もう、少し前のお話になりますが、Googleジャパンが被災され安否不明になっている人の所在を確認する為に、避難所にいる人や安否を求められている人などをパーソンファインダーというサービスに登録する作業のお手伝いをしました。
Picasaウェブアルバムという写真共有サービスを利用して一般公開されている写真に写る名前その他の情報を、コメント欄にテキスト情報として書き込んでいき、次の手順でそのテキストをパーソンファインダーに入力していくというものです。
スタッフのひとりがその作業ボランティアの募集を見つけてきて、私が写真からテキストを起こす部分のお手伝いをしました。
同じ写真に対して重複して作業をしないように、まず作業開始時にその旨をコメントに書き込みます。
アルバムの写真を見て、作業開始が書き込まれていないものを選んで作業を始めるのですが、ボランティア希望者が多いので作業対象の写真はどんどん減っていきます。
中には避難所の柱に貼られた何枚もの尋ね人の紙を写した写真があり、不鮮明で字が読み取れないものもありました。
また、避難所名簿として出されているものも、データが重複しているものがありました。
被害が甚大なので、完全な名簿を作ることは不可能と思われますが、少しでも使えるデータであれば使わなければもったいない。
数時間お手伝いして書き起こした名簿は、二日ほど後に無事別のボランティアの手でパーソンファインダーに入力されました。
パーソンファインダーを使うと名前の一部や携帯番号でも登録されているデータが検索でき、安否の確認や提供ができます。
実際にこのパーソンファインダーで安否確認が取れたということが聞かれています。
まさに今ならできる素晴らしいサービスのひとつではないでしょうか。
また、一緒に作業されたボランティアの方の熱意も素晴らしかったと思います。
被災から二週間が過ぎ、求められる支援の情報がいろいろと伝えられるようになってきました。
息長く復興に向けた支援をしていきたいと思います。
差し当たり、無駄な買占めや自粛はしないで、日々の仕事を精一杯やっていきましょう。
常にできることはないか?というアンテナを掲げながら。