【2025年の崖】目前に迫る日本経済の試練とチャンス

 


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序章:2025年の崖って何?日本の未来がかかっている

2025年の崖とは?

 

2025年、日本は「崖」に直面すると言われています。これは、単なる経済停滞の問題ではなく、日本の企業、社会、そして私たち個々の生活に大きな影響を与える可能性がある非常に重要な課題です。本記事では、分かりやすく「2025年の崖」について掘り下げ、その背景と影響、さらには私たちがどのように対応すべきかを考えていきます。

 

 

1.2025年の崖とは?その核心に迫る

 

「2025年の崖」とは、日本が直面する少子高齢化労働力不足デジタル化の遅れ、さらにはレガシーシステム(※1)の問題が一気に噴出し、経済や企業活動に深刻な影響を与える可能性を示した言葉です。

特に、デジタルトランスフォーメーション(DX)(※2)への対応が遅れると、企業の競争力が低下し、日本全体の経済成長にブレーキがかかるリスクが高まります。

 


(※1)レガシーシステム…過去の技術や仕組みで構築されているシステムのこと

(※2)DX…IT化をもっと進めて、企業や組織全体のやり方を変えてしまうことです。単に便利にするだけでなく、デジタル技術を使って新しい価値を生み出したり、ビジネスモデルを根本から変えたりすることが目標です。


 

2.高齢化と労働力不足—避けられない現実

高齢化と労働力不足—2025年の日本が直面する現実

 

日本は世界的に見ても高齢化が進んでいる国であり、65歳以上の高齢者が全人口の約3割を占めています。これは、若年層の働き手が減少し、企業の労働力確保が極めて困難になることを意味します。

この労働力不足は、2025年以降さらに深刻化し、企業の生産性や競争力に直接的な打撃を与えることが予想されます。

 

少子化もまた、企業活動にとって大きな課題です。

若い世代の減少は、新たなアイデアやビジネスモデルを生み出す力を弱め、日本全体のイノベーション能力が低下する要因となり得ます。

 

このままでは、社会全体の活力が損なわれ、経済の停滞が加速するリスクが高まります。

 

 

3.デジタルトランスフォーメーション(DX)の遅れ

—時代遅れになるリスク

DX遅延のリスク

 

DXは、企業の経営基盤や社会の仕組みを根本から変革する動きです。

これは単なる技術革新ではなく、業務の効率化、新しいビジネスモデルの創出、さらには顧客体験の向上に至るまで、広範な影響を及ぼします。

 

しかし、日本ではDXへの取り組みが他国に比べて遅れています。

 

特に、中小企業や伝統産業はDXの推進が進んでおらず、このままではグローバル市場での競争力を失い、国内外のライバルに顧客を奪われるリスクが増大します。さらに、労働力不足を補うための自動化や効率化も進まず、企業の生産性は低下し、ひいては経済全体に悪影響を与える可能性があります。AIやクラウドシステムを導入することで、少ない人材でも効率的に業務を遂行できる環境を整えることが急務です。

 

こうした技術を導入することによって、「2025年の崖」を回避し、成長の機会をつかむことが可能です。

 

4.レガシーシステム—進化を妨げる足かせ

レガシーシステム—進化を阻む足かせからの脱却

 

もう一つ、DXを進める上での大きな障害となっているのがレガシーシステムの存在です。

 

レガシーシステムとは、古くから使用されてきたITシステムのことで、技術が進化する中で、その機能や性能が時代遅れとなっているシステムを指します。

 

多くの企業にとって、このシステムは現在も業務の中核を支えているため、簡単には取り除けません。しかし、新しい技術に対応できないことが、企業の成長を妨げる原因となっています。レガシーシステムのままでは、新しい技術の導入や業務の効率化に必要な柔軟性が不足し、DXの進展を妨げる要因となります。特に、2025年までに多くの企業がレガシーシステムの更新や代替を迫られていますが、その過程でコストやリスクが大きくなることが予想されます。

 

5.中小企業に迫る危機—しかし、チャンスもある

中小企業のDX化—危機とチャンスの交差点

 

日本経済の柱である中小企業は全企業の約99%を占め、全労働人口の約70%が働いており、日本経済の柱となっています。一方で、多くの中小企業はDXへの対応が遅れており、2025年には倒産や廃業のリスクが高まる可能性が指摘されています。

 

しかし、この状況は逆に大きなチャンスでもあります。中小企業が積極的にDXを推進することで、少ない労働力でも効率的に事業を運営でき、新しいビジネスモデルを生み出す可能性があります。AIIoT(※3)を活用した業務の効率化やコスト削減は、中小企業にとって特に有効な手段です。

 

例えば、製造業ではIoT技術を導入して生産設備の稼働状況をリアルタイムでモニタリングし、故障を予防することで生産性を向上させることができます。小売業では、AIを用いた顧客データの分析により、需要予測や販売促進を効果的に行い、利益を最大化することが可能です。

 


(※3)IoT…いろんな機械やデバイスをネットにつないで、まとめて管理したり、便利に動かせる仕組み

例)家電のスマートシステム…

エアコンや照明、冷蔵庫などがインターネットを通じてスマホや声で操作でき、便利に管理できます。例えば、外出先からエアコンを操作したり、冷蔵庫が食材の在庫を知らせるなど、生活をより快適にする仕組み。


 

6.まとめ—2025年は崖ではなく、飛躍の年に

2025年—崖を飛躍のチャンスへ

 

「2025年の崖」という言葉は、不安をかき立てるかもしれませんが、適切な準備と対策を講じれば、この崖を乗り越え、飛躍のチャンスに変えることが可能です。少子高齢化、労働力不足、レガシーシステムといった課題は避けられませんが、デジタル技術の活用と適切なシステム導入を通じてこれらの問題を克服し、持続的な成長を実現することができます。

 

これからの日本は、企業と個人が共に協力し、未来に向けた挑戦を続けることで、新しい時代を迎えることができるでしょう。

 

2025年を崖ではなく、未来への飛躍の年とするために、今から行動を起こしましょう。

 

インターネットの「.com」って何?—ドメイン名の秘密とブランド戦略

 


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インターネットを利用していると、「example.com」や「example.jp」といったドメイン名をよく目にします。

このドメイン名、特に最後に付く「.com」や「.jp」の部分は、実はただの装飾ではなく、ウェブサイトの性格や信頼性を示す重要な役割を果たしています。

この記事では、ドメイン名の「TLD(トップレベルドメイン)」がどういった意味を持ち、どのように選ぶべきかを解説していきます。

 

1. ドメイン名って何?

– あなたのウェブサイトの「住所」


まず、ドメイン名とは、インターネット上での住所のようなものです。

たとえば、www.example.comというウェブサイトがあるとすると、exampleがサイト名で、最後にある.comがトップレベルドメイン(TLD)です。

このTLD部分が、そのウェブサイトの目的や信頼性を示す重要な役割を担っています。

特に「.com」は、最も広く使われているTLDで、誰でも知っているため、グローバルな信頼感を与えるドメインです。

 

1.1 TLDの役割 – ただの飾りじゃない

TLDは、ウェブサイトがどのような目的や背景を持っているかを訪問者に伝え、信頼感や目的を強調します。

ドメイン名が「ウェブサイトの名刺」と例えられるのも、そのためです。

たとえば、「.edu」は教育機関であることを示し、「.gov」は政府機関であることを示します。こうしたTLDは、それ自体が信頼を裏付ける要素となるのです。

 

2. 代表的なTLDの種類

– あなたのサイトに合ったものはどれ?


TLDにはさまざまな種類があり、それぞれに異なる意味や特徴があります。ここでは、よく使われるTLDと、その使いどころを紹介します。

 

2.1 一般的なTLD(gTLD)

一般的に誰でも利用できるTLDのことを「汎用TLD(gTLD)」と呼びます。

.com:もともとは商業目的(commercial)で作られたTLDですが、今では個人や企業、どんなウェブサイトでも使用されています。最も一般的で信頼性のある選択肢です。

.org:非営利団体や公益団体向けのTLD。公益性や誠実さを強調したい場合に使用されます。

.net:ネットワーク関連のサービス向けに設計されましたが、現在では広く使われています。

.edu:教育機関向けのTLDで、主に大学や専門学校など、認可された教育機関のみが利用できます。

.gov:政府機関専用のTLDで、公式性や信頼感を強調します。

 

 

2.2 国別コードTLD(ccTLD)

国別コードTLD(ccTLD)は、その国や地域を表すTLDで、地元のビジネスやサービスを強調したいときに役立ちます。

.jp:日本を示すTLDです。日本国内でのビジネスやサービスを提供する企業が多く使用します。ローカルな信頼感を与えるため、日本国内向けのサイトには最適です。

.us:アメリカ向けのサービスやサイトに使用されます。アメリカ市場をターゲットにしたい場合に効果的です。

.uk:イギリスを示すTLDで、イギリスの企業や団体が使用します。

 

2.3 新TLD

近年、新しいTLDが次々と登場しており、特定の業界やテーマに特化したTLDが選ばれることが増えています。
こうしたTLDを使うことで、ウェブサイトの目的や業界に強い印象を与えることができます。

.sport:スポーツ関連のウェブサイト向けに特化したTLDです。スポーツコンテンツを制作する個人、組織、アスリート、トレーナー、サポートスタッフ、イベント運営組織、スポーツ連盟などが活用しています。

.boo:愛情や驚き、楽しさを表現するウェブサイト向けに特化したTLDです。「boo」というスラングは恋人や大切な人を意味するため、親しい関係性を表現する個人や、インパクトのある楽しいコンテンツを制作する企業、イベント運営者などが活用できます。

.day:記念日や特定の日に関連するイベントやプロジェクトに適したTLDです。Googleが管理しており、イベントやキャンペーン、祝日を祝う目的でよく利用されます。

 

 

2.4 ブランドTLD

大手企業やブランドが、独自のTLDを取得することもあります。これをブランドTLDと呼びます。
たとえば、Googleは「.google」、Appleは「.apple」といった専用のTLDを持っており、これによって訪問者は「これは公式な情報だ」と直感的に理解できます。

3. TLDを選ぶ理由

– ブランド戦略と信頼性向上


ウェブサイトを作成する際、TLDの選び方は非常に重要です。
なぜなら、TLDは単にアドレスの一部であるだけでなく、ブランドの戦略や信頼性を高めるためのツールだからです。

たとえば、「.com」を使うことで、商業的かつグローバルな印象を与えることができ、「.org」を使えば、社会的信頼や誠実なイメージを強調できます。
また、国別TLDを使うことで、地域密着型のビジネスやローカルマーケット向けのサービスに特化した印象を与えることが可能です。

さらに、新しいTLDを使えば、訪問者に「これは特定の業界に特化したサイトだ」という強い印象を与えることができ、競合との差別化を図ることができます。

 

4. まとめ

– あなたのTLDを選んでブランドを強化しよう


TLDは、ウェブサイトの顔とも言える重要な要素です。それをどのように選ぶかで、訪問者に与える印象や信頼性での評価までが変わってきます。

自分のウェブサイトに最適なTLDを選んで、ブランド力と信頼性を高めましょう!

 

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こんにちは、広報担当です! 毎日暑い!

お日様さんさん

お日様さんさん

 

 

さて、今日はシステムのバージョンアップ(機能追加、システム改善)のコストについてお話します。

先に今回の結論を置いておきます:

  • 既存システムの機能追加は、できるとは限らない
  • できるとしても、かなりの時間とお金がかかる
  • それでもやりますか? よくご検討ください。

 

そのシステム、いつまで使えますか?

システムは、一度作ったらずーっとそのまま使い続けられるかというと、そうでもありません。
なぜか?
運用面から言いますと、

  • もっと簡単・便利にしたい
  • 実は仕様が間違っていて、直したい
  • 他にも機能を追加したい
  • 取引先の都合などで仕様を変更する必要が出てきた

などの理由が考えられます。

システムの都合で言いますと、

  • プログラム言語・フレームワーク・データベース・サーバーなどが古くなった

これです。

運用面での改善点は、それを使ってられるユーザーの身に染みてわかることです。
しかし、システム面での改善点は目に見えにくく直接感じることが少ないために、ユーザーに見過ごされていることがよくあります。

もとより、システムの寿命は平均して5年程度と言われています。
がんばっても、なかなか10年までは難しいところです。
基幹系のシステムであれば10~15年はいけるかもしれませんが、当社が開発しているウェブ・システムは技術革新のスピードが速い、すなわち既存の技術の陳腐化も早いために、システムは短命になりがちです。

規模の大きな基幹系のシステムであれば、導入と運用に多額の費用がかかるので、そもそもそれなりの期間使い続けられるものでないと元が取れません。また、導入する企業規模もやや大きめ~大きな企業となるはずです。
当社のお客様である中小企業は、当然規模は中小~零細・個人になりますので、コストもなるべく抑え、必要な機能に絞ったシステムを、短納期で開発し提供する場合がほとんどです。
小さく作るシステムだからこそ、後からの機能追加や仕様変更に対応しやすいというメリットがあります。
また、新しい技術をふんだんに取り入れているウェブ・システムなので、ネット環境さえあればいつでもどこでも使える、PCだけでなくタブレットやスマホでも操作ができるなどの利点もあります。

しかし、新しい技術は陳腐化しやすいのです。
これが、当社が開発するウェブ・システムのデメリットです。

 

システムとシステム会社の人生(?)綱渡り

ウェブと言われるものが生まれたのが1991年です。
そして、90年代後半には、ウェブ上でシステムが作られ、利用されるようになりました。
ウェブでないシステムはすでに広く使われており、システム会社はたくさんありました。
ウェブ・システムが流行するにはもう少し時間がかかりますが、基本的な知識や技術はこの頃から格段に増え、データベース・システムも便利なものが開発され使われるようになっていきます。

日本ではバブル景気の影響でシステムへの投資が多く、仕事の依頼が増え続けていた時期です。
しかし、その後ほどなくバブルは弾けました。
更に、世界的にテロが頻発したり、アメリカのリーマンショックが起こったりした影響で、システム会社が軒並み倒産する事態が発生しました。

システム会社が死亡の図

システム会社が死亡の図

システムはできた、使っている、しかしそのメンテナンスができるシステム会社は?
エンジニアは?
連絡がとれないとか、会社がなくなってしまったとか。
もしかしたら、まだシステムが作りかけなのに、システム会社が潰れてしまうようなこともあったかもしれません。

だから、お使いのシステムが仕様通りちゃんと出来上がって使えているということは、当たり前ですがラッキーだったのかもしれず、またそのシステムを開発した会社が継続してお世話をしてくれているのは、なかなかない幸運かもしれないのです。

小さく早く作るシステムは予算も時間も限られ制約に縛られることが多いので、削れるコストはとことん削って利益を確保しようとします。
では、何が削られるのでしょうか?
仕様書や操作説明書などのドキュメント(資料)作成が真っ先にやられます。
仕様は技術担当者の頭の中だけにあり、その人がいなければ他の誰もわからないなんてことはザラにあります。

暑苦しい話の合間に涼を…

 

システムをなんとかしたいと思ったら

今お使いのシステムをどうにかしたい、と思ったらどうしますか?

  • 不具合がずっと放置されているとか
  • 途中までしかできてないので、開発の続きをやって完成させたいとか
  • 完成してるけどもっと機能を追加したいとか

そんなことを思ったけれど、ではシステム会社にそれを相談することができますか?
できないとしたら、それはなぜでしょうか?

  • それまでの経緯から、信用ができないとか
  • 見積もり金額がどんどん上がるので別の会社に替えたいとか(替えたら見積もり額が下がる?)
  • 担当していた技術者がいなくなっているとか
  • システム会社自体がなくなってしまっているとか

当社が既存システムのことで相談を受けてお伺いして聞いたのは、大体このどれかです。
そして、ではシステムの資料はありますかと尋ねましたら、大体ないです。

仕様書も設計書もなく、操作説明書もなく、ただひたすらにそこにあるシステムの画面を見て、サーバーにあるプログラムとデータベースを調べるしかありません。

そんな感じですので、
「これこれの機能を追加したいので、お見積りをください」
と言われましても、簡単に見積もることができないのです。

では、見積もるために何が必要になるのでしょうか。

  • プログラム言語、フレームワーク、CMS、データベース、サーバーのバージョン・スペック等の確認
  • システムの内容解析(それほど詳細に、ではない)

まず、これです。
これをしないと、何のお話もできないのです。

急いで機能追加を依頼したいお客様には辛い話だと思うのですが、これをやらずには何もできません。
そして、これをやるには、お時間かかります。
お客様にすれば、ちょっとした機能追加をやってもらうのに、なんでそんなに時間かかるの?って感じになりますよね…。

しかし、未知の別会社が作ったシステムを、瞬時に理解して求められる機能を短時間できれいに追加することは不可能です。
まずは、

  1. 全体の確認
    (各種環境、バージョン、機能数などのシステムの全体的な把握)
    (さっくりです)
  2. お客様にとってよいと思われる対策の提示

ここまでは無料でやらせていただくことがほとんどです。
というのも、ここで単純に機能追加ができるのか、そうでないかを判断し提案させていただくことになりまして、そこでお客様がどう判断するかでこの後の作業が変わってくるからです。

では、当社であればどんな提案(対策の提示)を行うかと申しますと…
 A案:すべて作り直し
 B案:詳細な調査を行った上で、機能追加
このどちらかです。

「ちょっと機能を追加したい」と思っていたお客様に「全部作り直すべきです」とお伝えすると、そのお話は大体そこで終了します。ちーん。
そんなつもりではない、そんな費用も時間もない、ありえない。
そう思われることでしょう。

機能追加が可能なB案の場合でも、「詳細な調査や準備が必要です」とお伝えし、そのお見積りをまず提示するとお話が立ち消えに…。

しかし、意地悪とか儲けたいという気持ちで当社がそのような提案をするのではなく、やはりそこは、安全安心な状態でしっかりと業務をしていただくためには、そうすることが必要であるとシステムのプロが判断した結果を提示させていただいております。

ということで、今回の結論:

  • 既存システムの機能追加は、できるとは限らない
  • できるとしても、かなりの時間とお金がかかる
  • それでもやりますか? よくご検討ください。

以上です

システムの作り直しも視野に入れ、システムを使いたい、そのためにコストをかけてもよいのだ!とお考えの会社様は、ぜひ当社にご相談ください。

当社は、無茶や無駄な提案はいたしません。
費用も、ふっかけません。(必要な費用を見積もります)
現実的な、お客様にとっても当社にとってもいい感じの提案をさせていただきます。
よいものを得るためにはお金も時間もかかることをご理解いただき、ぜひ当社にご連絡を。
お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

システムの種類について – もしくは「WEBシステムってなに?」

 

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先日ある方とお話をしていた際に、途中からなんだか不思議な気分になり、そのまま話を続けているとそうなる理由が徐々に判明してきました。

その方と私はシステム開発について話していたのですが、私はWEBシステムの開発について話をしているつもりでも、相手の方はそうではなかったのです。

両者の前提が違っていたので、話しをしていてもどこかかみ合わないことがあり、それが私の不思議な気分を醸し出していたのでした。

なんでこうなるのの気持ちを表現

 

実は、システムには3つの種類があります。

  • スタンドアローンシステム
  • クライアントサーバーシステム
  • WEBシステム

当社はWEBシステムを専門に開発していますので、システムのお話をする際には常にWEBシステムのことをお話します。

ところが、お話している方がその時お使いのシステムは、スタンドアローンシステムでした。それ以外のシステムについてはご存じなく、そもそもシステムというものにいくつも種類があるということも知らずにおられました。

話しがかみ合わないはずです。

 

今は多くの職場でパソコンが使われていると思います。

そのパソコンに入っているシステム(≒ソフトウェア)で仕事をしていると思いますが、そのシステムの種類が3つあります。
あなたが今使っているシステムがそのうちのどれに当たるかを、下の図を見て考えてみてください。

歴史的に言うと、登場したのはこの順番です(さっきと同じ並び順)。

  1. スタンドアローンシステム
  2. クライアントサーバーシステム
  3. WEBシステム

パソコンの性能の向上や、ネットの技術の進歩に伴って、始めはスタンドアローン(「スタンドアロン」と伸ばさない言い方もあり)しか選べなかったシステムですが、クライアントサーバ(「クラサバ」と略すこともあり)やWEB(「ウェブ」と読みます)が登場してきました。

いつの時代も新しいもの好きさんがいたり流行があったりします。

また、情報セキュリティへの感心の高まりや配慮という流れもあります。

昨今はWEBシステムが全盛のようですが、組織ごとのポリシー等の関係で、3種類のシステムが混在しているのが現状です。

 

有限会社奥進システムはWEBシステムを専門に開発し提供している会社です。

お客様(になるかもしれない皆様)には、WEBシステムというものが何かを知っていただきたいと切に思っていますので、3つのシステムの種類についてここで順にご説明していこうと思います。

スタンドアローン

 

1台のパソコンにソフトウェアをインストールして使います。

ソフトウェア = プログラム + データベース

システムとして利用する際に、ネットワークを介して他のパソコン等につなぐ必要がないものです。

スタンドアローンとは、独りで(alone アローン)成り立っている(stand スタンド)という英語からきています。

システムに必要なプログラムとデータは、インストール後にそのパソコンの中に入っています。

データ = データベースの中身

システム = プログラム + データベース + データ

WordやExcelなどのOfficeソフトは、スタンドアローンのシステムです。

そのパソコンに入っていて、そこでしか使えないシステムが、スタンドアローンシステムです。

クライアントサーバ

 

プログラムの機能が多くなってくると、プログラムのファイルのサイズが大きくなってきます。

また、システムを使い続けるとデータベースの中のデータがどんどん増えてきて、増えたデータの中身を表示したり検索したりする作業がだんだんしづらくなってきます。

パソコンが高性能ならいいのですが、一般のオフィスに導入される多くのパソコンを全部高性能のものにするとお金がかかって仕方がありません。そこで考えられたのが、クライアントサーバシステムです。

高性能のサーバコンピュータを、それほど高性能でないクライアントコンピュータが共同で利用する仕組みです。

このシステムでは、サーバコンピュータとクライアントコンピュータのそれぞれに、専用のソフトウェアをインストールします。

データベースは、サーバの中にあります。

データベースのデータを使った難しい集計などの処理は、サーバの中のプログラムが受け持ちます。

クライアントは、集計結果を請求する・結果をもらう、と言ったそう難しくない機能のプログラムを動かします。

ただ、使う人は自分の操作がサーバとクライアントのどちらのプログラムを動かしているかはあまり意識することはありません。

WEBシステム

 

最後に、WEBシステムについてご説明します。

WEBシステムでは、プログラムとデータベースをサーバコンピュータにだけインストールします。

サーバへのプログラムのインストールは、通常システムを提供する会社が行います。

クライアントコンピュータでは、すでに入っているブラウザソフト(インターネット・エクスプローラなど)を使うことになりますので、システムのための特別なソフトウェアをインストールする必要はありません。

システムを提供する会社が、サーバの準備ができたと連絡してきたら、お客様はシステムを利用開始します。

インターネットに繋がる環境ができていて、ブラウザソフトが入っているパソコンがあればOK!

WEBシステムが選ばれる時、その理由の1つに、クライアントコンピュータへのプログラム・インストール作業がないことが挙げられます。オフィスにシステムを導入する際に、すべてのパソコンにプログラムをインストールするのは、なかなか時間のかかる大変な作業なのです。

そして、一旦すべてのパソコンにインストールができたとしても、パソコンが壊れて入れ替えになったり、新人さんが入って新しいパソコンが導入される度に、インストール作業をまたやらなければなりません。

WEBシステムなら、インストールは不要ですから、パソコンが新しくなろうと、新人が何人入ってこようと、オフィスではそれに伴う作業をする必要がありません。

また、プログラムを変更したり修正したりしても、サーバのプログラムだけが新しいものに入れ替われば、クライアントのパソコンからはどれでもがその新しいプログラムを即座に利用できるようになります。

インターネットの利用が盛んになった今、多くのシステムがWEBシステムに移行してきています。そのことを「クラウド化」と表現したりします。

しかし、よいことばかりではありません。

WEBシステムはブラウザを通して利用するシステムなので、ブラウザによって制限を受けることがあるのです。もしブラウザに不具合があって、それによってシステムが上手く使えない事態が発生しても、システム開発会社はブラウザの開発や配布には関わっていないので、ブラウザの不具合をどうすることもできません。

また、インターネットを利用するシステムなので、ネットがつながらないとシステムが使えません。

WEBシステムは、インターネットという現代的なインフラに依存した、現代的なシステムなのです。

WEBシステム開発、当社の場合

有限会社奥進システムWEBシステム開発と、ホームページ制作の両方をしています。

いろんな会社様の、様々なシステムを開発し、提供してきました。

また、ホームページについてのご相談もあり、ご予算に応じて制作させていただいています。

その中で、ドメイン管理やメールアドレスの管理などもさせていただいています。

お客様は、中小企業様が一番多くを占めています。

WEBに詳しいお客様は多くありません。ですので、できるかぎりわかりやすいようにご説明して、ご提案して、予算やスケジュールの調整もいたします。

これから初めてWEBシステムを作りたい。

ホームページも作ってみたい。

みんなのメールアドレスを作って、使いたい。

 

そんなご相談をまとめてお受けしています。

受発注管理、在庫管理、顧客管理、勤怠管理などのシステムをお考えの中小企業の経営者様

専門学校などの教育関連事業のシステムを検討されている法人のシステム担当者様

ネットショップの運営を改善したいとか、社内の連絡網の構築が悩ましいとか、従業員・パート・アルバイトのシフト管理を楽にしたいとか、そんなお悩みもぜひ一度当社にご相談ください。

ホームページついても、何かお困りであるとか改善したいとか、そんなご相談も受け付けています。

システム開発もホームページ制作も、当社ホームページに掲載しきれていない、たくさんの事例がございます。

WEBシステムでお仕事をよりよくしたい!というあなたのご相談、お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

システム開発会社の選択基準

 

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こんにちは!

2か月もご無沙汰してしまって、すみませんでした。
やはり、年度末の3月と年度始めの4月はバタバタですね…。

さて、久々のシステム開発あれこれブログですが、今回はなかなかハードなテーマでお送りいたします。

そのテーマとは『システム開発会社の選択基準』です。

 

皆さんは、システムを導入したいとき、システムを改善したいとき、どんなシステム会社をどのような基準で選びますか?

その為には、どのような情報をいかにして集めますか?

今回の記事はあくまで選ばれる立場から書くものですので、当てはまらないところや足りないところがあるかもですが、それについては後でこそっと担当者にお知らせいただければ幸いです。
(で、こそっと記事を直しておきますので)

 

さて、システム開発会社です。

どうやって選びましょうか。

ポイントになりそうな部分をいくつか挙げてみます。

  1. 価格
  2. 相場(感)
  3. 納期
  4. 会社情報
  5. 今までの実績
  6. 技術力
  7. 提案力

それぞれについて、詳しく考えていきましょう。

価格

 

なんと言っても、これでしょう。

システム化に当たって、発注しようとする会社さんには、取れる予算というものがあります。

これこれ、このようなシステムを作りたいんだが、とシステム会社に見積もりを頼み、その金額が予算に合うかどうか考える訳ですね。

予算と見積もりを比べて、安過ぎると怪しいし、高過ぎれば支払えません。

個人事業主と法人を比べれば、一般に個人事業主の見積もりの方が安くなります。(一部のスーパー個人事業主を除きます)

それはなぜかと言えば、個人事業主は個人でやられてますので、その方がもし仕事の途中で倒れたらその開発案件はとん挫する可能性があったり、後々のフォローも他の案件で手がいっぱいならしてもらえるとは限らない、要は個人が責任を持てる範囲が法人に比べて小さいので、見積もりの金額もそれに合わせて小さめになるのです。

では、法人の場合はどうかと言いますと、規模の大小はありますが法人ですのでひとりでやってるのではないと言うことで、担当者が不在や多忙の場合でも他の担当者を立てて対応することができると言う建前があります。事務所を構えて法人格を維持しているということは、それなりの維持費人件費その他いろいろかけつつ開発環境を作って仕事に当たっていますので、仕事をする際にはそれなりの金額となる訳です。

どちらがいいとは一概に言えません。

安さを求めて個人の方を選ぶことも、信頼感を買う意味で法人を選ぶこともあります。

選択の基準は金額だけではありませんので、複数社からあまり違わない見積もりが出てきた場合には、金額以外の要素を検討していきます。

 

相場(感)

すでにシステム導入経験があったり、実はシステム会社にいたことがあったりする方がシステム導入の見積りを見た時、「この金額はありえない…」と思うことがあるかもしれません。

また、常々システム導入を考えて情報を集めていると、出てきた見積もり内容に不審を抱くことがあるかもしれません。

もし「あれ?」と思うことがあれば、その見積もりを出してきた会社や担当者に、その根拠や理由を尋ねてみてください。

お金を出す方がそれを訊くのは当然のことです。

ただ、そこで注意していただきたいのが、尋ねる方の経験や知識でその見積もりや根拠をどれくらい検証できるかということです。

IT関連業界は日進月歩です。

昔取った杵柄がいつまでも通用するとは限りません。

その経験やその知識が、今使えるものであればそれをもって見積もりの妥当性を量ることができます。しかし、そうでない場合は、提案してきたシステム会社といくら話をしても平行線になってしまうかもしれません。

納期

もし、決まった時期にシステムを導入しなくてはならない場合、その納期に間に合わせてくれるシステム開発会社にお願いしたいですよね。

実は二か月かかるシステム開発作業を一か月でやるとなると、人員を通常3人でやるところを6人にしてやるなどするわけですので、期間が半分になるからと言って費用が半分になるということはありません。

内容にもよりますが、段階的な導入で当座の〆切を凌いでいく方法なども可能かもしれませんし、慌ててシステムを作ると何かと不具合が起こりやすくはなってしまいますので、スケジュールについては充分考えていただきたいところです。

大体において、急ぐと価格は高くなります。特急料金になります。

システムのことに明るくなく、すぐできると思ってたけど違うのか、がっかり、というケースもままありますので、システム導入の相談の際には早め早めを心がけていただくと、システム開発会社は喜びます。

他の仕事との調整も発生しますので、事情は説明しつつ、お互いにできることを話し合い、建設的な雰囲気でいけることが理想です。

会社情報

今や小さな会社でもホームページを持っている時代になりました。

システム開発会社、特にIT系バリバリのシステム開発会社であれば、自社のホームページは持っていて公開していることでしょう。

システム開発を依頼できる会社かどうか、そのホームページを見て、「会社概要」などのタイトルのページをご確認ください。

従業員が何人くらいいる、どんな事業をやっているのか、得意な分野は何か、社長はどんな顔か…勿論場合によりますが、ホームページの会社情報は、お見積り以外のその会社を選ぶために使える情報です。

何かあった時にすぐに連絡できるのか、来てくれるのか、という点が心配なら所在地が近いところにある会社がよいでしょう。

しっかりした大きな会社に任せたいなら、創業年・資本金・従業員数などの数字をチェックするかもしれません。

ホームページを持っているのが普通の時代になっているからこそ、IT系の会社はそのホームページをきちんと整備しておいた方がいいと言う会社もあれば、そこにこだわらない会社もあります。

あなたはどこに着目されますか?

今までの実績

前項の会社情報に似て、よくホームページに掲載されている「今までの開発実績」「開発事例」などです。

会社のパンフレットにも掲載しますね。

そのどこを見て欲しいかと言いますと、

  • 依頼したいシステムと似たシステムの開発実績があるかどうか

はもちろんですが、

  • 取り引き先が自社と似ているかどうか

当社であれば、大企業というよりは中小企業向けのシステム開発実績が主になります。
もしくは、大企業グループの中の組合とかでしょうか。

大企業のシステム、特殊な業務のシステムは、開発する会社を選ぶと思いますので、その辺をチェックする、またはシステム開発会社の営業に尋ねてみてください。

技術力

システムの専門家でない発注側ではなかなか判断しづらいところではありますが、そのテの実績があるのかなどから推測することになるかと思います。

詳しい技術的なことは聞いてもわからないかもしれないのですが、その際にはシステム開発会社の営業さんがどんな説明の仕方をするのか観察してみてください。

もし発注すれば、しばらくかもしくは長期間つきあうことになる担当者です。

システム素人相手にどんな説明をしてくれるのか、こちらの不安や不満をわかってくれるのか、それもシステム開発会社としての技術力だと思います。

システムをきれいに仕上げる技術力は、あって当然です。

最初の説明から開発中のやり取り、納品時の対応など、すべてにおいてシステム開発会社の技術力が試されます。(少なくとも当社はそう思っています。)

また、当社は特定業種に特化したシステム会社ではないので、お仕事をいただく度にその会社の業務内容を聞き取って仕様に詰めていく技術力が必要です。

宣伝になりますが、当社がモックアップ(システム模型)を先に作って仕様を確認いただくという作り方をするのも、当社の技術力の一端であると思っています。
お客様と円滑に仕様を作り、ご確認いただき、開発していくために敢えて作った工程がそれなのです。

提案力

今までの話しに重複するところがあるかもしれませんが、システム開発にあたっては価格や納期など条件がいくつかあることが普通だと思いますので、それをクリアできるような提案力を持つ会社を選んでいただきたいと考えています。

予算に限りがあり、見積もり価格とかけ離れていたとすれば、それをどう近づけるか、またはお客様の事情を伺って予算の取り方や時期などをご提案するとか。

納期がどうしてもここでないと、という場合には、どのように進めていけばそれに間に合うか、間に合う体にできるのかとか。

不正なことはもってのほかですし、お客様のご都合を無視したことも開発現場を無視したこともダメです。

できないことも、できると言ってはダメです。

いろいろと考慮して、建設的で、お客様の満足度が高まるような提案をしてくれる、そんなシステム開発会社がいいと思うのです。

 

さてさて、自らの首を絞めているかもしれないようなことをつらつらと書いてしまいましたが、システム開発会社選びには、困っていらっしゃることが多いと思いますので、かなり私情が入っているかもしれませんがこのようなテーマを選んでみました。

ちなみに、有限会社奥進システムは中小企業向けのお仕事に関わるシステムを得意としています。
受発注管理システム、見積書作成などを行う営業支援システム、在庫管理システム、顧客管理システムなどです。
ショッピングサイト制作や、ホームページ制作もやってます。

弊社と話してみたい! 頼んでみたい! ちょっと相談したい! と思ったあなたはぜひ下記をクリックしてください。3営業日以内に担当者よりご連絡差し上げます。

長文におつきあいいただき、ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

昭和なシステム 再構築のススメ

 

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関連記事→ 奥進システムHP 課題例-今のシステムが古すぎる

 

 

先日、ある団体の事務所を訪問する機会がありました。

その目的の訪問ではなかったのですが、現在お使いのシステムの話題になり、折角なのでどのようなものか見せていただくことになりました。

話しを伺ってみると、そろそろリニューアルを検討されている古いシステムということでした。

事務所の中に入らせていただき、まず目についたのはこれでした。

どーん。

ドットインパクトプリンタです。

専用帳票用紙を使って、このプリンタで伝票を出力されていました。

正直に告白しますと、懐かしさでテンションが上がりました。

 

で、お使いのシステムはどのようなものですかとお尋ねすると、Accessで構築しているものとのことでしたのでパソコンを見せていただきました。

OSが、Windows95でした。

 

 

 

そして更に、かなり懐かしいメディアを発見しました。

3.5インチのフロッピーディスクです。(更にテンションが上がりました。)

 

銀行の入金データを一旦このメディアに書き込んで、システムでそれを読み込んでいるそうです。

可能な範囲でシステムをお使いになっている状況など拝見したのですが、長年お使いになっているシステムでありがちなことで、レスポンスがとても悪く、重い状況が見てとれました。

会員管理をしているシステムで、各会員に会費の領収書を圧着はがきに印刷した形で郵送されているのですが、専用帳票とともに非常にコストがかかるとのお話でした。

ここまでをまとめて言いますが、これはまさに「昭和なシステム」です。

突っ込みどころはたくさんありますが、なるべく冷静になって改善点をあげてみようと思います。

 

1.帳票まわりの改善

プリンタの価格はたった数年で随分下がりました。

現在は業務でも安価なインクジェットプリンタ、きれいな印刷品質にこだわるならレーザープリンタをお勧めしますが、どちらも用紙はいわゆるコピー用紙(PPC用紙)でOKです。

こちらのドットインパクトプリンタで使われている専用帳票用紙は、現在1枚あたりのコストが25~30円ぐらいになります。ちなみに、PPC用紙の場合は、1枚あたり1円しません。

プリンタ自身も、もし故障しても修理する部品が手に入るかどうかわからない状況です。

一旦故障して印刷ができなくなると、途端に帳票出力がまったくできなくなるというリスクを負っている訳です。

また、領収書を圧着はがきに印刷して郵送するということをやっており、こちらのコストも大きいので、領収書はメール送付に切り替えたいとのお話でした。そうすると、用紙も郵送料もかかりませんね。

2.利用メディアの改善

フロッピーディスクの利用はやめた方がよいと思われます。

すでに、普通には購入できないくらい今では珍しいレガシーなメディアですし、そのためのドライブも壊れたら替えの入手が困難です。

更に、新しいパソコンがそのデバイスに対応しているのか怪しいので、こちらについても使い続けるにはリスクが伴います。

現在では容量の大きなハードディスクが安価になっていますし、ファイルを交換するのにメディアに書き込むことも必ずしも必要ではありません。メディアのコストも削減の余地があります。

3.システムの改善

話題の本丸です。

実はこのパソコン、ネットに繋がっています。そしてセキュリティソフトも導入されています。

しかし、古いOSにはセキュリティホールがあったりしますので、常に最新(に近いもの)に更新しておくことをお勧めします。(ウェブ利用の場合は、ブラウザも最新バージョンにしておくことをお勧めします。)

(※ただし、デバイスドライバなどの関係で最新OSにできない場合は除きます。)

それから、Accessで構築しているシステムですが、

  • 「遅い」「重い」という使い勝手の悪さ
  • 外部から情報を参照できない不便さ
  • 使っていない機能がある

などの改善すべき点があります。

外部からタブレット端末などでシステムの情報にアクセスしたい場合は、ウェブシステムへのリニューアルがお勧めです。

勿論、その場合はセキュリティに配慮した設計が必須です。

 

システム改善にあたって特に注意するところ

このように、機器構成もシステムの中身も昭和感がいっぱいのレガシーシステムは早急に改善していただきたいのですが、現実的なところで改善の際に注意していただきたいポイントをお伝えしますのでぜひご一読ください。

  • 必要な機能がどれかを確認する
  • 必要な予算を確認する
  • 現場に導入できる方法を確認する

それぞれの詳細をご説明します。

 

必要な機能がどれかを確認する

今まで使っていたシステムの中で、実は使っていない機能やメニューはありませんか?

取引先などの変更、仕事の中身の変化で、使わなくなったり使えなくなった項目などはありませんか?

システムを改善する際には、その辺りの棚卸もしてしまいましょう。

必要な予算を確認する

必要な機能を実装するためには、一体どれくらいの予算が必要になるのか?

あるいは、どれくらいまでを予算にできるのか?

新システムの導入は、設備投資です。どれくらいを、どのようなスケジュールで投資するのかをしっかりと考え、現実的で無理のないスケジュールを検討しましょう。

また、場合によっては同じ機能でもいくつかのやり方があり、それぞれにかかるコストが変わってくることがありますので、率直に相談と検討を行うことをお勧めします。

現場に導入できる方法を確認する

現場で実際にシステムを操作・運用する担当者のITスキルはどうですか?

それによって、画面や操作性を調整していく必要があります。

若くてパソコンに慣れているのか、若いけれど普段はスマホを使っていてパソコンは持っていないとか、年齢が高くて画面の小さい字は見えにくいとか、現場の利用状況を確認し、見た目の調整だけでなく研修を実施した方がいいこともあります。

導入を段階的に行うか一括で行うかということもあります。

 

いろいろと面倒だな…と思われましたか?

でも、大丈夫。

奥進システムのように、企業の業務管理システムをずっと開発してきた開発会社なら、お客様の要望や困ったことを聞き取り、ポイントを押さえた提案をいたします。

中小企業様のシステムの困りごとの相談は、いつでも受け付けております。

まずはお問い合わせください。お待ちしております。

 

 

 

 

人生いろいろ データもいろいろ – データファイルの話し

 

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関連記事→ 奥進システムHP 中小企業向けシステム開発の流れ

 

 

システムとは

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システムというのは、たくさんのデータを効率よく、間違いなく、扱う仕組みです。

システムは、どんな形式(かたち)でデータを持っているかご存知ですか?

データの持ち方によって、メリット・デメリットがあり、扱いの違いがあり、システムの値段にも関わってきます。

データベース

データをデータベースというシステムに入れて管理する方法があります。

データベースにはいろんな種類がありますので、また詳しくは別の独立した記事にしたいと思いますが、ここではざっくりとして説明をしておきます。(WEBアプリケーションでのデータベースについて限定のお話しです)

  • メリット
    ちゃんとしたデータが、ちゃんと蓄積される。
    データを探したり、追加・削除するのが楽ちん。
  • デメリット
    扱いが面倒。
    利用する環境を選ぶ。

データを扱うなら、データベースを使うのが安心です。

データの整合性をとってくれたり、データ同士のつながりを保持してくれたりしますし、しっかり管理してくれているので沢山のデータがあっても目的のものを素早く取り出すことができます。

しかし一方では、データベースを操作するためにプログラム言語とは別の言語(SQL)の知識が必要だし、ちゃんと設計しないといけません。(今主流のリレーショナル・データベースの場合)

また、使うためにはサーバにインストールしておかなくてはならず、インストールできない環境では使えません。

デキるやつではありますが、それなりに扱いに注意と技術が必要です。

ファイル

ファイルといってもいろいろあります。

テキストファイル、PDFファイル、画像のJPEGファイルやGIFファイルなど、その種類はとてもたくさんあります。

データをファイルで持つメリットとデメリットを考えてみましょう。

  • メリット
    扱いが楽ちん。
    データベースほど扱う環境を選ばない。
  • デメリット
    おかしなデータが混じる可能性が高い。
    データを探したり、追加・編集・削除はやりにくい。

それぞれの特徴

その中で、システムでデータとして扱う代表的なファイルはと言えば、Excelファイル、CSVファイル、PDFファイルの3種類です。

  • Excelファイル
    OfficeソフトのExcelで開いて編集できるファイル形式です。
    決まった書式にデータを当てはめて出力したい場合や、Excelの機能を使って集計したい場合に使います。
  • CSVファイル
    Excelで開いて編集できる形式ですが、書式情報は含まれません。
    Excelがなくても開いて編集することができます。とてもシンプルな形式です。
    他のシステムとやりとりする場合には、シンプルなこの形式を選ぶことがよくあります。
  • PDFファイル
    Adobe社の無料閲覧ソフトで開くファイルです。編集するためには、また別のソフトウェアが必要になります。
    決まった書式にデータを当てはめて出力したい場合に選ばれることが多く、Excelファイルとの違いは、編集しないことが前提になっているところです。

システムでデータファイルを扱う時、手間がかかるのはこの順番です。

PDFファイル > Excelファイル > CSVファイル

つまりは、手間がかかるファイル形式の方が、作る時の値段も高くなります。

実のところ

システムを作る時にはデータベースやファイルを組み合わせることが多く、どれかひとつを選ぶことはほぼありません。

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選ぶとすれば、ためたデータを取り出す場合です。

売上データや商品一覧、社員名簿などのデータを取り出して見たい時、

  • どんな形式が適しているのか?
  • どんな形式がより安いのか?

取り出すことが多い場合は、どの形式を選ぶかによってシステム全体の開発費用が大きく変わります。

費用は、PDFファイルが一番高いのは、先にお伝えした通りです。

PDFファイル > Excelファイル > CSVファイル

システムのご相談をいただく場合、帳票としてデータを取り出したい、分析をしたいなど、いろんな要望がおありだと思います。

その時は、そのためにどんなファイルの形式がいいのか?を考えていただきたいのです。

また、ご相談いただきたいのです。

ご相談の内容によっては、データを出力しないで、画面で見るだけでも済んでしまうことがあるかもしれません。

その分の費用は、軽くなるかも。

有限会社奥進システムにご相談いただければ、ご要望やご予算に合わせて、そんなご提案もさせていただきます。

なんでもかんでもPDF、どれでもこれでもExcel、そんな安易な決め方ではなくて、取り出すデータの内容や取り出した後の使い方にこだわって、ファイル形式を選びましょう。

小さなシステムから大きめのシステムまで、
ちょこっとしたデータからそこそこでっかいデータベースのデータまで、
いろんなシステムとデータに詳しいのは有限会社奥進システムです!

システムとデータのことについてのご相談は、いつでも受け付けております。

どうぞお気軽に。

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