システムの種類について – もしくは「WEBシステムってなに?」

 

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先日ある方とお話をしていた際に、途中からなんだか不思議な気分になり、そのまま話を続けているとそうなる理由が徐々に判明してきました。

その方と私はシステム開発について話していたのですが、私はWEBシステムの開発について話をしているつもりでも、相手の方はそうではなかったのです。

両者の前提が違っていたので、話しをしていてもどこかかみ合わないことがあり、それが私の不思議な気分を醸し出していたのでした。

なんでこうなるのの気持ちを表現

 

実は、システムには3つの種類があります。

  • スタンドアローンシステム
  • クライアントサーバーシステム
  • WEBシステム

当社はWEBシステムを専門に開発していますので、システムのお話をする際には常にWEBシステムのことをお話します。

ところが、お話している方がその時お使いのシステムは、スタンドアローンシステムでした。それ以外のシステムについてはご存じなく、そもそもシステムというものにいくつも種類があるということも知らずにおられました。

話しがかみ合わないはずです。

 

今は多くの職場でパソコンが使われていると思います。

そのパソコンに入っているシステム(≒ソフトウェア)で仕事をしていると思いますが、そのシステムの種類が3つあります。
あなたが今使っているシステムがそのうちのどれに当たるかを、下の図を見て考えてみてください。

歴史的に言うと、登場したのはこの順番です(さっきと同じ並び順)。

  1. スタンドアローンシステム
  2. クライアントサーバーシステム
  3. WEBシステム

パソコンの性能の向上や、ネットの技術の進歩に伴って、始めはスタンドアローン(「スタンドアロン」と伸ばさない言い方もあり)しか選べなかったシステムですが、クライアントサーバ(「クラサバ」と略すこともあり)やWEB(「ウェブ」と読みます)が登場してきました。

いつの時代も新しいもの好きさんがいたり流行があったりします。

また、情報セキュリティへの感心の高まりや配慮という流れもあります。

昨今はWEBシステムが全盛のようですが、組織ごとのポリシー等の関係で、3種類のシステムが混在しているのが現状です。

 

有限会社奥進システムはWEBシステムを専門に開発し提供している会社です。

お客様(になるかもしれない皆様)には、WEBシステムというものが何かを知っていただきたいと切に思っていますので、3つのシステムの種類についてここで順にご説明していこうと思います。

スタンドアローン

 

1台のパソコンにソフトウェアをインストールして使います。

ソフトウェア = プログラム + データベース

システムとして利用する際に、ネットワークを介して他のパソコン等につなぐ必要がないものです。

スタンドアローンとは、独りで(alone アローン)成り立っている(stand スタンド)という英語からきています。

システムに必要なプログラムとデータは、インストール後にそのパソコンの中に入っています。

データ = データベースの中身

システム = プログラム + データベース + データ

WordやExcelなどのOfficeソフトは、スタンドアローンのシステムです。

そのパソコンに入っていて、そこでしか使えないシステムが、スタンドアローンシステムです。

クライアントサーバ

 

プログラムの機能が多くなってくると、プログラムのファイルのサイズが大きくなってきます。

また、システムを使い続けるとデータベースの中のデータがどんどん増えてきて、増えたデータの中身を表示したり検索したりする作業がだんだんしづらくなってきます。

パソコンが高性能ならいいのですが、一般のオフィスに導入される多くのパソコンを全部高性能のものにするとお金がかかって仕方がありません。そこで考えられたのが、クライアントサーバシステムです。

高性能のサーバコンピュータを、それほど高性能でないクライアントコンピュータが共同で利用する仕組みです。

このシステムでは、サーバコンピュータとクライアントコンピュータのそれぞれに、専用のソフトウェアをインストールします。

データベースは、サーバの中にあります。

データベースのデータを使った難しい集計などの処理は、サーバの中のプログラムが受け持ちます。

クライアントは、集計結果を請求する・結果をもらう、と言ったそう難しくない機能のプログラムを動かします。

ただ、使う人は自分の操作がサーバとクライアントのどちらのプログラムを動かしているかはあまり意識することはありません。

WEBシステム

 

最後に、WEBシステムについてご説明します。

WEBシステムでは、プログラムとデータベースをサーバコンピュータにだけインストールします。

サーバへのプログラムのインストールは、通常システムを提供する会社が行います。

クライアントコンピュータでは、すでに入っているブラウザソフト(インターネット・エクスプローラなど)を使うことになりますので、システムのための特別なソフトウェアをインストールする必要はありません。

システムを提供する会社が、サーバの準備ができたと連絡してきたら、お客様はシステムを利用開始します。

インターネットに繋がる環境ができていて、ブラウザソフトが入っているパソコンがあればOK!

WEBシステムが選ばれる時、その理由の1つに、クライアントコンピュータへのプログラム・インストール作業がないことが挙げられます。オフィスにシステムを導入する際に、すべてのパソコンにプログラムをインストールするのは、なかなか時間のかかる大変な作業なのです。

そして、一旦すべてのパソコンにインストールができたとしても、パソコンが壊れて入れ替えになったり、新人さんが入って新しいパソコンが導入される度に、インストール作業をまたやらなければなりません。

WEBシステムなら、インストールは不要ですから、パソコンが新しくなろうと、新人が何人入ってこようと、オフィスではそれに伴う作業をする必要がありません。

また、プログラムを変更したり修正したりしても、サーバのプログラムだけが新しいものに入れ替われば、クライアントのパソコンからはどれでもがその新しいプログラムを即座に利用できるようになります。

インターネットの利用が盛んになった今、多くのシステムがWEBシステムに移行してきています。そのことを「クラウド化」と表現したりします。

しかし、よいことばかりではありません。

WEBシステムはブラウザを通して利用するシステムなので、ブラウザによって制限を受けることがあるのです。もしブラウザに不具合があって、それによってシステムが上手く使えない事態が発生しても、システム開発会社はブラウザの開発や配布には関わっていないので、ブラウザの不具合をどうすることもできません。

また、インターネットを利用するシステムなので、ネットがつながらないとシステムが使えません。

WEBシステムは、インターネットという現代的なインフラに依存した、現代的なシステムなのです。

WEBシステム開発、当社の場合

有限会社奥進システムWEBシステム開発と、ホームページ制作の両方をしています。

いろんな会社様の、様々なシステムを開発し、提供してきました。

また、ホームページについてのご相談もあり、ご予算に応じて制作させていただいています。

その中で、ドメイン管理やメールアドレスの管理などもさせていただいています。

お客様は、中小企業様が一番多くを占めています。

WEBに詳しいお客様は多くありません。ですので、できるかぎりわかりやすいようにご説明して、ご提案して、予算やスケジュールの調整もいたします。

これから初めてWEBシステムを作りたい。

ホームページも作ってみたい。

みんなのメールアドレスを作って、使いたい。

 

そんなご相談をまとめてお受けしています。

受発注管理、在庫管理、顧客管理、勤怠管理などのシステムをお考えの中小企業の経営者様

専門学校などの教育関連事業のシステムを検討されている法人のシステム担当者様

ネットショップの運営を改善したいとか、社内の連絡網の構築が悩ましいとか、従業員・パート・アルバイトのシフト管理を楽にしたいとか、そんなお悩みもぜひ一度当社にご相談ください。

ホームページついても、何かお困りであるとか改善したいとか、そんなご相談も受け付けています。

システム開発もホームページ制作も、当社ホームページに掲載しきれていない、たくさんの事例がございます。

WEBシステムでお仕事をよりよくしたい!というあなたのご相談、お待ちしております。