システムのバージョンアップ – 費用(コスト)編

こんにちは、広報担当です! 毎日暑い!

お日様さんさん

お日様さんさん

 

 

さて、今日はシステムのバージョンアップ(機能追加、システム改善)のコストについてお話します。

先に今回の結論を置いておきます:

  • 既存システムの機能追加は、できるとは限らない
  • できるとしても、かなりの時間とお金がかかる
  • それでもやりますか? よくご検討ください。

 

そのシステム、いつまで使えますか?

システムは、一度作ったらずーっとそのまま使い続けられるかというと、そうでもありません。
なぜか?
運用面から言いますと、

  • もっと簡単・便利にしたい
  • 実は仕様が間違っていて、直したい
  • 他にも機能を追加したい
  • 取引先の都合などで仕様を変更する必要が出てきた

などの理由が考えられます。

システムの都合で言いますと、

  • プログラム言語・フレームワーク・データベース・サーバーなどが古くなった

これです。

運用面での改善点は、それを使ってられるユーザーの身に染みてわかることです。
しかし、システム面での改善点は目に見えにくく直接感じることが少ないために、ユーザーに見過ごされていることがよくあります。

もとより、システムの寿命は平均して5年程度と言われています。
がんばっても、なかなか10年までは難しいところです。
基幹系のシステムであれば10~15年はいけるかもしれませんが、当社が開発しているウェブ・システムは技術革新のスピードが速い、すなわち既存の技術の陳腐化も早いために、システムは短命になりがちです。

規模の大きな基幹系のシステムであれば、導入と運用に多額の費用がかかるので、そもそもそれなりの期間使い続けられるものでないと元が取れません。また、導入する企業規模もやや大きめ~大きな企業となるはずです。
当社のお客様である中小企業は、当然規模は中小~零細・個人になりますので、コストもなるべく抑え、必要な機能に絞ったシステムを、短納期で開発し提供する場合がほとんどです。
小さく作るシステムだからこそ、後からの機能追加や仕様変更に対応しやすいというメリットがあります。
また、新しい技術をふんだんに取り入れているウェブ・システムなので、ネット環境さえあればいつでもどこでも使える、PCだけでなくタブレットやスマホでも操作ができるなどの利点もあります。

しかし、新しい技術は陳腐化しやすいのです。
これが、当社が開発するウェブ・システムのデメリットです。

 

システムとシステム会社の人生(?)綱渡り

ウェブと言われるものが生まれたのが1991年です。
そして、90年代後半には、ウェブ上でシステムが作られ、利用されるようになりました。
ウェブでないシステムはすでに広く使われており、システム会社はたくさんありました。
ウェブ・システムが流行するにはもう少し時間がかかりますが、基本的な知識や技術はこの頃から格段に増え、データベース・システムも便利なものが開発され使われるようになっていきます。

日本ではバブル景気の影響でシステムへの投資が多く、仕事の依頼が増え続けていた時期です。
しかし、その後ほどなくバブルは弾けました。
更に、世界的にテロが頻発したり、アメリカのリーマンショックが起こったりした影響で、システム会社が軒並み倒産する事態が発生しました。

システム会社が死亡の図

システム会社が死亡の図

システムはできた、使っている、しかしそのメンテナンスができるシステム会社は?
エンジニアは?
連絡がとれないとか、会社がなくなってしまったとか。
もしかしたら、まだシステムが作りかけなのに、システム会社が潰れてしまうようなこともあったかもしれません。

だから、お使いのシステムが仕様通りちゃんと出来上がって使えているということは、当たり前ですがラッキーだったのかもしれず、またそのシステムを開発した会社が継続してお世話をしてくれているのは、なかなかない幸運かもしれないのです。

小さく早く作るシステムは予算も時間も限られ制約に縛られることが多いので、削れるコストはとことん削って利益を確保しようとします。
では、何が削られるのでしょうか?
仕様書や操作説明書などのドキュメント(資料)作成が真っ先にやられます。
仕様は技術担当者の頭の中だけにあり、その人がいなければ他の誰もわからないなんてことはザラにあります。

暑苦しい話の合間に涼を…

 

システムをなんとかしたいと思ったら

今お使いのシステムをどうにかしたい、と思ったらどうしますか?

  • 不具合がずっと放置されているとか
  • 途中までしかできてないので、開発の続きをやって完成させたいとか
  • 完成してるけどもっと機能を追加したいとか

そんなことを思ったけれど、ではシステム会社にそれを相談することができますか?
できないとしたら、それはなぜでしょうか?

  • それまでの経緯から、信用ができないとか
  • 見積もり金額がどんどん上がるので別の会社に替えたいとか(替えたら見積もり額が下がる?)
  • 担当していた技術者がいなくなっているとか
  • システム会社自体がなくなってしまっているとか

当社が既存システムのことで相談を受けてお伺いして聞いたのは、大体このどれかです。
そして、ではシステムの資料はありますかと尋ねましたら、大体ないです。

仕様書も設計書もなく、操作説明書もなく、ただひたすらにそこにあるシステムの画面を見て、サーバーにあるプログラムとデータベースを調べるしかありません。

そんな感じですので、
「これこれの機能を追加したいので、お見積りをください」
と言われましても、簡単に見積もることができないのです。

では、見積もるために何が必要になるのでしょうか。

  • プログラム言語、フレームワーク、CMS、データベース、サーバーのバージョン・スペック等の確認
  • システムの内容解析(それほど詳細に、ではない)

まず、これです。
これをしないと、何のお話もできないのです。

急いで機能追加を依頼したいお客様には辛い話だと思うのですが、これをやらずには何もできません。
そして、これをやるには、お時間かかります。
お客様にすれば、ちょっとした機能追加をやってもらうのに、なんでそんなに時間かかるの?って感じになりますよね…。

しかし、未知の別会社が作ったシステムを、瞬時に理解して求められる機能を短時間できれいに追加することは不可能です。
まずは、

  1. 全体の確認
    (各種環境、バージョン、機能数などのシステムの全体的な把握)
    (さっくりです)
  2. お客様にとってよいと思われる対策の提示

ここまでは無料でやらせていただくことがほとんどです。
というのも、ここで単純に機能追加ができるのか、そうでないかを判断し提案させていただくことになりまして、そこでお客様がどう判断するかでこの後の作業が変わってくるからです。

では、当社であればどんな提案(対策の提示)を行うかと申しますと…
 A案:すべて作り直し
 B案:詳細な調査を行った上で、機能追加
このどちらかです。

「ちょっと機能を追加したい」と思っていたお客様に「全部作り直すべきです」とお伝えすると、そのお話は大体そこで終了します。ちーん。
そんなつもりではない、そんな費用も時間もない、ありえない。
そう思われることでしょう。

機能追加が可能なB案の場合でも、「詳細な調査や準備が必要です」とお伝えし、そのお見積りをまず提示するとお話が立ち消えに…。

しかし、意地悪とか儲けたいという気持ちで当社がそのような提案をするのではなく、やはりそこは、安全安心な状態でしっかりと業務をしていただくためには、そうすることが必要であるとシステムのプロが判断した結果を提示させていただいております。

ということで、今回の結論:

  • 既存システムの機能追加は、できるとは限らない
  • できるとしても、かなりの時間とお金がかかる
  • それでもやりますか? よくご検討ください。

以上です

システムの作り直しも視野に入れ、システムを使いたい、そのためにコストをかけてもよいのだ!とお考えの会社様は、ぜひ当社にご相談ください。

当社は、無茶や無駄な提案はいたしません。
費用も、ふっかけません。(必要な費用を見積もります)
現実的な、お客様にとっても当社にとってもいい感じの提案をさせていただきます。
よいものを得るためにはお金も時間もかかることをご理解いただき、ぜひ当社にご連絡を。
お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

システムを作る、使うことについて – 費用(コスト)編

 

 

 

お久しぶりの広報担当です!

気づけば元号変わってました。

時代が変わってた感…

 

有限会社奥進システムはウェブ・システムの開発会社です。

特に決まった業界や業種に特化していないので、お客様が作りたいと思うシステムを、その都度詳しく伺って作っていきます。
いろいろな仕事のお客様がおられるので、全然知らない、馴染みのない業種のシステムを作る場合は、業務知識ゼロからがんばって勉強しつつ作ることになったりします。

「どんなシステムを作るか」を決めていない代わりに、「どうやって作るか」という点は決めています。つまり、作り方についてはほぼ同じ方法でやると決めている訳です。
作り方が同じなら、例えば小麦粉と卵とバターを混ぜてこねると決めていたら、後はそれぞれをどれくらいの量にしてどのような形に仕上げるかを考えるだけです。

また、お客様の業界や業種を選んでいないと書きましたが、当社の規模で対応できるシステム開発案件の規模がありますので、あまり壮大なプロジェクトは無理です。
なので、お客様の企業規模という点では、おおよそ決まってきます。
当社は、中小企業と言われる規模のお客様がその多くを占めています。

さて、久々のブログ更新に前置きが長くなりましたが、システムを作って使っていくことのコストが今日のテーマです。

中小企業の経営者の方が自分の会社にシステムを導入したい、自社に合ったシステムを1から作りたいと思ったとき、どんなコストが発生するのか?

そんなことを、つらつらと語っていきたいと思います。

なんにもない、なんにもない…

お客様がシステムを作りたいと思い立ち、当社にお見積り依頼をいただいたとします。

お見積りは無料です。

ただし、お見積りをするためには、どんな機能のどんなシステムを作りたいかを明確にお伝えいただく必要があります。

例えば…

  • この伝票処理をもっと簡単に早くできるようにしたい
  • このデータをもっと簡単に早く検索したい
  • 過去のデータを複製、修正して再利用できるようにしたい
  • 遠隔地にある拠点間でデータを素早くやりとりしたい

と、こんな感じです。

そして、もう少し突っ込んで、

  • どのようなデータを現状どうやって使っているのか(現状分析)
  • 現状の何が問題なのか(改善ポイントの明確化)
  • 現状をどのように変えたいのか(システムの完成イメージ)

そんなことを伺っていきます。

ヒアリングはお見積りの作業の一環で、無料です。

しかし、材料の提供はお客様自身にお願いしていますので、お客様には最低限現状分析とシステム化のイメージは出していただくことになります。

それが難しい場合は経営コンサルタントみたいな人にお願いすることになるかもしれません。その場合は、その分のコストが発生します。

ちなみに、当社はコンサル業務はしていませんので、そのようなご依頼にはお応えできません…。

なんにもないところから現状の分析、その問題点の洗い出し、改善方法などを出していただく。

これ、実はお金はかからなくとも結構な苦労になる場合が少なくありません。
具体的な金額としては出てきませんが、これもコストの一環になると思っています。

最近はテレビ会議とか増えてきました

 

さて、開発

お見積りができました。

金額が見合えば発注いただいて設計、開発と進めていく訳ですが、ここで、開発費の内訳をご説明します。

開発会社によって多少変わってくるとは思いますが、当社の場合はこうです。

  1. 設計費
  2. 開発費
  3. 納品物の製作費

見た目にこだわるなら、これに「デザイン費」が追加になります。

(当社の場合は、社内システムが多いのでデザイン費をかけることは稀です。)

作り始めるとアイディアが浮かんできて、もっといろいろしたいと考えるかもしれません。

また、出来上がってみると「思ってたのと違う」ということもあるかもしれません。

そうなると、

  • 仕様追加費用(システムの機能を増やす、追加する)
  • 仕様変更費用(できているシステムの機能を修正、変更する)

が発生します。

作って作って作りまくるぜ、システム

 

 

システムを使い始める

システムを実際に使っていくには、必要なものがあります。

奥進システムが作るのはインターネットを使ったウェブシステムなので、まずシステムを載せてウェブで接続できるサーバーが必要になります。

①サーバー費用(レンタルサーバー)

次に、インターネットを使わなければならないので、通信費やネット回線の準備が必要です。

②通信費など(インターネット・プロバイダ契約とか)

そして、ブラウザが動くパソコン、これがなければシステムにアクセスできません。

③パソコンなどのハードウェア

また、システムは使い始めるとどんどんデータが溜まっていき、それはお客様にとっての大事な財産になりますので、もしもの時にそれが損なわれないようにしておくことが肝要です。
そして、もしもの時にはいち早く復帰できるように備えておきたいものですよね。

ということで、当社では最新のプログラムとデータのバックアップと障害時の対応をセットにした保守契約をお勧めしております。
保守契約に必要な費用は開発費の約10%とさせていただいております。

ちなみに、当社がサーバーをご用意し保守契約を結んでいただいた場合は、サーバー費を保守契約費に含み別にはいただきません。

④システム保守契約費用

また、システムにアクセスする場合のURLを、お客様独自のものにしたい場合は、ドメインの取得や管理が必要になり、それにも費用がかかります。

⑤ドメイン費用(取得、管理)

保守契約は本気でおススメします

 

実はこんなものも

ここまでは割と「そうだよね」と納得されるものだったかと思いますが、後から「あれ?」と気づくコストもあります。

来年1月にWindows7というOSのサポートが終了します。

Windows7が搭載されているパソコンは、もう誰もサポートしてくれなくなります。

ですので、後継OSを搭載したパソコンに替えていただきたいのですが、それにはOSを別に買って入れ替えるかパソコン自体を新しいOSが入っているものに買い替えることになります。
OSのサポート期限についてはかなり前からアナウンスされるのですが、普段なかなか気にすることもなく、ギリギリになってから焦ることは珍しくありません。

お使いのパソコンが買い取りなのかリースなのか、それによっても対応方法は変わってきます。

ウェブ・システム自体はWindowsのOSで動いていませんので当社が何かするということはなく、あくまでお客様が主体となって、安全安心にシステムを使っていただける環境を保っていただくようにお願いしております。

  • パソコンの買い替え費用

まーもうこれくらいだろうと思っているそこのあなた。

実は、まだあります。

割と落とし穴的なコストで恐縮ですが…

  • システムのバージョンアップ費用

これです。

 

システムはできたらおしまいではなく

少し専門的なお話になってとても恐縮なのですが、ぜひともお伝えしたいことなのでできればお付き合いをお願いします。

当社はPHPというプログラム言語でシステムを開発しています。

このプログラム言語には、バージョンがあります。後から後から、新しいバージョンが出てきます。

そして、プログラムを素でガリガリ書くのではなく、早く楽に開発するために、またセキュリティへの配慮などからフレームワークというものを使って開発しています。

当社が利用しているのは、CakePHPというフレームワークです。

そして、フレームワークにも、バージョンがあります。

もっと言いますと、システムのデータを持っているデータベースにもバージョンがあり、システムを置いているサーバーのOSにもバージョンがあります。

なぜバージョンが変わる(上がる)のか?

それは、より安全で便利にシステムを作り、使っていくための改良がなされるからです。

インターネットにアクセスするブラウザも同じです。最新版が一番よいのです。

ただ、いろんな条件を考慮していく中で、最新とそのひとつ前のバージョンぐらいが同居しているのは珍しくありません。
しかし、2昔前くらいになると脆弱性などの心配が出てきます。

当社は現在CakePHPのバージョン2で開発することが多いのですが、世間ではバージョン3が広まりつつあります。

まだバージョン1で稼働しているシステムもありますが、それについてはそのままそっとしておくか、できれば新しいバージョンに移行するのがお勧めです。

そのままの内容でバージョンを移行するか、もしくはこれを機に同等以上のシステムとして新しいバージョンで作り直すかの二択です。

この作業費が、「システムのバージョンアップ費用」です。

 

まとめ

ということで、今回の記事のまとめです。

システムを作って使うための費用(コスト)はこれだけあります。

作る(開発する):

  1. 設計費
  2. 開発費
  3. 納品物の製作費
  4. デザイン費
  5. 仕様追加費用(システムの機能を増やす、追加する)
  6. 仕様変更費用(できているシステムの機能を修正、変更する)

使う(運用する):

  1. サーバー費用(レンタルサーバー)
  2. 通信費など(インターネット・プロバイダ契約とか)
  3. パソコンなどのハードウェア
  4. システム保守契約費用
  5. ドメイン費用(取得、管理)
  6. パソコンの買い替え費用
  7. システムのバージョンアップ費用

システムのバージョンアップについてはまた別記事でお話をしたいと思います。

本日はこれにて。

記事更新はできてませんでしたが、システムの相談等は常に受付中です。

あなたからのご相談を、当社はいつでもお待ちしております。

 

 

 

 

 

行方を見守り、判決を待つ – 事件管理システム

事件も情報

今回ご紹介する事例は、弁護士事務所向けの事件管理システムです。

弁護士事務所に寄せられる様々な案件(刑事、民事とも)を登録し、それに関する情報も随時登録し、進行状況を確認することができるシステムです。

事務所に所属する弁護士や依頼人の情報も管理します。

進行状況も大事ですが、裁判になると期日の管理も重要になってきます。
弁論や調停、集会、判決前整理、和解もしくは判決など。審判や接見などもありますね。
それぞれがいつ、どこで行われ、誰が担当しているのか。

事務所内で仕事に関わる情報を共有し管理する一般的なシステムはあります。

しかし、弁護士の業務にぴったり合っていて、必要な機能だけを備えたシステムとなると、出来合いのものはまずありません。

また、出来合いのシステムを自分たち用にカスタマイズすると、かなり高額な費用がかかることは必須です。

 

 

システムのポイント

このシステムの一番のポイントは、弁護士の業務に特化していることですが、他に挙げるとしたら…

  • 事件の情報を登録し、関連する資料も登録できる
  • 各事件についての進行状況を一覧表示し、事務所全体の取り扱う事件が見渡せる
  • 複数の案件を担当していても、自分のToDoリストが期限の順番に表示、確認できる

ToDoリストなどはありがちと思われるかもしれませんが、その業種によってToDoに付加しておかなければならない項目が決まっていたりします。
それに対応して機能を設計するのが、オーダーメイド・システムの醍醐味ですね。

事件の陰にはシステムあり。

ノートも手帳もいいけれど、システムなら自分ひとりでなく事務所全員で情報共有ができるので、ToDoがたまってしまっているとか、他の人が担当しているのはどんな事件だとか、顔を合わす時間が少なくともシステムを通して他の人の業務が見えるのです。

ひとつの事件を複数の人で担当する時も、内容や資料はシステムに入れておけば「見ておいてね!」と声がけするだけでOK。

最近なら専用のサーバが要りますが、PDF形式ファイルやWord、Excelのファイルの中まで検索するシステムが構築できますので、資料が多いとか、過去のデータの再使用することが多いならオススメです。

今はどこの会社も過去に作ったファイルの整理が問題になっているようです。
「とりあえず電子ファイルにしとけばいいだろう」とWordやExcelで作ったファイルが、どこにどんなファイルがあるのか、ファイル名だけではわからなかったり、適切なフォルダに分けて整理されてなかったり。また、ファイル数も多くて保管する容量がたくさん必要になっていることも。
資産にするには無理がある状態…。
もしシステムにデータとして登録されていたら、キーワードで関係する資料を素早く見つけて再利用することが可能ですよ。

過去の資料を資産にするために

 

過去の事例や資料を大事に保管し、再利用していくためには、今やシステムは不可欠です。

人力でやるのはもったいない。

人は、人にしかできない仕事があります。

システムでできることは、システムに任せてしまいましょう。

大きなシステムでなくても充分です。システムをオーダーメイドで作ろうと思ったら、ぜひ有限会社奥進システムにご相談ください。

あなたからのご相談を、当社はいつでもお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

システムの種類について – もしくは「WEBシステムってなに?」

先日ある方とお話をしていた際に、途中からなんだか不思議な気分になり、そのまま話を続けているとそうなる理由が徐々に判明してきました。

その方と私はシステム開発について話していたのですが、私はWEBシステムの開発について話をしているつもりでも、相手の方はそうではなかったのです。

両者の前提が違っていたので、話しをしていてもどこかかみ合わないことがあり、それが私の不思議な気分を醸し出していたのでした。

なんでこうなるのの気持ちを表現

 

実は、システムには3つの種類があります。

  • スタンドアローンシステム
  • クライアントサーバーシステム
  • WEBシステム

当社はWEBシステムを専門に開発していますので、システムのお話をする際には常にWEBシステムのことをお話します。

ところが、お話している方がその時お使いのシステムは、スタンドアローンシステムでした。それ以外のシステムについてはご存じなく、そもそもシステムというものにいくつも種類があるということも知らずにおられました。

話しがかみ合わないはずです。

 

今は多くの職場でパソコンが使われていると思います。

そのパソコンに入っているシステム(≒ソフトウェア)で仕事をしていると思いますが、そのシステムの種類が3つあります。
あなたが今使っているシステムがそのうちのどれに当たるかを、下の図を見て考えてみてください。

歴史的に言うと、登場したのはこの順番です(さっきと同じ並び順)。

  1. スタンドアローンシステム
  2. クライアントサーバーシステム
  3. WEBシステム

パソコンの性能の向上や、ネットの技術の進歩に伴って、始めはスタンドアローン(「スタンドアロン」と伸ばさない言い方もあり)しか選べなかったシステムですが、クライアントサーバ(「クラサバ」と略すこともあり)やWEB(「ウェブ」と読みます)が登場してきました。

いつの時代も新しいもの好きさんがいたり流行があったりします。

また、情報セキュリティへの感心の高まりや配慮という流れもあります。

昨今はWEBシステムが全盛のようですが、組織ごとのポリシー等の関係で、3種類のシステムが混在しているのが現状です。

 

有限会社奥進システムはWEBシステムを専門に開発し提供している会社です。

お客様(になるかもしれない皆様)には、WEBシステムというものが何かを知っていただきたいと切に思っていますので、3つのシステムの種類についてここで順にご説明していこうと思います。

スタンドアローン

 

1台のパソコンにソフトウェアをインストールして使います。

ソフトウェア = プログラム + データベース

システムとして利用する際に、ネットワークを介して他のパソコン等につなぐ必要がないものです。

スタンドアローンとは、独りで(alone アローン)成り立っている(stand スタンド)という英語からきています。

システムに必要なプログラムとデータは、インストール後にそのパソコンの中に入っています。

データ = データベースの中身

システム = プログラム + データベース + データ

WordやExcelなどのOfficeソフトは、スタンドアローンのシステムです。

そのパソコンに入っていて、そこでしか使えないシステムが、スタンドアローンシステムです。

クライアントサーバ

 

プログラムの機能が多くなってくると、プログラムのファイルのサイズが大きくなってきます。

また、システムを使い続けるとデータベースの中のデータがどんどん増えてきて、増えたデータの中身を表示したり検索したりする作業がだんだんしづらくなってきます。

パソコンが高性能ならいいのですが、一般のオフィスに導入される多くのパソコンを全部高性能のものにするとお金がかかって仕方がありません。そこで考えられたのが、クライアントサーバシステムです。

高性能のサーバコンピュータを、それほど高性能でないクライアントコンピュータが共同で利用する仕組みです。

このシステムでは、サーバコンピュータとクライアントコンピュータのそれぞれに、専用のソフトウェアをインストールします。

データベースは、サーバの中にあります。

データベースのデータを使った難しい集計などの処理は、サーバの中のプログラムが受け持ちます。

クライアントは、集計結果を請求する・結果をもらう、と言ったそう難しくない機能のプログラムを動かします。

ただ、使う人は自分の操作がサーバとクライアントのどちらのプログラムを動かしているかはあまり意識することはありません。

WEBシステム

 

最後に、WEBシステムについてご説明します。

WEBシステムでは、プログラムとデータベースをサーバコンピュータにだけインストールします。

サーバへのプログラムのインストールは、通常システムを提供する会社が行います。

クライアントコンピュータでは、すでに入っているブラウザソフト(インターネット・エクスプローラなど)を使うことになりますので、システムのための特別なソフトウェアをインストールする必要はありません。

システムを提供する会社が、サーバの準備ができたと連絡してきたら、お客様はシステムを利用開始します。

インターネットに繋がる環境ができていて、ブラウザソフトが入っているパソコンがあればOK!

WEBシステムが選ばれる時、その理由の1つに、クライアントコンピュータへのプログラム・インストール作業がないことが挙げられます。オフィスにシステムを導入する際に、すべてのパソコンにプログラムをインストールするのは、なかなか時間のかかる大変な作業なのです。

そして、一旦すべてのパソコンにインストールができたとしても、パソコンが壊れて入れ替えになったり、新人さんが入って新しいパソコンが導入される度に、インストール作業をまたやらなければなりません。

WEBシステムなら、インストールは不要ですから、パソコンが新しくなろうと、新人が何人入ってこようと、オフィスではそれに伴う作業をする必要がありません。

また、プログラムを変更したり修正したりしても、サーバのプログラムだけが新しいものに入れ替われば、クライアントのパソコンからはどれでもがその新しいプログラムを即座に利用できるようになります。

インターネットの利用が盛んになった今、多くのシステムがWEBシステムに移行してきています。そのことを「クラウド化」と表現したりします。

しかし、よいことばかりではありません。

WEBシステムはブラウザを通して利用するシステムなので、ブラウザによって制限を受けることがあるのです。もしブラウザに不具合があって、それによってシステムが上手く使えない事態が発生しても、システム開発会社はブラウザの開発や配布には関わっていないので、ブラウザの不具合をどうすることもできません。

また、インターネットを利用するシステムなので、ネットがつながらないとシステムが使えません。

WEBシステムは、インターネットという現代的なインフラに依存した、現代的なシステムなのです。

WEBシステム開発、当社の場合

有限会社奥進システムWEBシステム開発と、ホームページ制作の両方をしています。

いろんな会社様の、様々なシステムを開発し、提供してきました。

また、ホームページについてのご相談もあり、ご予算に応じて制作させていただいています。

その中で、ドメイン管理やメールアドレスの管理などもさせていただいています。

お客様は、中小企業様が一番多くを占めています。

WEBに詳しいお客様は多くありません。ですので、できるかぎりわかりやすいようにご説明して、ご提案して、予算やスケジュールの調整もいたします。

これから初めてWEBシステムを作りたい。

ホームページも作ってみたい。

みんなのメールアドレスを作って、使いたい。

 

そんなご相談をまとめてお受けしています。

受発注管理、在庫管理、顧客管理、勤怠管理などのシステムをお考えの中小企業の経営者様

専門学校などの教育関連事業のシステムを検討されている法人のシステム担当者様

ネットショップの運営を改善したいとか、社内の連絡網の構築が悩ましいとか、従業員・パート・アルバイトのシフト管理を楽にしたいとか、そんなお悩みもぜひ一度当社にご相談ください。

ホームページついても、何かお困りであるとか改善したいとか、そんなご相談も受け付けています。

システム開発もホームページ制作も、当社ホームページに掲載しきれていない、たくさんの事例がございます。

WEBシステムでお仕事をよりよくしたい!というあなたのご相談、お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご意見、いただきます! – 会議前アンケートシステム

 

今回のテーマは「根回し」

日本全国に会員がいる、もしくは支社がある会社さんが、年に1回「総会」と称する会議を行い組織の運営などの関わる重要な議題について話し合うとします。

普段から顔を突き合わしている人同士でもなく、住む土地の常識や習慣も違っているもの同士が集まります。

会場までの往復にかかる時間とお金もバカになりません。

年に一度のこの会議では、参加者の意見をしっかりまとめて、きっちり決を採りたい。

しかし、時間が限られている。

今日は、そんな会議を運営するお客様からのご依頼で開発したシステムについてのお話です。

 

会議前に決をとっておく

会議の議題は最多で10件とのことでした。

議題の内容や参加者によって、あっさり議決できるときもあれば、持論を長々と展開したり話し合いが紛糾して長い時間がかかったりといろいろです。

会議の運営者であるお客様は、効率的参加者が納得しやすい仕組みづくりを考えました。

そして思いついたのが、あらかじめ賛成/反対を表明しておいてもらう、というシステムです。

名付けて、「会議前アンケートシステム」

参加者全員に、会議の前にシステムを利用してもらい、まずは議題を確認してもらいます。

表示する項目は下記の通りです。

  1. 議題タイトル
  2. 議題の内容説明
  3. 補足資料(PDFファイルなど、必要な場合のみ)

このセットが、最大で10件表示されます。

参加者はこれを見て、決められた期間内に各議題の賛成/反対を登録します。

  1. 賛成/反対
  2. 理由説明(50文字程度)

そして締め切り後、参加者それぞれの意見がすべて公開されます。

 

何が画期的だったか

なんといっても、会議をやる前にすでに賛成と反対の数がわかっていることです。

じゃあもう会議する必要ないねということではなくて、各議題についての賛成と反対はまだ議決ではなくて、それを踏まえた上でやっぱり会議は行われます。
すべての議題で多数決で決まるというものではないからです。

あらかじめ登録された意見をもとに議論をすると、予備知識が入っているので話が早く進みます

また、会議の運営者は参加者の登録した内容をシステムから出力して参照しながら進行を行うことで、賛成・反対双方の意見を取りこぼさずに引き出し議論することに成功しました。

今までは、会議の席で初めて顔を見る参加者があったり、自分の意見を表明できない不満があったりしましたが、システムを通して全員が自分の意見を表明する機会を得、お互いの意見を知り、運営側はそれらをまんべんなくすくい上げることができました。

システムがあったので、参加者の登録した内容や議題を、手書きせずに一覧表にまとめることができました!
(登録データをシステムから、CSV形式ファイルとして出力しました)

決して複雑なシステムではありませんが、このシステムを会議で利用することは参加者・運営者双方によい意味で衝撃的な変化をもたらしたのでした。

(ちなみに、やっぱりなかなか登録してくれない参加者もいたので、運営者からは何度か催促する必要はありました)

(議題によっては運営者が参加者にもっと詳細な意見を聞いたりしたこともありました)<=== 根回し!

 

ということで、会議の根回しにシステムを利用してみてはいかがでしょう?

ウェブ・システムなら日本全国、地球の裏側からでもご利用いただけます!

ウェブの強みってなんだと思われますか?

沢山あると思いますが、

  • 時間に縛られない
  • 場所に縛られない

という2点は大きいと思います。

今回の事例では、会議の参加者それぞれが、指定された期間中の好きな(都合のいい)時に、好きな(都合のいい)場所で意見表明を行いました。

もしかしたら、会議当日にどうしても参加できない人も、不在者投票のようにあらかじめ意見表明をすることができたのです。

これと似たようなことができれば、改善されるお仕事や職場はありませんか?

もし思いつくことがあれば、それをぜひ有限会社奥進システムにご相談ください。

ウェブでお手伝いできることがあれば、駆けつけて提案をさせていただきます。

ちなみに、当社も時間や場所に縛られない働き方を求めて日々チャレンジしています。
そんな当社だから、お手伝いできることがあると考えています。

御社からのご相談、お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

システム開発会社の選択基準

こんにちは!

2か月もご無沙汰してしまって、すみませんでした。
やはり、年度末の3月と年度始めの4月はバタバタですね…。

さて、久々のシステム開発あれこれブログですが、今回はなかなかハードなテーマでお送りいたします。

そのテーマとは『システム開発会社の選択基準』です。

 

皆さんは、システムを導入したいとき、システムを改善したいとき、どんなシステム会社をどのような基準で選びますか?

その為には、どのような情報をいかにして集めますか?

今回の記事はあくまで選ばれる立場から書くものですので、当てはまらないところや足りないところがあるかもですが、それについては後でこそっと担当者にお知らせいただければ幸いです。
(で、こそっと記事を直しておきますので)

 

さて、システム開発会社です。

どうやって選びましょうか。

ポイントになりそうな部分をいくつか挙げてみます。

  1. 価格
  2. 相場(感)
  3. 納期
  4. 会社情報
  5. 今までの実績
  6. 技術力
  7. 提案力

それぞれについて、詳しく考えていきましょう。

価格

 

なんと言っても、これでしょう。

システム化に当たって、発注しようとする会社さんには、取れる予算というものがあります。

これこれ、このようなシステムを作りたいんだが、とシステム会社に見積もりを頼み、その金額が予算に合うかどうか考える訳ですね。

予算と見積もりを比べて、安過ぎると怪しいし、高過ぎれば支払えません。

個人事業主と法人を比べれば、一般に個人事業主の見積もりの方が安くなります。(一部のスーパー個人事業主を除きます)

それはなぜかと言えば、個人事業主は個人でやられてますので、その方がもし仕事の途中で倒れたらその開発案件はとん挫する可能性があったり、後々のフォローも他の案件で手がいっぱいならしてもらえるとは限らない、要は個人が責任を持てる範囲が法人に比べて小さいので、見積もりの金額もそれに合わせて小さめになるのです。

では、法人の場合はどうかと言いますと、規模の大小はありますが法人ですのでひとりでやってるのではないと言うことで、担当者が不在や多忙の場合でも他の担当者を立てて対応することができると言う建前があります。事務所を構えて法人格を維持しているということは、それなりの維持費人件費その他いろいろかけつつ開発環境を作って仕事に当たっていますので、仕事をする際にはそれなりの金額となる訳です。

どちらがいいとは一概に言えません。

安さを求めて個人の方を選ぶことも、信頼感を買う意味で法人を選ぶこともあります。

選択の基準は金額だけではありませんので、複数社からあまり違わない見積もりが出てきた場合には、金額以外の要素を検討していきます。

 

相場(感)

すでにシステム導入経験があったり、実はシステム会社にいたことがあったりする方がシステム導入の見積りを見た時、「この金額はありえない…」と思うことがあるかもしれません。

また、常々システム導入を考えて情報を集めていると、出てきた見積もり内容に不審を抱くことがあるかもしれません。

もし「あれ?」と思うことがあれば、その見積もりを出してきた会社や担当者に、その根拠や理由を尋ねてみてください。

お金を出す方がそれを訊くのは当然のことです。

ただ、そこで注意していただきたいのが、尋ねる方の経験や知識でその見積もりや根拠をどれくらい検証できるかということです。

IT関連業界は日進月歩です。

昔取った杵柄がいつまでも通用するとは限りません。

その経験やその知識が、今使えるものであればそれをもって見積もりの妥当性を量ることができます。しかし、そうでない場合は、提案してきたシステム会社といくら話をしても平行線になってしまうかもしれません。

納期

もし、決まった時期にシステムを導入しなくてはならない場合、その納期に間に合わせてくれるシステム開発会社にお願いしたいですよね。

実は二か月かかるシステム開発作業を一か月でやるとなると、人員を通常3人でやるところを6人にしてやるなどするわけですので、期間が半分になるからと言って費用が半分になるということはありません。

内容にもよりますが、段階的な導入で当座の〆切を凌いでいく方法なども可能かもしれませんし、慌ててシステムを作ると何かと不具合が起こりやすくはなってしまいますので、スケジュールについては充分考えていただきたいところです。

大体において、急ぐと価格は高くなります。特急料金になります。

システムのことに明るくなく、すぐできると思ってたけど違うのか、がっかり、というケースもままありますので、システム導入の相談の際には早め早めを心がけていただくと、システム開発会社は喜びます。

他の仕事との調整も発生しますので、事情は説明しつつ、お互いにできることを話し合い、建設的な雰囲気でいけることが理想です。

会社情報

今や小さな会社でもホームページを持っている時代になりました。

システム開発会社、特にIT系バリバリのシステム開発会社であれば、自社のホームページは持っていて公開していることでしょう。

システム開発を依頼できる会社かどうか、そのホームページを見て、「会社概要」などのタイトルのページをご確認ください。

従業員が何人くらいいる、どんな事業をやっているのか、得意な分野は何か、社長はどんな顔か…勿論場合によりますが、ホームページの会社情報は、お見積り以外のその会社を選ぶために使える情報です。

何かあった時にすぐに連絡できるのか、来てくれるのか、という点が心配なら所在地が近いところにある会社がよいでしょう。

しっかりした大きな会社に任せたいなら、創業年・資本金・従業員数などの数字をチェックするかもしれません。

ホームページを持っているのが普通の時代になっているからこそ、IT系の会社はそのホームページをきちんと整備しておいた方がいいと言う会社もあれば、そこにこだわらない会社もあります。

あなたはどこに着目されますか?

今までの実績

前項の会社情報に似て、よくホームページに掲載されている「今までの開発実績」「開発事例」などです。

会社のパンフレットにも掲載しますね。

そのどこを見て欲しいかと言いますと、

  • 依頼したいシステムと似たシステムの開発実績があるかどうか

はもちろんですが、

  • 取り引き先が自社と似ているかどうか

当社であれば、大企業というよりは中小企業向けのシステム開発実績が主になります。
もしくは、大企業グループの中の組合とかでしょうか。

大企業のシステム、特殊な業務のシステムは、開発する会社を選ぶと思いますので、その辺をチェックする、またはシステム開発会社の営業に尋ねてみてください。

技術力

システムの専門家でない発注側ではなかなか判断しづらいところではありますが、そのテの実績があるのかなどから推測することになるかと思います。

詳しい技術的なことは聞いてもわからないかもしれないのですが、その際にはシステム開発会社の営業さんがどんな説明の仕方をするのか観察してみてください。

もし発注すれば、しばらくかもしくは長期間つきあうことになる担当者です。

システム素人相手にどんな説明をしてくれるのか、こちらの不安や不満をわかってくれるのか、それもシステム開発会社としての技術力だと思います。

システムをきれいに仕上げる技術力は、あって当然です。

最初の説明から開発中のやり取り、納品時の対応など、すべてにおいてシステム開発会社の技術力が試されます。(少なくとも当社はそう思っています。)

また、当社は特定業種に特化したシステム会社ではないので、お仕事をいただく度にその会社の業務内容を聞き取って仕様に詰めていく技術力が必要です。

宣伝になりますが、当社がモックアップ(システム模型)を先に作って仕様を確認いただくという作り方をするのも、当社の技術力の一端であると思っています。
お客様と円滑に仕様を作り、ご確認いただき、開発していくために敢えて作った工程がそれなのです。

提案力

今までの話しに重複するところがあるかもしれませんが、システム開発にあたっては価格や納期など条件がいくつかあることが普通だと思いますので、それをクリアできるような提案力を持つ会社を選んでいただきたいと考えています。

予算に限りがあり、見積もり価格とかけ離れていたとすれば、それをどう近づけるか、またはお客様の事情を伺って予算の取り方や時期などをご提案するとか。

納期がどうしてもここでないと、という場合には、どのように進めていけばそれに間に合うか、間に合う体にできるのかとか。

不正なことはもってのほかですし、お客様のご都合を無視したことも開発現場を無視したこともダメです。

できないことも、できると言ってはダメです。

いろいろと考慮して、建設的で、お客様の満足度が高まるような提案をしてくれる、そんなシステム開発会社がいいと思うのです。

 

さてさて、自らの首を絞めているかもしれないようなことをつらつらと書いてしまいましたが、システム開発会社選びには、困っていらっしゃることが多いと思いますので、かなり私情が入っているかもしれませんがこのようなテーマを選んでみました。

ちなみに、有限会社奥進システムは中小企業向けのお仕事に関わるシステムを得意としています。
受発注管理システム、見積書作成などを行う営業支援システム、在庫管理システム、顧客管理システムなどです。
ショッピングサイト制作や、ホームページ制作もやってます。

弊社と話してみたい! 頼んでみたい! ちょっと相談したい! と思ったあなたはぜひ下記をクリックしてください。3営業日以内に担当者よりご連絡差し上げます。

長文におつきあいいただき、ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

回覧、一発!- 申し送りシステム

シフト制で何人もの人が働く職場では、常に同じ人がいる訳ではないので、コミュニケーションの取り方に工夫をしているところがたくさんあります。

何か伝達事項があったとき、もし全社員がそろって朝礼に参加しているなら、その場で一度に全員に伝えることができます。

しかし、朝番と夜番があって、社員によって出社する時間がずれていると、全社員に伝えたいことをどう伝えればいいと思いますか?

  1. 人に伝達を依頼
  2. 社内掲示板
  3. 社内観覧板
  4. 一斉メール送信

思いつくのは、これくらいでしょうか。

1から3までは、アナログな方法ですね。人数が少ない職場なら問題ないことが多いのかなと思います。

4でやっとICT技術が登場です。ただこれは、全社員が、仕事で使えるメールアドレスを持っていることが前提になります。(個人メールを仕事に使うことは、職場によってはOKですが、厳密に言うと区別することが望ましいです)

しかし、すべての方法に共通する問題があります。

伝えたい相手にちゃんと伝わって、読んだかどうかの確認を確実に行うことが難しいということです。

そこで、このようなお悩みをシステムで解決した事例ですが、今回は福祉事業所の申し送りシステムをご紹介します。

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その事業所は30人前後の利用者さんがおられる支援施設で、きめ細かなサービスを提供するために職員同士で各利用者さんの情報を伝えあって共有を図っていました。

具体的にどのような方法を使っていたかといいますと・・・

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ノートの回覧でした。

誰かが他の職員に伝えたいことを連絡用のノートに書き、所定の場所に置いておきます。

すると、他の職員はそのノートを時間がある時に読んで、既読がわかるように文末にサインをするかハンコを押しておくという流れです。

さっきの話しでいうと、2+3+αって感じでしょうか。

ちなみに、この職場では、ノートに書いてみんなに伝えることを「申し送り」と言います。

 

この方法を何年も続けていたこの施設さんは、このことについて改善したいと思うことがありました。

それは下記の3つの点です。

  • 全員に伝えたいことが、全員に伝わらないことがある
  • 誰に伝わっていないのか判断しづらい
  • 過去の履歴を参照できない

やはり、確実に全員に伝えたい!伝わっているかを確認したい!という強い要望がおありでした。

また、内容によっては、過去に同じような内容の申し送りがあったか調べることで、経験を共有したり過去の事例を参考にするということができれば、業務改善につながるのではないかと考えていました。

 

 

施設長:なぁなぁ、こんな感じのシステムって作れる?

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奥進システム:作れますよー。作りましょうかー?

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っと、こんな感じでご相談があったので、作りました。

申し送りシステム

システムの機能:

  • 職員マスタ(全職員を登録)
  • 申し送り送信(送信先選択、送信済データの開封確認機能つき)
  • 申し送り受信
  • 申し送り一覧表示
  • 申し送り内容検索(複数キーワード、あいまい検索に対応)

システムの機能としては、かなりシンプルです。

このシステム、実は職員の日報システムに組み込まれていまして、毎日最低一回はすべての職員(お休みの人を除く)が使うシステムなので、自分が目を通すべき申し送りが来ていたらすぐにわかる環境がありました。

また、職員のみなさんは普段からシステムに慣れてよく使っておられたので、この申し送りシステムもすぐに慣れてよく使っていただくことができました。

それから、システムはインターネットを使ったウェブ・システムだったので、実はネットにつながる環境であれば施設の外にいてもシステムに入って利用することができる(利用するためのIDとパスワードは厳密に管理されています)ので、非番や出張の際にも申し送りを確認することができるようになりました。

 

申し送りのシステム化。

シンプルな機能ですが、働く現場にとっては大きな業務改善となりました。

情報共有の大切さ、ありがたさが実感できる事例となりました。

 

在庫管理とか、顧客管理とか、そんな情報管理システムももちろん大切ですが、普段の職場でのやりとりやノウハウなども、実は管理して利用していくべき大事な情報資産です。

ぜひぜひ、そのあたりのシステム化をご検討ください。

有限会社奥進システムでは、いつでもご相談承ります!

お待ちしておりまーす!

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見通しが大事 – イベント告知システムの改善

奥進システムは名前の通りシステム会社なので、ホームページ制作をさせていただく際にも、ちょこっと便利なシステムを提案させていただくことが多いです。新規のシステム提案だけでなく、既存のシステム改善提案もいたします。

今回取り上げる事例もホームページ制作のお客様ですが、そのホームページには以下のシステムが組み込まれていました。

  • お問い合わせ(よくあるお問い合わせフォーム)
  • イベントカレンダー(研修や講座の告知と、参加申し込みフォーム)
  • 新着情報管理システム(ニュースとか新着情報をかんたん管理するシステム)

年間を通してたくさんの研修会や講座を開催されるお客様で、ホームページを見に来られる方も半分以上がその方面の情報を得るためにサイトに訪問します。

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このホームページに設置しているイベントカレンダーは、毎月のイベント情報を、一か月単位で確認できる機能があります。

前の月や翌月をさっと見ることもできるので便利ではありますが、お客様と訪問者が「不足している」と感じるものがありました。

もやもやとしたものを抱えたお客様先の担当者さんとお会いして、そのもやもや・・・もとい「不足している」ものは何かを話し合いました。

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担当者:なんか足りないんです。もやもやするんです。

(奥進)営業:何が足りないんでしょうか・・・? 詳しくお聞かせください。

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担当者:シリーズの講座があって、年に6回開催されます。1回目、2回目が終わっても、3回目以降でスケジュールが合えば参加できるんですが、3回目以降が何月かとか、わからないから調べにくいんですよね。うーん、この調べにくさをなんとかしたい!

(奥進)営業:なるほど・・・承知しました。イベントカレンダーシステムを改善しましょう!

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一か月ごとのイベントカレンダーではちょっと不便ちょっとモヤモヤする・・・。

じゃあ、年間の予定を通しで見ることができる、

年間カレンダー

を作成しましょう!

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どのような年間カレンダーにするか? ということで、2つの提案をしました。

  1. 登録されているイベントのデータを、自動で1年分並べて表示する
  2. 自由なフォーマットで年間カレンダーデータを別個で作成してもらって、そのデータを表示する

今回のケースでは、2番目を選択されました。

 

ということで、月のカレンダー(デフォルトでは当月)の表示場所のすぐ下に、年間カレンダーへのリンクを追加して、リンクをクリックされたら年間カレンダーページを表示するようにしました。

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お客様は、研修や講座の種類ごとに年間予定表を複数用意して、その全部を年間カレンダーページにいっぺんに表示できるようにしました。

このカレンダーシステムの改善は、参加希望者から「わかりやすくなった」「行事予定の見通しがついて、申込予定が立てやすくなった」と評判をいただきました。

それほど大きなシステムの修正(機能追加)ではなかったので、改善の効果に比べてかかった費用は少なく、コストパフォーマンスがいい事例となりました。

今お使いのシステムに不満があるとき、システムを全面的に見直すことが常に最善とは限りません。

まずはご相談ください。

困りごとの内容、かけられるコスト、使える方法など、あらゆる方面から考え、提案をさせていただきます!

システムに困っている会社様、システムの困りごとを募集しています!

今のシステムの使えるところ、よいところは活かしつつ、業務を改善していく方法を考え、模索していくお手伝いをさせてください。

有限会社奥進システムは、そんな会社です。お問い合わせください!

ホームページの制作事例はこちらです。

システムの開発事例はこちらです。

 

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言いましたよね? – 相談管理システム

ここは、とある生活相談センターです。

生活していて不安なことや心配なことについての相談を受け付けています。

今日も不安げな顔つきの相談者がやってきました。

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受付:どうなさいましたか? まずはお名前を教えてください。

相談者:だざいです。

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受付:ありがとうございます。では、少し掛けてお待ちくださいね。

受付から相談担当者に来訪者の名前が告げられました。

初めてではないらしいので、前に来られた時の履歴を調べます。

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履歴はExcelファイルで保存されています。

相談担当:えーと、前に来られたのがいつか聞いてもらえる?(年月日をファイル名につけているので、時期がわかれば早く見つかる)

問題その1 すぐに目的のデータが見つからない。

 

相談担当:あー、ありがとう。見つかった、見つかった。これだ。お待たせしましたー。

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相談者:あの…。

相談担当:はい。今日はどうなさいましたか?

相談者:人生がうまくいかないようで・・・。

相談担当:前回の面談からその後どんな感じでしたか?

今回も履歴で残さないといけないお話しがたくさんありそうでした。

 

また別の日には・・・

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受付:こんにちは。お名前をお願いいたします。

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相談者:毎回言わないといけないのね?

受付:はい、お願いしまーす。

相談者:安田まりーです。

ところが、今度は前の履歴がなかなか見つかりません。

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やっと見つかって、相談開始です。

相談担当:えーと、前回は家計簿をつけることを提案させてもらいましたね。

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相談者:あら、それはこの前に言ったはずです。私には無理なんです。

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相談担当:あ、あれ、そうでしたか。すみません。じゃあ、別の方法を・・・。

(前回は別の担当者が応対したのか、その履歴を見落としていたよ)

似たような相談が他にもあれば、もしかしたら別の人の履歴によい解決方法があるかもしれません。

しかししかし、たくさんあるExcelファイルの中身を、相談者を前にしていちいち開いて確認していては時間がかかり過ぎます。

問題その2 データを活用しきれない

 

そうこうする傍らで、実は電話での相談も入ってきます。

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大変です。

 

相談受付業務自体も大変なんですが、それに付随する仕事が結構あります。

  • それぞれの相談内容を決められた書式で書き、Excelファイルにして残します。
  • 必要な時にその書いた紙かExcelファイルを取り出します。
  • 更に、一か月ごと半年ごとと決まった期間で受け付けた相談内容を集計します。

これらの仕事が円滑にいかないと、相談業務が滞ってくるのです。

 

 

とまあ、相談の履歴データを管理するだけでも、いろいろと考えないといけないことがご理解いただけますでしょうか?

 

現在、何かのデータをExcelやWordのファイルで蓄積し、管理しているという会社や事業所はたくさんあると思います。

手書きよりはいい状態です。書いてあることが読めないということはありませんし、何度でもきれいに印刷することができます。

しかし、内容を検索する、素早く取り出すことに難点があります。

これができるかできないかで、データとして使えてるか使えてないかが決まるのです。

 

大きなシステムを作るほどのことではなく、現在人力でなんとかなっている…でも、担当者が交代してしまったら、どうなりますか?

Excelファイルが破損してしまったら、どうしますか?

受付の書式が変更になったら、前のデータはどうしますか?

データを整理して、使いやすい環境を作る。

そんな小さなシステム開発でも、有限会社奥進システムは対応いたします。

本来の業務に集中し、その質を上げていくために、システムに任せられるところはシステムで済ませていただきたい。

人は、人しかできない仕事をしなければもったいない。

そう考えています。

今の業務で、システム化できるところがあるのではないか? そう思ったら、まずはご相談ください。

いつでもお待ちしております!

 

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あなただけに… – 受発注管理システム

有限会社奥進システムは、中小企業様向けの業務管理システムの開発をやっています!

と言っても、「業務管理システム」ってなに?と思われる方、おられると思います。

「業務」を「管理」する「システム」

具体的に言えば、受発注の注文管理や、商品の在庫管理などです。
通信販売サイトを作ることもあれば、トラックの配車管理、教育関係の相談受付システムなんかもお作りいたします。
毎日お仕事されている方がしたいことは、実はどれも似通っています。
お仕事の内容が違うと、微妙な違いは出てきますが、本質的なところは似ていることがとても多いのです。

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パッケージというソフトウェアやシステムは、その似ているところを最大公約数(または最小公約数)のようにまとめてつくられているもので、よくある機能は大体含まれています。
そして、値段は安めの場合が多いようです。

受発注を管理するシステムが欲しいな~と思った時、ふらりと大手電気店に入っていき、ソフト売り場を見る。
あるいは、最近なら「受発注システム」をネットで検索してみる。

なんか、ありますよね。

パッケージとして、いろんな「受発注システム」が見つかるので、そういうものを使った方がいいのかと思って問い合わせてみたり、中身を詳しく確認してみたら、または実際に導入してみたら…意外に、「使えない」ことが多いのです。

なぜでしょうか?

そのパッケージには、それぞれの会社が持つ特徴を考慮した機能が用意されていないからです。

会社によって、扱う商品は当然違います。
また、同じような商品でも、売り方や販路が違えば、システムに期待する機能が違ってきたりします。
グループ会社や親会社がある場合、子会社がある場合、得意先を考慮したい場合
単品販売のみの場合、セット商品を売り出している場合、使い方などの教育を付加価値にしたい場合
その他 いろいろ…

パッケージ製品に少し手を入れたいと販売元もしくは開発元に問い合わせをした場合の回答は、おおよそ次のどれかになります。

  1. 変更・修正には対応しない
  2. 変更・修正の場合は別見積もりで対応

当社にシステムのご相談をしていただき、パッケージ製品と当社提案を比較されるお客様の反応は、おおよそ次のどれかになります。

  1. めっちゃ高いやん!(パッケージならもっと安いものがいっぱいある)
    -パッケージ製品の問い合わせ前
  2. めっちゃ安いやん!(パッケージのカスタマイズに比べたら全然安い)
    -パッケージ製品の問い合わせ後

結果として、当社に真剣にシステムの相談をいただくのは、おおよそこんなお客様となります。
(全部ではありません。パッケージ製品に関連しての場合のみです。)

  • パッケージでは使いものにならないのでオーダーメイドで
    -パッケージでは変更・修正ができない
  • パッケージのカスタマイズ費用が高額過ぎて話にならないので1からオーダーメイドで
    -パッケージのカスタマイズより高いコストパフォーマンスを求めている

何が言いたいかといいますと…

「オーダーメイドのシステムを開発した方が、コスパがいいことってあるんですよ!」

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ってことです。

あなただけのためのシステムを、あなただけにお作りする。
そんなオーダーメイドのシステム開発は、実はコスパが絶対悪いなんてことはないのです。

もしあなたがそんな先入観をお持ちであれば、それはぜひ一度普通ゴミの日に出していただきたい。
(普通ゴミだと思いますが、違ってたらすいません)

パッケージ製品を利用して、実際の業務とのズレにストレスを感じているあなた。

パッケージ製品のカスタマイズ費用に呆然となっているあなた。

1からのシステム作りの相談をどうやればいいのかわからずに悩んでいるあなた!

ぜひぜひ一度、有限会社奥進システムにご連絡ください。

有限会社奥進システムは、中小企業の経営者様の味方です。
御社の業務改善、業務の効率化、仕事をする上での困りごとの解決をお手伝いいたします。

これまでのシステム開発実績はこちらをご覧ください。

あなただけのシステムをお作りいたします。

あなたからのお問い合わせを、お待ちしております!

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