームページを見て、「会社概要」などのタイトルのページをご確認ください。

従業員が何人くらいいる、どんな事業をやっているのか、得意な分野は何か、社長はどんな顔か…勿論場合によりますが、ホームページの会社情報は、お見積り以外のその会社を選ぶために使える情報です。

何かあった時にすぐに連絡できるのか、来てくれるのか、という点が心配なら所在地が近いところにある会社がよいでしょう。

しっかりした大きな会社に任せたいなら、創業年・資本金・従業員数などの数字をチェックするかもしれません。

ホームページを持っているのが普通の時代になっているからこそ、IT系の会社はそのホームページをきちんと整備しておいた方がいいと言う会社もあれば、そこにこだわらない会社もあります。

あなたはどこに着目されますか?

今までの実績

前項の会社情報に似て、よくホームページに掲載されている「今までの開発実績」「開発事例」などです。

会社のパンフレットにも掲載しますね。

そのどこを見て欲しいかと言いますと、

  • 依頼したいシステムと似たシステムの開発実績があるかどうか

はもちろんですが、

  • 取り引き先が自社と似ているかどうか

当社であれば、大企業というよりは中小企業向けのシステム開発実績が主になります。
もしくは、大企業グループの中の組合とかでしょうか。

大企業のシステム、特殊な業務のシステムは、開発する会社を選ぶと思いますので、その辺をチェックする、またはシステム開発会社の営業に尋ねてみてください。

技術力

システムの専門家でない発注側ではなかなか判断しづらいところではありますが、そのテの実績があるのかなどから推測することになるかと思います。

詳しい技術的なことは聞いてもわからないかもしれないのですが、その際にはシステム開発会社の営業さんがどんな説明の仕方をするのか観察してみてください。

もし発注すれば、しばらくかもしくは長期間つきあうことになる担当者です。

システム素人相手にどんな説明をしてくれるのか、こちらの不安や不満をわかってくれるのか、それもシステム開発会社としての技術力だと思います。

システムをきれいに仕上げる技術力は、あって当然です。

最初の説明から開発中のやり取り、納品時の対応など、すべてにおいてシステム開発会社の技術力が試されます。(少なくとも当社はそう思っています。)

また、当社は特定業種に特化したシステム会社ではないので、お仕事をいただく度にその会社の業務内容を聞き取って仕様に詰めていく技術力が必要です。

宣伝になりますが、当社がモックアップ(システム模型)を先に作って仕様を確認いただくという作り方をするのも、当社の技術力の一端であると思っています。
お客様と円滑に仕様を作り、ご確認いただき、開発していくために敢えて作った工程がそれなのです。

提案力

今までの話しに重複するところがあるかもしれませんが、システム開発にあたっては価格や納期など条件がいくつかあることが普通だと思いますので、それをクリアできるような提案力を持つ会社を選んでいただきたいと考えています。

予算に限りがあり、見積もり価格とかけ離れていたとすれば、それをどう近づけるか、またはお客様の事情を伺って予算の取り方や時期などをご提案するとか。

納期がどうしてもここでないと、という場合には、どのように進めていけばそれに間に合うか、間に合う体にできるのかとか。

不正なことはもってのほかですし、お客様のご都合を無視したことも開発現場を無視したこともダメです。

できないことも、できると言ってはダメです。

いろいろと考慮して、建設的で、お客様の満足度が高まるような提案をしてくれる、そんなシステム開発会社がいいと思うのです。

 

さてさて、自らの首を絞めているかもしれないようなことをつらつらと書いてしまいましたが、システム開発会社選びには、困っていらっしゃることが多いと思いますので、かなり私情が入っているかもしれませんがこのようなテーマを選んでみました。

ちなみに、有限会社奥進システムは中小企業向けのお仕事に関わるシステムを得意としています。
受発注管理システム、見積書作成などを行う営業支援システム、在庫管理システム、顧客管理システムなどです。
ショッピングサイト制作や、ホームページ制作もやってます。

弊社と話してみたい! 頼んでみたい! ちょっと相談したい! と思ったあなたはぜひ下記をクリックしてください。3営業日以内に担当者よりご連絡差し上げます。

長文におつきあいいただき、ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

回覧、一発!- 申し送りシステム

 

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シフト制で何人もの人が働く職場では、常に同じ人がいる訳ではないので、コミュニケーションの取り方に工夫をしているところがたくさんあります。

何か伝達事項があったとき、もし全社員がそろって朝礼に参加しているなら、その場で一度に全員に伝えることができます。

しかし、朝番と夜番があって、社員によって出社する時間がずれていると、全社員に伝えたいことをどう伝えればいいと思いますか?

  1. 人に伝達を依頼
  2. 社内掲示板
  3. 社内観覧板
  4. 一斉メール送信

思いつくのは、これくらいでしょうか。

1から3までは、アナログな方法ですね。人数が少ない職場なら問題ないことが多いのかなと思います。

4でやっとICT技術が登場です。ただこれは、全社員が、仕事で使えるメールアドレスを持っていることが前提になります。(個人メールを仕事に使うことは、職場によってはOKですが、厳密に言うと区別することが望ましいです)

しかし、すべての方法に共通する問題があります。

伝えたい相手にちゃんと伝わって、読んだかどうかの確認を確実に行うことが難しいということです。

そこで、このようなお悩みをシステムで解決した事例ですが、今回は福祉事業所の申し送りシステムをご紹介します。

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その事業所は30人前後の利用者さんがおられる支援施設で、きめ細かなサービスを提供するために職員同士で各利用者さんの情報を伝えあって共有を図っていました。

具体的にどのような方法を使っていたかといいますと・・・

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ノートの回覧でした。

誰かが他の職員に伝えたいことを連絡用のノートに書き、所定の場所に置いておきます。

すると、他の職員はそのノートを時間がある時に読んで、既読がわかるように文末にサインをするかハンコを押しておくという流れです。

さっきの話しでいうと、2+3+αって感じでしょうか。

ちなみに、この職場では、ノートに書いてみんなに伝えることを「申し送り」と言います。

 

この方法を何年も続けていたこの施設さんは、このことについて改善したいと思うことがありました。

それは下記の3つの点です。

  • 全員に伝えたいことが、全員に伝わらないことがある
  • 誰に伝わっていないのか判断しづらい
  • 過去の履歴を参照できない

やはり、確実に全員に伝えたい!伝わっているかを確認したい!という強い要望がおありでした。

また、内容によっては、過去に同じような内容の申し送りがあったか調べることで、経験を共有したり過去の事例を参考にするということができれば、業務改善につながるのではないかと考えていました。

 

 

施設長:なぁなぁ、こんな感じのシステムって作れる?

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奥進システム:作れますよー。作りましょうかー?

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っと、こんな感じでご相談があったので、作りました。

申し送りシステム

システムの機能:

  • 職員マスタ(全職員を登録)
  • 申し送り送信(送信先選択、送信済データの開封確認機能つき)
  • 申し送り受信
  • 申し送り一覧表示
  • 申し送り内容検索(複数キーワード、あいまい検索に対応)

システムの機能としては、かなりシンプルです。

このシステム、実は職員の日報システムに組み込まれていまして、毎日最低一回はすべての職員(お休みの人を除く)が使うシステムなので、自分が目を通すべき申し送りが来ていたらすぐにわかる環境がありました。

また、職員のみなさんは普段からシステムに慣れてよく使っておられたので、この申し送りシステムもすぐに慣れてよく使っていただくことができました。

それから、システムはインターネットを使ったウェブ・システムだったので、実はネットにつながる環境であれば施設の外にいてもシステムに入って利用することができる(利用するためのIDとパスワードは厳密に管理されています)ので、非番や出張の際にも申し送りを確認することができるようになりました。

 

申し送りのシステム化。

シンプルな機能ですが、働く現場にとっては大きな業務改善となりました。

情報共有の大切さ、ありがたさが実感できる事例となりました。

 

在庫管理とか、顧客管理とか、そんな情報管理システムももちろん大切ですが、普段の職場でのやりとりやノウハウなども、実は管理して利用していくべき大事な情報資産です。

ぜひぜひ、そのあたりのシステム化をご検討ください。

有限会社奥進システムでは、いつでもご相談承ります!

お待ちしておりまーす!

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見通しが大事 – イベント告知システムの改善

 

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関連記事→ 奥進システムHP システム導入方法について

 

 

奥進システムは名前の通りシステム会社なので、ホームページ制作をさせていただく際にも、ちょこっと便利なシステムを提案させていただくことが多いです。新規のシステム提案だけでなく、既存のシステム改善提案もいたします。

今回取り上げる事例もホームページ制作のお客様ですが、そのホームページには以下のシステムが組み込まれていました。

  • お問い合わせ(よくあるお問い合わせフォーム)
  • イベントカレンダー(研修や講座の告知と、参加申し込みフォーム)
  • 新着情報管理システム(ニュースとか新着情報をかんたん管理するシステム)

年間を通してたくさんの研修会や講座を開催されるお客様で、ホームページを見に来られる方も半分以上がその方面の情報を得るためにサイトに訪問します。

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このホームページに設置しているイベントカレンダーは、毎月のイベント情報を、一か月単位で確認できる機能があります。

前の月や翌月をさっと見ることもできるので便利ではありますが、お客様と訪問者が「不足している」と感じるものがありました。

もやもやとしたものを抱えたお客様先の担当者さんとお会いして、そのもやもや・・・もとい「不足している」ものは何かを話し合いました。

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担当者:なんか足りないんです。もやもやするんです。

(奥進)営業:何が足りないんでしょうか・・・? 詳しくお聞かせください。

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担当者:シリーズの講座があって、年に6回開催されます。1回目、2回目が終わっても、3回目以降でスケジュールが合えば参加できるんですが、3回目以降が何月かとか、わからないから調べにくいんですよね。うーん、この調べにくさをなんとかしたい!

(奥進)営業:なるほど・・・承知しました。イベントカレンダーシステムを改善しましょう!

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一か月ごとのイベントカレンダーではちょっと不便ちょっとモヤモヤする・・・。

じゃあ、年間の予定を通しで見ることができる、

年間カレンダー

を作成しましょう!

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どのような年間カレンダーにするか? ということで、2つの提案をしました。

  1. 登録されているイベントのデータを、自動で1年分並べて表示する
  2. 自由なフォーマットで年間カレンダーデータを別個で作成してもらって、そのデータを表示する

今回のケースでは、2番目を選択されました。

 

ということで、月のカレンダー(デフォルトでは当月)の表示場所のすぐ下に、年間カレンダーへのリンクを追加して、リンクをクリックされたら年間カレンダーページを表示するようにしました。

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お客様は、研修や講座の種類ごとに年間予定表を複数用意して、その全部を年間カレンダーページにいっぺんに表示できるようにしました。

このカレンダーシステムの改善は、参加希望者から「わかりやすくなった」「行事予定の見通しがついて、申込予定が立てやすくなった」と評判をいただきました。

それほど大きなシステムの修正(機能追加)ではなかったので、改善の効果に比べてかかった費用は少なく、コストパフォーマンスがいい事例となりました。

今お使いのシステムに不満があるとき、システムを全面的に見直すことが常に最善とは限りません。

まずはご相談ください。

困りごとの内容、かけられるコスト、使える方法など、あらゆる方面から考え、提案をさせていただきます!

システムに困っている会社様、システムの困りごとを募集しています!

今のシステムの使えるところ、よいところは活かしつつ、業務を改善していく方法を考え、模索していくお手伝いをさせてください。

有限会社奥進システムは、そんな会社です。お問い合わせください!

ホームページの制作事例はこちらです。

システムの開発事例はこちらです。

 

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言いましたよね? – 相談管理システム

 

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関連記事→ 奥進システムHP 課題例-Excelでの管理が限界

 

 

ここは、とある生活相談センターです。

生活していて不安なことや心配なことについての相談を受け付けています。

今日も不安げな顔つきの相談者がやってきました。

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受付:どうなさいましたか? まずはお名前を教えてください。

相談者:だざいです。

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受付:ありがとうございます。では、少し掛けてお待ちくださいね。

受付から相談担当者に来訪者の名前が告げられました。

初めてではないらしいので、前に来られた時の履歴を調べます。

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履歴はExcelファイルで保存されています。

相談担当:えーと、前に来られたのがいつか聞いてもらえる?(年月日をファイル名につけているので、時期がわかれば早く見つかる)

問題その1 すぐに目的のデータが見つからない。

 

相談担当:あー、ありがとう。見つかった、見つかった。これだ。お待たせしましたー。

dazai_osamu

相談者:あの…。

相談担当:はい。今日はどうなさいましたか?

相談者:人生がうまくいかないようで・・・。

相談担当:前回の面談からその後どんな感じでしたか?

今回も履歴で残さないといけないお話しがたくさんありそうでした。

 

また別の日には・・・

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受付:こんにちは。お名前をお願いいたします。

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相談者:毎回言わないといけないのね?

受付:はい、お願いしまーす。

相談者:安田まりーです。

ところが、今度は前の履歴がなかなか見つかりません。

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やっと見つかって、相談開始です。

相談担当:えーと、前回は家計簿をつけることを提案させてもらいましたね。

marie_antoinette

相談者:あら、それはこの前に言ったはずです。私には無理なんです。

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相談担当:あ、あれ、そうでしたか。すみません。じゃあ、別の方法を・・・。

(前回は別の担当者が応対したのか、その履歴を見落としていたよ)

似たような相談が他にもあれば、もしかしたら別の人の履歴によい解決方法があるかもしれません。

しかししかし、たくさんあるExcelファイルの中身を、相談者を前にしていちいち開いて確認していては時間がかかり過ぎます。

問題その2 データを活用しきれない

 

そうこうする傍らで、実は電話での相談も入ってきます。

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大変です。

 

相談受付業務自体も大変なんですが、それに付随する仕事が結構あります。

  • それぞれの相談内容を決められた書式で書き、Excelファイルにして残します。
  • 必要な時にその書いた紙かExcelファイルを取り出します。
  • 更に、一か月ごと半年ごとと決まった期間で受け付けた相談内容を集計します。

これらの仕事が円滑にいかないと、相談業務が滞ってくるのです。

 

 

とまあ、相談の履歴データを管理するだけでも、いろいろと考えないといけないことがご理解いただけますでしょうか?

 

現在、何かのデータをExcelやWordのファイルで蓄積し、管理しているという会社や事業所はたくさんあると思います。

手書きよりはいい状態です。書いてあることが読めないということはありませんし、何度でもきれいに印刷することができます。

しかし、内容を検索する、素早く取り出すことに難点があります。

これができるかできないかで、データとして使えてるか使えてないかが決まるのです。

 

大きなシステムを作るほどのことではなく、現在人力でなんとかなっている…でも、担当者が交代してしまったら、どうなりますか?

Excelファイルが破損してしまったら、どうしますか?

受付の書式が変更になったら、前のデータはどうしますか?

データを整理して、使いやすい環境を作る。

そんな小さなシステム開発でも、有限会社奥進システムは対応いたします。

本来の業務に集中し、その質を上げていくために、システムに任せられるところはシステムで済ませていただきたい。

人は、人しかできない仕事をしなければもったいない。

そう考えています。

今の業務で、システム化できるところがあるのではないか? そう思ったら、まずはご相談ください。

いつでもお待ちしております!

 

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あなただけに… – 受発注管理システム

 

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関連記事→ 奥進システムHP システム導入方法について

 

 

有限会社奥進システムは、中小企業様向けの業務管理システムの開発をやっています!

と言っても、「業務管理システム」ってなに?と思われる方、おられると思います。

「業務」を「管理」する「システム」

具体的に言えば、受発注の注文管理や、商品の在庫管理などです。
通信販売サイトを作ることもあれば、トラックの配車管理、教育関係の相談受付システムなんかもお作りいたします。
毎日お仕事されている方がしたいことは、実はどれも似通っています。
お仕事の内容が違うと、微妙な違いは出てきますが、本質的なところは似ていることがとても多いのです。

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パッケージというソフトウェアやシステムは、その似ているところを最大公約数(または最小公約数)のようにまとめてつくられているもので、よくある機能は大体含まれています。
そして、値段は安めの場合が多いようです。

受発注を管理するシステムが欲しいな~と思った時、ふらりと大手電気店に入っていき、ソフト売り場を見る。
あるいは、最近なら「受発注システム」をネットで検索してみる。

なんか、ありますよね。

パッケージとして、いろんな「受発注システム」が見つかるので、そういうものを使った方がいいのかと思って問い合わせてみたり、中身を詳しく確認してみたら、または実際に導入してみたら…意外に、「使えない」ことが多いのです。

なぜでしょうか?

そのパッケージには、それぞれの会社が持つ特徴を考慮した機能が用意されていないからです。

会社によって、扱う商品は当然違います。
また、同じような商品でも、売り方や販路が違えば、システムに期待する機能が違ってきたりします。
グループ会社や親会社がある場合、子会社がある場合、得意先を考慮したい場合
単品販売のみの場合、セット商品を売り出している場合、使い方などの教育を付加価値にしたい場合
その他 いろいろ…

パッケージ製品に少し手を入れたいと販売元もしくは開発元に問い合わせをした場合の回答は、おおよそ次のどれかになります。

  1. 変更・修正には対応しない
  2. 変更・修正の場合は別見積もりで対応

当社にシステムのご相談をしていただき、パッケージ製品と当社提案を比較されるお客様の反応は、おおよそ次のどれかになります。

  1. めっちゃ高いやん!(パッケージならもっと安いものがいっぱいある)
    -パッケージ製品の問い合わせ前
  2. めっちゃ安いやん!(パッケージのカスタマイズに比べたら全然安い)
    -パッケージ製品の問い合わせ後

結果として、当社に真剣にシステムの相談をいただくのは、おおよそこんなお客様となります。
(全部ではありません。パッケージ製品に関連しての場合のみです。)

  • パッケージでは使いものにならないのでオーダーメイドで
    -パッケージでは変更・修正ができない
  • パッケージのカスタマイズ費用が高額過ぎて話にならないので1からオーダーメイドで
    -パッケージのカスタマイズより高いコストパフォーマンスを求めている

何が言いたいかといいますと…

「オーダーメイドのシステムを開発した方が、コスパがいいことってあるんですよ!」

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ってことです。

あなただけのためのシステムを、あなただけにお作りする。
そんなオーダーメイドのシステム開発は、実はコスパが絶対悪いなんてことはないのです。

もしあなたがそんな先入観をお持ちであれば、それはぜひ一度普通ゴミの日に出していただきたい。
(普通ゴミだと思いますが、違ってたらすいません)

パッケージ製品を利用して、実際の業務とのズレにストレスを感じているあなた。

パッケージ製品のカスタマイズ費用に呆然となっているあなた。

1からのシステム作りの相談をどうやればいいのかわからずに悩んでいるあなた!

ぜひぜひ一度、有限会社奥進システムにご連絡ください。

有限会社奥進システムは、中小企業の経営者様の味方です。
御社の業務改善、業務の効率化、仕事をする上での困りごとの解決をお手伝いいたします。

これまでのシステム開発実績はこちらをご覧ください。

あなただけのシステムをお作りいたします。

あなたからのお問い合わせを、お待ちしております!

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いずこへ・・・? – 従業員管理システム

 

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関連記事→ 奥進システムHP 課題例-Excelでの管理が限界

 

 

ここに、ある不動産関係の会社がありました。
グループ会社がいくつかあり、社員はずっと同じ会社にいることもあれば、グループ内の別の会社に異動することもあります。

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不動産関係なので、仕事のために宅地建物取引士(宅建士)の資格を持っている人が何人もいます。
この資格、一度取ればずっと有効なのですが、資格があることを証明するために交付される宅地建物取引士証(旧取引主任者証)は有効期限が5年と決まっており、5年ごとに更新する必要があります
更新を忘れると業務に差支えが出るので、絶対に忘れることはできません。
他にも、運転免許、飲食許可、介護の資格保持者がいまして、会社で管理しています。

今回ご相談いただいたのは、この会社さんの従業員管理についてでした。
ポイントは下記の通りです。

  • 会社間の異動が多い社員の所属の履歴を管理したい
  • 社員の資格更新時期を忘れないようにアラートが欲しい
  • 監督官庁に求められた際に、会社の社員名簿を素早く出力した

業務系のシステムで顧客管理はよくある機能ですが、今回は従業員管理です。

確かに、社員も増えてくると管理が大変です。
今までは本部の担当社員がエクセルの表で管理していた情報が、この頃は更新も追いつかないし、各社員の履歴の管理が難しいと訴えてきたので、これをシステム化して業務改善を図ることになりました。

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部署や会社のマスタを作成し、それぞれに所属する社員を登録するのですが、登録のほとんどは現状お使いだったエクセルの表を読み込むこと(インポート)でささっと済ませました。

社員の異動履歴についてもエクセルの表があったので、それを少し加工して、インポートさせることに成功しました。

資格の更新期限については、システムに入ったらまず表示される画面に、更新日まで一か月を切ったものについて保持者名と資格名を表示することになりました。
これなら、忘れませんね!

会社や店舗では、いつでもシステムに入って最新の社員名簿を取り出せるようになり、本部からはすべての会社と店舗の情報を見たり編集したりすることができます。

エクセルと違って、新しい情報はすぐに各社担当者が入力する仕組みになったので、本部から問い合わせて代わりに入力する必要がなくなり、本部の仕事を減らすことができました。

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一度このようなシステムを体験すると、もう二度とエクセル管理には戻れません。
システム化することの良さは、業務の仕組みを、シンプルで間違えないように改善することです。

資格更新忘れの心配なく、社員管理の負担も軽くなった結果、社員のみなさんは本来の業務により集中することができるようになりました。

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きっと、物件の陰で、座敷童も喜んでくれていることと思います。

 

さて、社員の管理にお困りの管理職や総務担当の方はおられませんか?

もしおられたら、ぜひ有限会社奥進システムにご相談ください!

管理したい項目はいろいろとカスタマイズが可能です。

異動履歴や、社内での仕事の覚書、営業先やその受注履歴など、システムで管理できるものはたくさんあります。

有限会社奥進システムの業務管理システムの受託開発をご検討くださいませ。

 

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いざ、検索!!- ドキュメント管理システム

 

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ここに、ひとりのサラリーマンがいます。

サラリーマンのおじさん

サラリーマンのおじさん(現在の姿)

梅雨の晴れ間に汗を拭きながら営業に精を出すこのおじさんですが、実はスーパーサラリーマンです。
若い頃からバリバリで、作る資料の素晴らしさには定評がありました。
わかりやすい、説得力がある、そんな評判からお客様の受注を取まくり、営業事務の人の出る幕がないほどでした。

おじさんの若い頃です。

おじさんの若い頃です。(過去イメージ)

※モチベーション維持のために、おじさんの若い頃のイメージで進行したいと思います。ご了承ください。

おじさんは今日も新規の引き合いがあり、張り切って客先を訪問してきました。
出たばかりの新製品がぴったりと思ったおじさんは、次回その製品についての資料と、現在使われている他社製品との比較資料を持ってまいりますと約束して帰社しました。

実は、ひとつ前のバージョンの製品を営業した時に、その他社製品との比較資料を作っていたのです。
それを見つけて少し修正すれば楽勝です!
会社に戻ったおじさんは、いつも手伝ってくれている女性社員に資料を探して欲しいと頼みました。
しかし、予想外の反応が返ってきたのでした。

私にはムリ!です。

実は、提案資料についてはおじさんが作って自分で全部管理をしていたので、その女性社員には何がどこにあるのかさっぱりわからないのでした。
おじさんは自分がわかっているので、わかっていない人のことがわかっていなかったのです。
きっぱり断られてしまったおじさんは、目当ての資料を自分で探すことにしました。

よし、資料は自分で探すぞ。

3時間経過…。

資料が見つからない…。

この時点でおじさんは、あることに気づきました。
その資料には確かに他社製品との比較データを記載していたのですが、ファイル名や文書のタイトルにはその製品名は入っていません。

提案資料は、下記のデータとともに保管されています。

  • 作成日
  • 作成者名
  • 作成者の部署
  • 顧客名
  • タイトル
  • ファイル名

うーん、これは困った。
なにせ、おじさんが作った資料はたくさんあります。
実は、おじさんは目当ての資料をいつ、誰のために作ったのかという記憶があいまいでした。

結論から言いますと、おじさんは目当ての資料を見つけることができませんでした。
これだという資料にたどり着けず、作り直しをすることになり、思ったより時間がかかったので他の案件のための時間を減らして調整しなければなりませんでした。

そこでおじさんは考えました。
資料保管の仕組みを改善しなければならない・・・。

たかが資料、されど資料。
営業活動を効率化するためには、過去の資料の有効活用をなくしては不可能です。
そんな訳で、資料の全文検索システムを構築しました!!
資料の中身まで検索し、探すことができるシステムです。
検索対象のファイルは下記です。

  • PDF
  • Word
  • Excel
  • PowerPoint

つまり、ほとんど全部の提案資料について、中まで検索することができるのです。
資料の中身の本文に入っている他社製品名もばっちり検索ができます。
過去に同じようなお客様の悩みであったり、解決策をキーワードにして検索することだってできます。

会社でたまっている過去の資料で、実は有効活用できそうなものはありませんか?
そんなときは、ぜひ有限会社奥進システムにご相談ください!
営業資料や社内文書の管理や有効活用は業務改善に大きな影響があります。
営業資料や社内文書は会社の資産です。適正に評価し、活用していきましょう。

御社からのご相談を、お待ちしております!

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予定管理システム – 運送屋さんの場合

 

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中小企業様のお仕事をラクにするシステムの開発と改善をしている有限会社奥進システム

今回の事例は、運送屋さんの予定管理システムです。

運送屋さんの社長さん

運送屋さんの社長さん

毎日たくさんのトラックが出ていったり帰ってきたりして、忙しく働いています。

パッと見では不規則な動きに見えるそれは、ちゃんと配送予定があってトラックと運転手さんがあらかじめ割り付けられています。
いつ、どのトラックで、誰が、どこに、何を運ぶのか
その予定については、前日までに事務担当者が伝票を確認しながら手作業で作っていました。
運転手さんは自分の仕事の予定を、前日に事務所に来て確認してから、その日の仕事にとりかかっていました。
遠方の仕事に出て、事務所に来ることができない運転手さんについては、予定を早めに立てて前日よりも前に確認できるようにしたり、出先にFAXで流したりという運用をしていました。

不便 ですよね…。

事務の人は急いで先の予定も立てておかなければいけないし、事務所でしか予定を確認できない仕組みは無駄が多いと社内から改善要望が出ていました。

しかし、不便なのはそこだけではなくて、予定を作る作業もやはり改善すべき点があったのでした。
予定は常に、手作業で作られていたのです。

予定は大きく分けて「パターン化されたいつもの予定」と、「単発でその都度発生する予定」の2つがありました。
事務の人は、(1)まずパターン化された予定をひと通り予定表に書き込んだ後に、(2)単発のものを追加していくやり方ですべての予定を作っていました。
しかし、予定は日時だけを決めるものではなく、
いつ、どのトラックで、誰が、どこに、何を運ぶのか
までを決めるものです。
そう、ひとつひとつの予定について、担当する運転手、使うトラックなども割り当てていかなければなりません。
これ、一種の名人芸です。
よくわかるベテランの事務の人しかできません。

予定を作る担当の人がとてもがんばる人だったので、ずっと業務は滞ることなく回っていたのですが、その方がついに退職されることになりました。
引き継ぎを任された事務の人Bは、予定作りの煩雑さに戸惑うことばかり…。

なんでこうなるのの気持ちを表現

Bさんの、なんでこうなるのの気持ち

 

一人の優秀な事務の人に頼っていた運送屋さんですが、その退職を機に仕事の仕組みを大幅に改善することを決めました。
予定作りを、システム化することにしたのです。

  • たくさんの運転手さんとトラック、それにトラックが運べる容量や、冷凍・冷蔵への対応などをすべてマスタデータとして登録
  • パターン化された予定データをあらかじめ登録し、呼び出す機能を装備
  • パソコンの画面上でパターン化された予定の呼び出し、突発的な仕事の新規登録、登録済の予定の変更や削除ができるようにする
  • 予定を移動するだけなら、マウスのドラック&ドロップという直感的な操作で実現
  • 確定したデータは、担当の運転手に前日に自動でメール送信

業務が昭和以前から一気に平成になったと、評判になりました!
新しい事務の人にも好評です。

事務の人の喜びの声

Bさんの、心からの喜びの声

仕事をしていく上で、ベテランの職人技はとっても大事です。
しかし、その人がいないと仕事が回らないというのでは、リスクが大き過ぎます。
機械やシステムに任せることができる部分は積極的に任せ、どうしても人がやらなければならない部分に、人という資源を集中させることが合理的です。

ただ、システム化にはコストがかかります。また、急いで大幅なシステム化を行うと、慣れない人には運用しきれないということも起こりがち。
様々なことを考えて、その会社に合ったシステム化を考えていくことをお勧めします。

今回の運送屋さんは、予定作りの部分のシステム化に成功し、次回は受発注管理システムの改善につなげていくことになりました。
また、倉庫業もされており、その入出庫管理のシステム化も検討中です。
こんな風に、ステップ・バイ・ステップのシステム化は「あり」なんです。

さて、今回の運送屋さんの予定管理システムのお話し、いかがでしたでしょうか?

手作業で作っていた予定を、パソコン上で直感的な操作で編集できるシステムの実績が、有限会社奥進システムのホームページに掲載されています。
業種は違いますが、予定の管理という部分では同じ仕組みです。

 

予定管理、シフト管理などでお悩みがあれば、ぜひ有限会社奥進システムにお問い合わせください。

お待ちしております!

ロボットくん

お問い合わせはお気軽に!

 

 

受発注管理システム – パン屋さんの場合

 

奥進システムのHPはこちら→ https://www.okushin.co.jp/

 

 

有限会社奥進システムは中小企業様向けの業務管理システムを主に開発し、提供しています。
「業務管理システムって何?」
って思われる方がもしかしているかもしれないのでご説明しますね。

業務管理システムの代表的なものは下記です。

  • 顧客管理システム
  • 在庫管理システム
  • 経理システム
  • 受発注管理システム

これ以外でも、要するに毎日のお仕事を楽に、効率よくできるようにする仕組みが、業務管理システムです。

今日は、パンの製造業をされている会社さんにご依頼いただいた、受発注管理システムをご紹介します。

パンのおじさん

パン工場の社長さんのイメージ

イラストを探していて、「パン」で検索したらおじさんになったピーターパンらしきイラストが見つかってびっくりしました。
このびっくりを読んでくださる方と共有したいので、そのイラストを載せておきますね!

さて、パン工場です。

パン工場のお客様は、町のパン屋さん・喫茶店・カフェ・レストランなどです。

パン屋さん

パン屋さんの店先のイメージ

お店ではいろんなパンを提供したり販売したりする訳ですが、実はパンの種類によって作る手間が変わってきます。
中にクリームやジャムを入れる場合はそれも作っておかなくてはならないし、計画的に多めに生地を作って冷凍しておいて、少しずつ解凍して焼いて仕上げるものなどがあります。

ところが、そんな作る側の手間ひまについて、売る人はご存知ありません。
売る人が知っているのは、どのパンがどんな人やどんな時期によく売れるか、どのパンが実は人気がないか、というような消費者行動に直結した情報です。
それは、パン工場ではわからない、でもとっても知りたい情報です。

さて、今回のシステム開発のポイントです。

パン屋さんは、パンを作る手間を考えずに欲しいパンを発注し、売りたい日に確実に納品して欲しい。

パン工場では、売れるパンを納期に遅れずに計画的に製造し、パン屋さんに送り届けたい。
そして、できるなら消費者さんにどのパンが人気なのかという情報を集めたい。

このパン屋さんとパン工場さんの願いを、インターネットを使った受発注管理システムで実現しました。

若かりし頃のパン工場の社長さん

若かりし頃のパン工場の社長さん

インターネットを使った受発注システムで、工場からずっと遠いお店からでもパンの注文をすることができます。
注文は、お店に出したい日の前日を納品日として発注します。

発注を受けたパン工場では、納品日から製造と配送にかかる時間を考えて製造計画を立てます。
システムでは、商品ごとに製造にかかる時間がどれくらいかをマスタデータとして持っています。
また、顧客マスタで個々のお客様のところに届けるために必要な時間も持っていますので、その二つを合わせて逆算することで、いつそのパンを製造すればいいのかがわかるようになっています。

受発注を管理するシステムですので、データがたまっていくと今度はそれを分析することで、

  • どの時期にどれくらい、どんなパンが売れているのか
  • どの地域で、どんなパンが人気なのか

という売り上げ分析ができるようになります。

また、分析データは新商品開発や、新規顧客開拓のネタとして使うこともできます。

そしてそして、受発注管理ですから、受注伝票・納品書・請求書もシステムから発行することができます。
パンを製造するための原料の仕入れや在庫も管理することができます。

今回の開発ではそこまでの作り込みはしませんでしたが、それはそれ、一気にたくさんの機能を作ってしまうとシステムに慣れない現場が混乱してしまって困る可能性が大きくなりますから、システムは小規模なものから徐々に慣れて育てていくのがお勧めです。

さて、今回の受発注管理システムのお話し、いかがだったでしょうか?
ちなみに、当社のホームページにはフィルム加工業の会社様の受発注管理システムの事例も紹介しています。

なんだか気になる、うちの業務の受発注はどうなの? そんなことを考えたあなたは、もやっとした気持ちを大事にぜひ当社にお問い合わせください。

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