当社がウェブ・システム開発を専業にしているからそう感じるのかもしれませんが、今は業務で使うシステムでウェブ・システムを採用しているところが大分増えていると思っています。
勿論、社内にサーバーを置いて使っているサーバー・クライアントシステムもまだあるだろうし、何ならスタンドアロンでソフトウェアをPCにいちいちインストールしているケースも残ってはいると思いますが、いろんなソフトウェアが買い切りのインストール方式から最新版をダウンロードしてくるサブスクリプション方式になったりしている昨今です。
会社のPCやタブレット端末はネットに繋がっているのがデフォルト(初期状態)になり、ネットの利用がもはや当たり前というか、それがないと業務に支障がでるというのが実情ではないでしょうか。
ネットって便利ですよね。
いつでもデータは最新のものがすぐに手に入るし、その場にいなくても仕事を進めることができるし、無料で使えるサービスがたくさんある。(正確にはプロバイダ料などが発生している)
ただ、その便利さの半面、スキを狙ってついてくる輩による犯罪が激増しています。
身近な例では近所の大きな病院のシステムが被害にあって1ヶ月以上使えない状態に陥ったとか、ビール会社が製造できなくなって業界全体に影響が出てしまったとか、この頃大きなニュースになるネット犯罪が次々に起きています。
昔は頭のいい子供が面白おかしくいたずらするようなイメージだったのですが、この頃は大人の技術者であるハッカー集団が仕掛けてくる凶悪犯罪になっています。
いつからそうなったのかをAIに聞きながら調べてみたら、コロナ禍で在宅ワークが増えた辺りが分岐点だったようです。
確かに、あの時は出社してはまずいが業務を止めることもまずいので、どうにか在宅でできる仕事はどんどんリモートでできるように変えていったために、ネットを使ったシステムが一気に増えたことが、悪意のあるハッカー集団にとっては好機になったところがあるのでしょう。
当社のような受託開発で提供するシステムも、テレビでコマーシャルをして沢山の顧客を持つシステムも、作り方としては大きな違いはありません。
今はそれらはSaas(サーズ)と言われる方式で、ウェブ・システムの1形態です。
プログラム言語で書かれたプログラムが集まったシステムがあり、そこからデータを出し入れするデータベースがあり、画面を表示する静的なHTMLと動的なJavaScriptがある。
そんな構成です。
またプログラムは、ただ文章をだらだらと書くのではなく、ブログ記事が書くように一定の枠というかテンプレートのようなもの=フレームワークを使うことが一般的になっています。
なので、もう一度書き直すと、
プログラム言語で、フレームワークを使って書かれたプログラムが集まったシステムがあり、そこからデータを出し入れするデータベースがあり、画面を表示する静的なHTMLと動的なJavaScriptがある。
・プログラム言語
・フレームワーク
・データベース
・HTML
・JavaScript
これらはすべて、いくつかの種類があったりバージョンがあったりしています。
記述のための規約が変わったり、そのものの機能が変わるのでそれを使うための書き方が加わったり、またぜい弱性が見つかってその部分を修正したりすることで、更新されていきます。
バグ(不具合)のないプログラムはありえないので、それが使われ始めてからも見つかったバグを直すことが続くのと同じで、プログラム言語なども不具合やセキュリティホールといったぜい弱性が見つかったらそれを直すことが継続的に行われます。
システムとプログラム言語で直し方が違う点もあって、システムなら保守契約がある限りはバグ対応をし続けるのですが、プログラム言語は小さな修正と大きな修正を分けて対応します。
小さな修正は、マイナーバージョンアップ。該当箇所の書き換えです。
大きな修正は、メジャーバージョンアップ。全体的な見直し、書き換えです。
そして、バージョン番号によって、いつまで対応するかの期限があります。
期限を迎えたバージョンは、どんなぜい弱性が見つかっても、もう修正してもらえなくなります。
えー、では、そのバージョンを使っていて、ぜい弱性があったとしたら…どうすべきか? 新しく、よりよいバージョンに乗り換える、がその答えになります。
折角作ったシステムですが、新しいバージョンの乗り換えるためには大抵作り直すことになります。
プログラム言語その他のシステムを構成するものたちは、どんどんバージョンアップしていきます。
なぜか?
それは、サイバー被害のもとになるセキュリティ対策を組み込んだり、新しい技術を組み入れたりを継続的にしていくからです。
新しいバージョンで作ったシステムは、より安全に、より便利になります。
それは例えば、電話に似ています。
昔は黒電話だったけどプッシュ式になり、コードレスになり、パコパコ携帯が生まれ、今はスマートフォンの時代になりました。
古いスマートフォンはOS(基本ソフトウェア)やアプリケーションのアップデートがされなくなり、新しいアプリケーションをインストールすることもできなくなります。
システムもそれとよく似ています。
似ているついでに続けますが、では古くなったスマートフォンを、そのまま、いつまで使い続けましょう?
新しい機種はどんどん生まれてきます。
新しいアプリもどんどん生まれてきます。
その流れに乗り、便利に安全に快適にスマートフォンを使い続けるためには、時期を見てスマートフォンを買い替えていかなければなりません。
システムもまさに同じなのです。
現代生活でスマートフォンを数年ごとに買い替えることが当たり前なら、システムも同じです。
一度作ったシステムを10年も15年も20年も使い続けるのは、もはやナンセンスです。システムはスマートフォンと同じで、買い替え・作り替えをしていくものだからです。
スマートフォンの買い替えを家計の中で計画するように、会社のシステムも作り替えるための計画を持つ必要があると思うのです。
計画をしておかないと、そのコストをいきなり喰らうのが辛過ぎるからです。
当社では既存のお客様にシステムの作り替えについてのお話をさせていただくとともに、新規のお客様に対してこれまでの保守に追加してそう遠くない作り替えへの備えについての提案をさせていただくことにしました。
業務をやりやすく、スムーズにするためのシステムが、安全で快適なものでいるためには、その更新について考えておかなければならない時代です。
システムの提案を行い、開発して提供したら終わりではなく、その後の長い運用に寄り添っていきたいのです。
そのためのパートナーとして、当社を選んでいただければがんばります。
今の時代にWEBシステムを使うということはこういうこと、というお話でした。


























