ウェブ解析士ネタを振り返る(2015年6月~2016年8月)

昨年3月に初級ウェブ解析士の資格を取り、6月に上級ウェブ解析士になることができました。
それから1年と少しの間、ウェブ解析士としてどんなことをしてきたのかを、ほぼ自分のための振り返りとして書いてみます。

ウェブ関連のセミナーを受講したのは7回で、そのうちの3回が資格の更新要件になるアップデートにみなされるものでした。

協会活動への協力として、初級ウェブ解析士のテキストの校正と試験問題作成のお手伝いをしました。

また、協会のアンケートに答えて、Amazonギフト券をゲットしました!

資格を取得した時点では、協会の無料会員ですが、昨年12月に今年の会費を納めたので正会員になっています。

で、実際にウェブ解析士としてどんなお仕事をしてました?という点が重要かと思いますが、正直に言うとそんなにばりばり解析してたということはないのでした・・・。

Googleアナリティクスを使ってアクセス解析レポートを作るというのは、提案はしましたがまだ受注していません。社内向けに自社サイトのレポートを定期的に出そうと、その雛形をやっと作ったところです。

顧客向けには何度か提案のために小さめのサンプルレポートを作りました。

どのような内容のレポートにするのか、価格設定をどうするのか、いろいろ悩むことが多くて、他社さんの情報を調べて参考にさせてもらっています。また、セミナーではばりばり活躍している講師の方に出会えるので、そこで得た情報もとても参考にさせていただいています。

ホームページ制作や運用の仕事は常時やっていて、資格取得後は明らかにサイトを見る目が変わりました。それは、ウェブ解析士になる前に学んだ知識や技術も併せてのことですが、サイトの目的や使い方を意識して考えたり提案したりするようになりました。

ただ、いかんせん数字に弱い・・・。
試験でも計算問題が本当に不得意な上に、Googleアナリティクスの使い方もまだまだなので、セミナーを受講したり書籍やウェブの情報を参考にしてずーっと勉強しています。

どれもまだまだではありますが、資格取得前と比べたら、かなりの変化というか進歩はしていると思います。

最近の自分のトレンドは、数字にとらわれない、お客様に有益なウェブの提案をいかにするか?を考えることです。

自社と顧客を見回しても、数字にシビアなネットショップなどは現状なく、ほぼBtoBのサイトです。
コンバージョンは問い合わせ数ぐらいしか思いつかないのです。

しかし、例えば製造業なら商品ページを見てもらいたいのでは?と考えて、人気ページの中の商品説明ページに注目したり、実績を見てもらいたいなら、どのような経路で実績を見て去っていくのかを確認したり。

中小企業のホームページなので派手な内容も数字もありませんが、サイトを無駄にせず、目的を見失わず、育てる運用、提案ってどんなだろうと考えます。

そこには、シビアな計算よりも必要な要素が結構あるような気がしている今日この頃です。

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ちなみに、上級以上の解析士は、2年の間に資格更新の要件を満たさないといけないことになっています。

資格更新のために自分に足りないのは、アウトプットの活動なんですよね。

それ以外の要件は大体OKなので、今年の後半は足りてないアウトプットをどうやるかをテーマにして行動していこうと思っています。
何が出てくるか、乞うご期待。

今回の記事を書くために、合格から今までの活動を調べたので、覚書として詳細を下に書いておきます。それから、更新要件が協会のサイト内でなかなか見つからなかったので、また確認したくなるであろう自分のために、協会のサイトから写しておきます。

ウェブ解析士としての自分、伸びしろがありまくりです!

これからもがんばりまーす。

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上級ウェブ解析士合格から今までのあゆみ(~2016年8月)

2015年6月19日 上級ウェブ解析士に合格

2015年6月27日 『実践型Webマーケティング(基礎編)』セミナー 受講

2015年9月   初級ウェブ解析士認定試験公式テキスト第7版(2016年度版)第2章の校正に協力

2015年9月19日 『担当者と決裁権者の心をつかむ企画書や提案書作成講座 』 受講(資格アップデート講座)

2015年10月9日 「美しいウェブサイトの作り方」出版記念セミナー 受講

2015年10月20日 ブログ・FBの活用セミナー 受講

2015年10月   初級ウェブ解析士試験 問題作成に協力

2015年11月13日 第15回「自社サイトをコストで終わらせないために」セミナー 受講(資格アップデート講座)

2015年12月   2016年のウェブ解析士協会の会費納入

2016年5月21日 第17回「自社サイトをコストで終わらせないために」セミナー 受講(資格アップデート講座)

2016年8月23日 Googleアナリティクス実践講座 受講

 

 

資格更新の要件

▼上級ウェブ解析士以上の方の資格維持条件
・以下の条件をすべて満たすことが資格維持条件となっております。
※上級講座2日目の最後に「資格維持」として講師よりご説明をしております。
※ウェブ解析士マスターは上級の上位資格に位置づけられるため、上級ウェブ解析士資格維持条件を満たしていただく必要がございます。

1)二年に一度の「勉強会等での発表」(アウトプット活動)
※セミナー講演や記事執筆等含む。
※勉強会等に含まれるものは以下の「勉強会での発表の定義」をご確認ください。

<「勉強会等での発表」の定義>
・ウェブ解析士認定講座、協会認定オープンセミナーでの講師
・ウェブ解析・ウェブマーケティング関連勉強会での講師
・同関連セミナーでの講師(主催問わず)
・同関連記事・コラム執筆(WEB・紙メディア問わず)
・同関連書籍・研究レポート執筆
・初級・上級ウェブ解析士公式テキスト執筆
・協会募集の資格維持対象となる活動報告
・クライアントへのウェブ解析及びマーケティングコンサルティング活動

<補足>
・自主主催(※)及び協会主催の講師等どちらでも構いません。
※自主主催は、社内勉強会等のクローズドなものでも構いません。
※クライアント様へのウェブ解析コンサルティング業務に関しましては、内容により勉強会等での発表とみなすことが可能です。
詳しくは申請フォームより業務概要をお知らせください。

2)二年に一度のアップデートへの参加(インプット活動)
※対象のアップデートセミナーについては下記ページをご参照ください。
http://www.web-mining.jp/rest/update/update-past.html
※参加ができない方々のために、正会員向け動画配信もご提供しています。
※正会員の方は、提供されるセミナー動画の視聴をもってアップデート参加をしたと見なします。

3)ウェブ解析士協会会員であること(2012年9月より新たに追加)
※会員には、無料会員と正会員(年会費6,480円(税込・2014年4月1日より)の二種があります。
いずれの会員も対象となります。

4)協会公認上級ウェブ解析士の義務と会員規約を守ること

上記資格維持条件の「1)勉強会等での発表」及び「2)アップデートへの参加」の皆さまの活動状況について、協会へのご報告(活動報告)をお願いいたします。
▼資格維持条件を満たしていない場合
・上級ウェブ解析士・ウェブ解析士マスターとしての「資格が失効(無効)」となります。

<失効に伴うデメリット>
・上級ウェブ解析士、ウェブ解析士マスターとして名乗ることができなくなります。
※協会としての第三者認定証明ができなくなり、WEB上の認定者一覧にも掲載ができなくなります。

 

 

 

言いましたよね? – 相談管理システム

ここは、とある生活相談センターです。

生活していて不安なことや心配なことについての相談を受け付けています。

今日も不安げな顔つきの相談者がやってきました。

dazai_osamu

受付:どうなさいましたか? まずはお名前を教えてください。

相談者:だざいです。

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受付:ありがとうございます。では、少し掛けてお待ちくださいね。

受付から相談担当者に来訪者の名前が告げられました。

初めてではないらしいので、前に来られた時の履歴を調べます。

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履歴はExcelファイルで保存されています。

相談担当:えーと、前に来られたのがいつか聞いてもらえる?(年月日をファイル名につけているので、時期がわかれば早く見つかる)

問題その1 すぐに目的のデータが見つからない。

 

相談担当:あー、ありがとう。見つかった、見つかった。これだ。お待たせしましたー。

dazai_osamu

相談者:あの…。

相談担当:はい。今日はどうなさいましたか?

相談者:人生がうまくいかないようで・・・。

相談担当:前回の面談からその後どんな感じでしたか?

今回も履歴で残さないといけないお話しがたくさんありそうでした。

 

また別の日には・・・

marie_antoinette

受付:こんにちは。お名前をお願いいたします。

hospital_uketsuke

相談者:毎回言わないといけないのね?

受付:はい、お願いしまーす。

相談者:安田まりーです。

ところが、今度は前の履歴がなかなか見つかりません。

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やっと見つかって、相談開始です。

相談担当:えーと、前回は家計簿をつけることを提案させてもらいましたね。

marie_antoinette

相談者:あら、それはこの前に言ったはずです。私には無理なんです。

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相談担当:あ、あれ、そうでしたか。すみません。じゃあ、別の方法を・・・。

(前回は別の担当者が応対したのか、その履歴を見落としていたよ)

似たような相談が他にもあれば、もしかしたら別の人の履歴によい解決方法があるかもしれません。

しかししかし、たくさんあるExcelファイルの中身を、相談者を前にしていちいち開いて確認していては時間がかかり過ぎます。

問題その2 データを活用しきれない

 

そうこうする傍らで、実は電話での相談も入ってきます。

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大変です。

 

相談受付業務自体も大変なんですが、それに付随する仕事が結構あります。

  • それぞれの相談内容を決められた書式で書き、Excelファイルにして残します。
  • 必要な時にその書いた紙かExcelファイルを取り出します。
  • 更に、一か月ごと半年ごとと決まった期間で受け付けた相談内容を集計します。

これらの仕事が円滑にいかないと、相談業務が滞ってくるのです。

 

 

とまあ、相談の履歴データを管理するだけでも、いろいろと考えないといけないことがご理解いただけますでしょうか?

 

現在、何かのデータをExcelやWordのファイルで蓄積し、管理しているという会社や事業所はたくさんあると思います。

手書きよりはいい状態です。書いてあることが読めないということはありませんし、何度でもきれいに印刷することができます。

しかし、内容を検索する、素早く取り出すことに難点があります。

これができるかできないかで、データとして使えてるか使えてないかが決まるのです。

 

大きなシステムを作るほどのことではなく、現在人力でなんとかなっている…でも、担当者が交代してしまったら、どうなりますか?

Excelファイルが破損してしまったら、どうしますか?

受付の書式が変更になったら、前のデータはどうしますか?

データを整理して、使いやすい環境を作る。

そんな小さなシステム開発でも、有限会社奥進システムは対応いたします。

本来の業務に集中し、その質を上げていくために、システムに任せられるところはシステムで済ませていただきたい。

人は、人しかできない仕事をしなければもったいない。

そう考えています。

今の業務で、システム化できるところがあるのではないか? そう思ったら、まずはご相談ください。

いつでもお待ちしております!

 

snorkeling_woman

 

 

 

 

 

 

 

 

人生いろいろ データもいろいろ – データファイルの話し

システムとは

system_integration

 

 

システムというのは、たくさんのデータを効率よく、間違いなく、扱う仕組みです。

システムは、どんな形式(かたち)でデータを持っているかご存知ですか?

データの持ち方によって、メリット・デメリットがあり、扱いの違いがあり、システムの値段にも関わってきます。

データベース

データをデータベースというシステムに入れて管理する方法があります。

データベースにはいろんな種類がありますので、また詳しくは別の独立した記事にしたいと思いますが、ここではざっくりとして説明をしておきます。(WEBアプリケーションでのデータベースについて限定のお話しです)

  • メリット
    ちゃんとしたデータが、ちゃんと蓄積される。
    データを探したり、追加・削除するのが楽ちん。
  • デメリット
    扱いが面倒。
    利用する環境を選ぶ。

データを扱うなら、データベースを使うのが安心です。

データの整合性をとってくれたり、データ同士のつながりを保持してくれたりしますし、しっかり管理してくれているので沢山のデータがあっても目的のものを素早く取り出すことができます。

しかし一方では、データベースを操作するためにプログラム言語とは別の言語(SQL)の知識が必要だし、ちゃんと設計しないといけません。(今主流のリレーショナル・データベースの場合)

また、使うためにはサーバにインストールしておかなくてはならず、インストールできない環境では使えません。

デキるやつではありますが、それなりに扱いに注意と技術が必要です。

ファイル

ファイルといってもいろいろあります。

テキストファイル、PDFファイル、画像のJPEGファイルやGIFファイルなど、その種類はとてもたくさんあります。

データをファイルで持つメリットとデメリットを考えてみましょう。

  • メリット
    扱いが楽ちん。
    データベースほど扱う環境を選ばない。
  • デメリット
    おかしなデータが混じる可能性が高い。
    データを探したり、追加・編集・削除はやりにくい。

それぞれの特徴

その中で、システムでデータとして扱う代表的なファイルはと言えば、Excelファイル、CSVファイル、PDFファイルの3種類です。

  • Excelファイル
    OfficeソフトのExcelで開いて編集できるファイル形式です。
    決まった書式にデータを当てはめて出力したい場合や、Excelの機能を使って集計したい場合に使います。
  • CSVファイル
    Excelで開いて編集できる形式ですが、書式情報は含まれません。
    Excelがなくても開いて編集することができます。とてもシンプルな形式です。
    他のシステムとやりとりする場合には、シンプルなこの形式を選ぶことがよくあります。
  • PDFファイル
    Adobe社の無料閲覧ソフトで開くファイルです。編集するためには、また別のソフトウェアが必要になります。
    決まった書式にデータを当てはめて出力したい場合に選ばれることが多く、Excelファイルとの違いは、編集しないことが前提になっているところです。

システムでデータファイルを扱う時、手間がかかるのはこの順番です。

PDFファイル > Excelファイル > CSVファイル

つまりは、手間がかかるファイル形式の方が、作る時の値段も高くなります。

実のところ

システムを作る時にはデータベースやファイルを組み合わせることが多く、どれかひとつを選ぶことはほぼありません。

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選ぶとすれば、ためたデータを取り出す場合です。

売上データや商品一覧、社員名簿などのデータを取り出して見たい時、

  • どんな形式が適しているのか?
  • どんな形式がより安いのか?

取り出すことが多い場合は、どの形式を選ぶかによってシステム全体の開発費用が大きく変わります。

費用は、PDFファイルが一番高いのは、先にお伝えした通りです。

PDFファイル > Excelファイル > CSVファイル

システムのご相談をいただく場合、帳票としてデータを取り出したい、分析をしたいなど、いろんな要望がおありだと思います。

その時は、そのためにどんなファイルの形式がいいのか?を考えていただきたいのです。

また、ご相談いただきたいのです。

ご相談の内容によっては、データを出力しないで、画面で見るだけでも済んでしまうことがあるかもしれません。

その分の費用は、軽くなるかも。

有限会社奥進システムにご相談いただければ、ご要望やご予算に合わせて、そんなご提案もさせていただきます。

なんでもかんでもPDF、どれでもこれでもExcel、そんな安易な決め方ではなくて、取り出すデータの内容や取り出した後の使い方にこだわって、ファイル形式を選びましょう。

小さなシステムから大きめのシステムまで、
ちょこっとしたデータからそこそこでっかいデータベースのデータまで、
いろんなシステムとデータに詳しいのは有限会社奥進システムです!

システムとデータのことについてのご相談は、いつでも受け付けております。

どうぞお気軽に。

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